あらすじ
昭和40年代後半――。懐かしの国鉄を舞台に、荻野(おぎの)カレチがプロの仕事を追い求める読み切りシリーズ! 荻野カレチのお嫁さん候補「志織(しおり)ちゃん」編で、ほんわか。巻末には描き下ろしショート「荻野カレチの夢のハネムーン」を特別収録! 【カレチ】長距離列車に乗務する客扱専務車掌を指す、国鉄内部の呼称。
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Posted by ブクログ
表紙の電車寝台特急なつかしい~と言っても乗車したことはなく、ただただ憧れだったけど。本巻は荻野カレチの仕事ぶりが、1、2巻とは別次元で感動させてくれる。そんな中、志織ちゃんとの出会い。チーフの奔走も微笑ましい。最終話の「ノリホ」に、赤字ローカル線の悲哀を感じる。恐らくノリホ(列車乗車人数報告書)を水増しして臨時列車が定期列車になっても、倉吉線の廃止は避けられなかったろう。荻野カレチ自身の過去の失敗が、後輩の正しい指導と国鉄全体の赤字軽減に役立ったのだと思う。でも、倉吉線の廃止という結末はやはり悲しい。
Posted by ブクログ
昭和40年代…特急の乗務で全国を駆け巡る新米カレチ荻野とその周りのたくさんの人々の仕事や生活、触れ合いを描きながら、プロの仕事とは何なのかを問う読み切りシリーズ。
1話1話がそれぞれ完結ものなので、独立で読んでも十分楽しめますが、やはり単行本で一気に読んでいくと荻野だけでなく周りの人たちの成長、また企業としての国鉄の変化がひしひしと伝わってきます。続きも楽しみ。