【感想・ネタバレ】いつかニルヴァーナでのレビュー

あらすじ

あなたは、罪を犯したことがありますか? そして、その罪を今でも後悔していますか? 早坂千弦はアイドルグループ『クインテイル』の熱烈なファンだった。推しの瑠璃香にはどんな時でも幸せでいてほしい、それだけを願っていたのに、その願いは叶わなかった――千弦が目を覚ますと、真っ白な空間に一人の女性が立っていた。神使と名乗るその人物は、千弦が二十七歳で死んだという……『レゾンデートルの祈り』の著者の新たなる地平。人間の罪と死に、深く真摯に向き合った祈りと再生の物語。 今村翔吾さんプロデュース、「秘境の文筆家」(宮崎県椎葉村)プロジェクトから生まれた第一弾、魂がうち震える長篇小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

罪の重さ、罪への感情に正解も絶対もないんだなと思った。
誰もが裁かれない程度の罪を犯したことがあるはず。本来重く裁かれるはずの罪も背景によっては世間的な赦しがあったり、自分が犯した罪に見合わない傲慢な人も、逆に自分を思い詰めすぎる人もいて、それが当然なんだろう。
もちろん罪は犯さないのが1番だけれども、自分や他人の罪と向き合うことや、その時何を感じるかがどれほど難しいことなのか考えさせられた。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的にすごく好きな作品だと思いました。
死んだら天地中界へ、と始まる。ラノベには良くあるけど一般文芸としては珍しい始まり方だなと気になりながら読みはじました。

主人公の千弦は地獄界から来世を変えるために、魂の修行を行い始める。
来世を変えるため、だったけれど修行を通して自分の過去や自分の犯した罪に向き合う千弦。
なんで自分が地獄界なんだよ、と思っていたけれど自分がそこに行くことになった理由に気づいていく。
物語を通して、どちらかと言えば悲壮感のある内容。けれど、瑠璃香の明るさによって爽やかさが出て読みやすいと感じました。

そして本作を読んだ多くの人は好きになる場面だと思いますが、p.302で3頭の鹿が千弦に寄ってくる。鹿たちは千弦の家族ではないか?そう言われた千弦の気持ちを思うと胸にぐっとくるものがありました。そうして最後、現れる鴉は千弦の生まれ変わりなのでしょうか。彼は二つあげて畜生道へ、そして鴉になり一頭の鹿に会いにきた。
最初は家族に会いにきたのかと思ったのですが、この鹿は神使となった瑠璃香なのか?そう考えましたが実際のところはどうなのでしょうか。気になります。
すごく読みやすいけれど、胸に残る素敵な作品だと思いました。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラノベっぽいなと思ったら、ラノベ出身の著者だった。
いや、ラノベ軽く見てるわけではないけど苦笑。
なんならつい最近、カクヨムで書籍化されてるラノベが思いの外面白くて読破したし。元々ラノベから読書好きになってるし。
『罪』とはなんぞや?
本書を読んで思い浮かべたのが先日読んだ『ラブカは静かに弓を持つ/安壇美緒 著』
『正しい』ことが『正しい』のか?
ラブカだと優しい人たちが幽霊たちに裁かれまくるんだな。苦笑。
作中でも言っていたけど、『善』も『悪』も結局は人が作ったルールではないか。
「時代が違えばきっとこの殺しは仇討ちとして讃えられるべき行為だっただろう」
だからといって、これが認められることとは言わないが。
『どうあっても超えてはならない一線』というのがある。
それが『ルール』だろう。
ショージのセリフ「誰かが犯そうとしている罪を鏡にして、自分が犯した罪と向き合って、人の罪を阻止するに足る器を持てるように修行してるか?」
人のふり見て我がふり直せとはよく言ったものだ。
わざわざ難解な漢字を使っていたり表現使っていたりとラノベだなあ、wと思うところもあったが、すごく救いのある物語だったと思う。
ぜひ、アニメでも実写でもいいので、映画で観てみたい。

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2026年06月12日

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