あらすじ
警視正のキャット・フランクは昔気質の刑事だ。事件現場を歩き、容疑者の眼を見ることが捜査の核心だと信じている。新設の捜査チームを率いることになった彼女は、ロックという名の人工知能に出合う。この新世代の「捜査官」は、ホログラムの体をもち、統計データに基づいて事件解決を支援するのだという。刑事の直感を信じるキャットと、刑事の直感など根拠のない思い込みにすぎないと切り捨てるロック。相反するふたつの頭脳が火花を散らし挑むのは、ありふれているようで、どこか異様な未解決失踪事件……。英国推理作家協会賞受賞、二十一世紀の最前線をゆく傑作警察捜査小説!/解説=村上貴史
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Posted by ブクログ
かなり面白かったです。AIの解釈に些か疑問を感じる部分もありましたが、本作が2023年刊行と言われると確かにまだChatGPTも登場したばかりで、AIが自律して反抗しうると考えられなくもないと思いました。
実は4部作ということで、第2部を非常に楽しみにしております。
Posted by ブクログ
★5 AI捜査官と昔気質の刑事がバディを組むとどうなるか? 近未来AI警察小説 #瞬きすら許さない
■あらすじ
女性刑事で警視正のキャットは町長より特別な指令が下る、AIの捜査官と一緒に未解決事件を追えとの命令だった。捜査対象は若い男性が行方不明になった案件、事件か、事故か分からない。
キャットは長年の経験と直感に基づいて捜査方針を出すも、ロックという名のAIは信憑性が低いと一蹴する。反目し合う彼らは難事件を解決できるのか…
■きっと読みたくなるレビュー
★5 AIと刑事がバディを組んで事件を捜査する近未来警察小説。よくできてる、おもろい!
物語の大筋としては、未解決事件を捜査するという非常にオーソドックスな警察小説。そこにAI捜査官が一緒に捜査するとどうなるかってのが、一番のポイントですよね。
でも正直そのあたりも想像通りの展開だと思っていただいてOK。昔気質の「直感」で動く刑事と、データ分析をもとにすべて「数値」で判断するAIがタッグを組む。当然ぶつかりあうし、ギクシャクした関係性になるんだけど、捜査が進むうちに理解が進んでいく… という流れです。
この価値観の違いがやっぱり面白くてさー、キャットのイライラする気持ちがよくわかる。彼女がロックに負けないんすよね~ 実際彼女は自らの経験から人間のする行動ってのがよーーーく分かってんのよ。さらにAIに対する個人的な思いもあってさ、何でもかんでもAIってうるせえよって思っちゃうよね。
しかしロックも負けてない、とんでもないデータ量を一瞬で分析し、数値化して提示してくる。実際に人間ができないことをやってくれる優秀なツール。でも私自身、普段からテクノロジーって便利で凄いとは思いつつも、所詮機械だろ何様だって思ってたりします^^
本作の推したいところは人間たちが魅力あふれてる部分。
・キャット警視正:事件の指揮をとるリーダー、昔気質のデカ。自宅では高校生の息子が心配で仕方がないママ
・ハッサン警部補:出世への意欲が強いけど、実は人情溢れるナイスガイ
・ブラウン部長刑事:プライベートで悩みをもつ女性刑事
事件の捜査だけでなく、彼らの横顔や本性をそれとなくストーリーにしたためてくる。さらにAIロックもその中に関わってくることもあって、実は温かみのある人間ドラマだったりもするんですよね。
謎解きミステリーとしては、着実な警察小説で読み応えがありました。特に後半からは緊迫感がぐぐぐっと上がってきて、スピード感も上がってくる。事件解決につながるような伏線もあったりで、エンタメとしても楽しませてくれますよ。
そして事件の真相は… 人間追い詰められてしまうとこうなってしまうという悲しさに、なんとも胸が締め付けられましたね。私も普段から文句ばっかり言ってますが、死に物狂いで生きなきゃなって思い知らされました。まだまだ続編もあるとのこと、翻訳を楽しみに期待しております。
■ぜっさん推しポイント
本作はAIって凄いな~というお話ではなく、あくまで人間を描いている物語なのです。
未解決事件という難しいPJでしたが、これをチーム(複数の人間×AI)で取り組んでいるという点が素晴らしい。チームワークって大切だな、みんなで働くって気持ちのいいことだなっーて思えてくるんすよ。
Posted by ブクログ
最愛の夫をガンで亡くした刑事正キャットを待ち構えてたのは新しいプロジェクト。政府の肝入りで進められたAIとバディを組んで、未解決の行方不明青年の事件を解決するというもの。
AIのせいで夫の病気の早期発見に至らない事で、AIを信用しないキャットの心理が細かく描写されていて、長年の彼女の勘と蓄積された知識の宝庫のAIロックの対比が面白い。文章も平易なのにとてもリアルでわかりやすく、脳内で映像化されてホログラムのロックが隣にいる様だった。ミステリーとしても良い着地点と思った。既に刊行されているという続編も是非邦訳して欲しい。
Posted by ブクログ
最後まで息をつかせぬ展開で、まさにタイトルの通り「瞬きすら許さない」ほど没頭できるミステリーでした。物語を彩る、確率を重んじるロックと、非常に人間味あふれる直感を信じるキャットという対照的な二人の関係性がとても興味深い。一見噛み合わないように見えて、実は互いの足りない部分を完璧に補い合っている様子に、読み進めるほどに温かい気持ちになりました。
本国ではすでにシリーズ3巻まで刊行されているとのことですが、残念ながら日本語版はまだ1巻のみ。ロックが今後どのような変化を遂げ、二人のコンビネーションがどう変化していくのか、気になって仕方がありません。
続きが待てなくて、ついに「英語で読むかな」という思いが頭をよぎるほど、この世界観に魅了されています。ロックのこれからの変化を、一刻も早く見届けたい!
Posted by ブクログ
読み始めは、なんだか入り込みにくく、一旦閉じて別の本に向かいました。また、開いて良かったー。
AIに不信感を持つ45歳の女性警視と、偏見や先入観のないAI捜査官がコンビを組むことになったので、ベテランの人間の勘と、AIの分析がぶつかってしまう。そのあたりの関係が興味深く、重たい雰囲気を少し変えてくれる。中盤から一気読みでした。
このコンビの続編、続々編、早く読みたい。
Posted by ブクログ
いずれ映像化されるでしょう。
最初、コメディタッチの描写などがあり、あまり好印象ではなかったのですが、ストーリーテリングがうまく、徐々に引き込まれていきました。多少無理のある箇所があるものの、伏線回収やキャラクターの作り込みも考えられており、次作が翻訳されるのを期待しています。
Posted by ブクログ
物語のスピード感に圧倒されました。
人間が瞬きする間に、様々なことを処理するAI。AIのロックは、直感を信じない。
けれど直感を信じるキャットとの対立が興味深かったです。確かに直感とは、説明できるものではなく正確性はない。けれど直感によって救われることも多くある。AIには理解できないことだと気付けました。
防犯カメラを瞬時にチェックできるロックと、
直感を信じて行動するキャットだからこそ解決できた事件。どちらか一方だけでは解決には至らなかった。警察小説としてめちゃめちゃ面白いと思いました。
また、AIが人間の感情をどこまで理解できるのかと思いながら読み進めましたが、ロックが少しずつ学習をしている様が見事だと感じました。そんなロックと向き合う人間たちも、少しずつ変化していく。それはAIとの関わり方や、人との向き合い方。登場人物たちの気持ちの変化も読んでいて面白かったです。
日本の警察と外国の警察、違うところは多くあると思うのですが、すごく読みやすく、頭にスッと入ってくる内容で日本の警察小説が好きな人も楽しく読めそうな内容だと感じました。
Posted by ブクログ
素晴らしいミステリー小説でした。AIとの共存みたいなキャッチーなテーマに興味が湧いて手に取りましたが、それ以上にミステリー小説としての面白さ、読みやすさ、そして感動が際立っていますね。
ネタバレになるので詳細は伏せますが、作者個人の過去の経験に着想を得た作品でもあるので、主人公の心情の描写が本当に刺さります。謝辞の内容も感動的でしたね。
本編の続編は既に出ているらしいので、邦訳が待ち遠しいです。
主人公以外のキャラクターも際立っており、彼ら彼女らの人生が今後どうなるのかも本当に気になります。ジョー・キャラハン、今後目を離せません。
Posted by ブクログ
面白いし、なにより熱かった。
捜査から外され休暇を取るように言われたキャットの元に博士とロックが現れて、独断で捜査再開が胸熱。
海外が舞台だといつも名前とキャラを一致させるのに時間がかかるが、本作はそれがなくて読みやすかった。
他の人の感想を見て、まだ翻訳されていないだけで続編があるということなので楽しみに待とうと思います!
Posted by ブクログ
タイトルが好みだったのと、創元推理だったこと、帯に小島秀夫とあったので、よし取り敢えず読んでおこう……と購入。展開は割と予想がつきやすいが、人物の描写が良い。素直な性格の人物が多いので、登場時のセリフや行動からどういう人物か推測しながら読むと、大体当たっていたりする。被害者の苦しみを思うと辛い……。あと、AI捜査官のロックが可愛い。続編も翻訳されるなら読みたいかも……。
Posted by ブクログ
海外ドラマを見ているかのような臨場感と展開。
内容とは逸れるが、レイプが日常茶飯事のように描かれていて怖い。泣き寝入りするしかないのもおかしい。
Posted by ブクログ
女性のベテラン警察官が
AIを活用するのではなく
直感かデータか
お互いに反発しながら
行方不明事件を追っていくのが
斬新で面白かった。
そして
人間が人間たらしめる感情や欲こそが
犯罪を引き起こし
物事を複雑で面倒なものにしているわけで
これほど厄介なものはないなー
とつくづく思った。
果たしてAIに
痛み、喜び、悲しみなどを
学習させたらどうなるのだろう。
Posted by ブクログ
AI捜査官と刑事のバディ。こういう設定をすんなり理解できるのは現代の特権だよなあ。おもしろくて一気読みした。ところどころ未回収のような気がしないでもないけれど、キャラクターもみんな良くて最後まで引き込まれた。これがデビュー作なのか。たのしかった。
Posted by ブクログ
AI捜査官と刑事のコンビということで、正直読み始めは半信半疑だったのだが、面白くて一気読みした。
キャットはどこか応援したくなるキャラクターで、彼女を取り巻く上司や部下も色々ありながらも結局実直で、安心して読んでいられる。
AI捜査官の登場で、いかにも近未来的な内容かと思いきや、がっつり人間の倫理観を問うような事件内容だったり、母と息子の関係がリアルに描かれていたりと、読み応え十分だった。読み終えた後に著者自身もパートナーを癌で亡くしたと知ったが、そんな中で本作がデビュー作だというのだから様々な思いが込められた作品なのだろう。
ぜひ続編も読んでみたい。
Posted by ブクログ
2026年の18冊目は、ジョー・キャラハンの「瞬きすら許さない」です。
舞台は、イギリス中部ウォーリックシャー警察のキャット・フランク警視正です。キャットは、少し前に夫をガンで亡くし、1人息子のカムと暮らしています。(ここが結構ポイントかもしれません。)
仕事に復帰したキャットは、人工知能捜査体(AI)のロックを捜査に取り入れた未解決事件捜査のパイロットプロジェクトの指揮を執ることになります。かつては、SFの世界の話で有ったものが、現実に有り得るものと捉えられる所に、技術の進歩を感じます。
AIを信用せず、直感を重視するキャットと正論では有るものの、場の空気を読めないロックは、事有る毎に対立します。そこから先の展開も想像通りです。個人的に面白いと思ったのは、キャットとロック、カムの3人が、ターミネーター2を一緒に鑑賞したシーンでしょうか。
ミステリーとしても中々、良く出来ていると思いますし、倫理観がテーマとしてある所も、読者への提起として良いのではないでしょうか。
救急車がポイントです。
☆4.7
続編の翻訳をぜひともお願いしたい所です。
Posted by ブクログ
面白かった!
絶対それ伏線やろはよ気付いてーーっていうストレスはあったものの、何というか、結果としては(読者に)優しいサスペンスだったかな。
辛いことがあっても生きていくんだと、自分の感情と闘いながら前を向くキャットとカムの姿にジンとしつつ、ハッサンたち憎めないメンバーの成長が楽しみにもなったので、シリーズ全4作全部翻訳されることを期待!
Posted by ブクログ
主人公とAI捜査官の掛け合いや連携プレイが見事だった。高性能なAIにも苦手な領域や意思決定ができないなどのデメリットはあれど、それを凌駕するほどの活躍を見せていたと思う。とてもいいコンビが生まれた。この難解で複雑な事件の真相を解き明かすのは人間なのか、AIなのか、先が読めない展開にハラハラしながら十分に楽しめた作品だった。
Posted by ブクログ
イギリスの作家、ジョー・キャラハンのデビュー作。
夫を亡くした警視正のキャットは、上司からAIを用いた警察捜査のプロジェクトリーダーを任される。過去の未解決事件の再捜査を行うため、さっそく若者の失踪事件を調べはじめたチームだったが…
AIをバディとした警察小説。SFに寄りすぎず、現代警察小説のベースは残したままなので、SFが苦手でも全く問題なく読めると思う。持ち運びできるスーパーpcが相棒みたいなもの。
ただAIを生かした捜査と、昔気質の直感を対比させたかったのか、キャットはあんまりにもAIを毛嫌いしすぎだろうと。過去はどうあれ、プロジェクトだし警視正なんだから、もっと上手く立ち回るのが普通なのでは…とは思った。妊婦とアジア系と黒人というポリコレ感満載のチーム編成もわざとらしく、鼻につく人はつくかも。
手堅いストーリー展開ではあるものの、中盤からの加速はなかなか良かった。後半は若干のやりすぎ感もあったが、着地点としては満足。
おそらくシリーズ通しての謎として、今作では解決できていない点もあるため、次作以降の邦訳を期待したい。
Posted by ブクログ
・あらすじ
イギリスのウォーリックシャー警察に務めるキャット・フランク警視正は25年間の警察人生で培った「直感」と「現場」を重要視する警察官。
休職明けの彼女はAIを捜査に使用するパイロットプロジェクトチームを率いることになる。
まずは未解決の失踪事件をAIであるロックとチームの面々と再捜査することにしたが、無関係と思われていた2件の失踪事件に繋がりがあることが判明する。
・感想
話の筋も展開も素直で特にひねりはなかったので読みやすかった!
面白かったんだけど私にはポリコレが強すぎたかもしれない…。配慮するのも大変だねという第一印象。まぁアジア人は透明化されてるけど。
あと登場人物がみんな感情的すぎたかなぁ、特にジョーは終盤ヒステリックだし。
家族に対する感情が重すぎるし暑苦しくて、ちょっと胃もたれした。
Posted by ブクログ
AIと警視正の共同捜査を書いた近未来的ミステリー
人種や性別なものと権力争い、キャリアの悩みやAIの特性について、生々しく書かれていたと思う
実際にAIがここまでリアルに会話するのはまだ先だと思うが、知識や計算や統計学的な理解といった点では人類は勝てなくなっているのは周知の事実であるため、活用方法は考えなければならない
Posted by ブクログ
AIとの距離が近くなったことで、SFではなく日常として読むことができた。夢中になって読んでしまうほど引き込まれる表現力と作者の想いに詰まった本で素晴らしかった。自分の身内も誘拐されることや手紙のくだりは分かりやすすぎたし、ロックへの最終的な結論も予想の範疇を超えるものではなかったが、それ以上に文章と熱意の力が優っていたので最後まで手を止めずに読むことができた。
Posted by ブクログ
小島秀夫監督オススメは必読
海外作品は人種や性別などの差別や文化や歴史など、自分が感じる感覚よりもっと深いんだろうなと思いながら読んでいた
日本だとドラえもんやアトムがいて、エイドに対する拒否感や恐怖感は薄いのかも
Posted by ブクログ
フィクションであり、一部はノンフィクションでもある。
ベテラン女性警視正と2秒弱で長編映画を鑑賞できる高スペックAIが、バディを組み
未解決事件となっていた行方不明者の捜索を開始するミステリー小説。
長年培って来た経験をもとに操作を進める人間と、圧倒的情報量か算出される論理的結果をもとに操作を進めるAI。
本作を読み終えたら、是非謝辞までしっかり読んでもらいたい。
冒頭の一文を理解してもらえるはず!
以前、私も直感についてAIに質問した事があるが…
“直感=高速思考の結果”と本作のAIと同じ事を言っていたな。
Posted by ブクログ
★4.8
めちゃ面白かった!
効率化プロジェクトによりAIを導入する警察、そこには"人間の勘"と"AIの分析"が対立する。直感を信じる警視正とデータに基づくAIが未解決事件に取り組む話
かなり近未来的なミステリーで現実と地続きに読めるのが面白い!
500ページもあるし、リアリティのある警察物なのに飽きさせない細かい場面展開でずっと楽しめる
あと人物描写もイメージとして湧き出てくるぐらい全員凄く上手く描かれてて無駄がないなと感心した!
ただリアリティの追求とどんでん返し的な要素はトレードオフかなぁと感じるしょうがない部分もあったので−0.2って感じでした!
めっちゃ意外!みたいな展開ではないからそこを期待する人には肩透かしかもしれない
ただそれを踏まえてもめっちゃ面白かった!
あとがきも是非読んで欲しい作品
Posted by ブクログ
アシモフの鋼鉄都市、はだかの太陽はとても懐かしいが、本作は肉体を持たないAI人格がホログラムとして現れ、警察世界に異質さを持ち込む物語。感情や人情を持たないAIは当然ながら捜査側とあらゆるところで深く対立、相容れない状態を作っていく。その状態から犯罪特定、犯人逮捕に向かう過程が面白さを感じるはずだけど、屋台骨のミステリ本筋がなんだかなってとこと、登場人物造形も雑なので、オビ文句とはかけ離れたがっかり感がある。期待しすぎたのはオビの功罪か。4部作の序章ととらえればいいかもだけど、次回作に行く元気が出ない。
Posted by ブクログ
正直、ここ(ブグログ)の外国の小説のレビューはどれも高すぎると思う。
これも4点台と高く
頑張って最後まで読んだけど。
半分くらい読んでからAIに
ここまで単調でつまらなかったけど、今後の展開は期待できるのか?と聞いたら
最後までこんな感じなのでもうやめてもいいと思う。と言われた。
本当にそうだった。
Posted by ブクログ
SFに近いのかと敬遠していましたが、評判が良いので読んでみると、湿度高めの警察小説でした。
デビュー作らしく詰め込みすぎ感はありますが、シリーズ化されているということで次作が読めることを期待。
Posted by ブクログ
Aiって、流行り物を取り込んだ感がなーと思っていたが、これが読みやすく500頁も一気に。後半での、主人公の巻き込まれ方はちょいやり過ぎとも感じるが、十分楽しめた。
Posted by ブクログ
AIと警察官のバディが事件を解き明かす物語なのだが、近い将来間違いなく訪れるシチュエーションだなと感じた。
突拍子な設定や展開ではなくしっかりと組まれたプロットにより現実味があり、母親であり警察官であるキャットの人間的な感覚や感情に対して、ロックのロボット的AIの分析や統計が対立する部分がとても良い。
お互いが素直に受けいられないところから始まり、最終的にどこまで近づけるかを楽しみながら読ませて貰った。長年の勘は馬鹿に出来ないということがちょっとご都合主義すぎる展開で個人的にはマイナスだった。オチや結末はもう少しどうにか出来る気はしたので、続編に期待したい。
シリーズものとしての土台は出来たのでこれからが楽しみ。4巻まで完成しているらしいので間違いなく注目の作家さんだ。