あらすじ
下巻では、快楽と抑制のなさについて、「すぐれた友とは『もう一人のその人』である」とする友と愛について、また幸福と幸運・不運について、そして「善美」の徳について考察する。いずれも善く生きるための倫理学書でありながら、『ニコマコス倫理学』とは異なる結論が導かれる本書の独自性の解釈について、また『ニコマコス倫理学』に対する位置づけなど、詳細な解説が付く。
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Posted by ブクログ
共通する章を持ちながら、その結末から『政治学』の方へ誘導する『ニコマコス倫理学』とは異なり、人生の幸福を説いて終わる『エウデモス倫理学』は、その成立時期が争われているそうです。
先に『エウデモス倫理学』をものしたアリストテレスが『政治学』へ導く必要性を感じて『ニコマコス倫理学』を顕わしたのか、『政治学』への発展を不要とする別パターンとして『ニコマコス倫理学』の後に『エウデモス倫理学』を顕わしたのか。
『エウデモス倫理学』がアリストテレスの自作であることが明確になった今、先後が問われることとなったとのことです。
いずれにせよ両者の顕わす価値はそれぞれにあるので、どちらも学べるのであれば、学んでおくのが良いと思います。
古今、何人がこの本を読んできたことでしょう?
その末端に繋がることができた喜びに心が震えます。
わたしの推しはアリストテレス。
在りし日のテレスの姿をいろいろ見てみたい♡
〔作品紹介〕
下巻では、快楽について、「すぐれた友とは『もう一人のその人』である」とする友と愛について、また幸運と幸福について、そして「善美の徳」について考察する。いずれも善く生きるための倫理学書でありながら、『ニコマコス倫理学』とは異なる結論が導かれる本書の解釈そのものについて、また『ニコマコス倫理学』に対する位置づけなど、世界的な論争も踏まえた詳細な解説が付く。