【感想・ネタバレ】君の不在の夜を歩くのレビュー

あらすじ

高校時代の同級生五人――三十代後半になった彼らの人生は、一人の自死をきっかけにして、さまざまな挫折や変貌や再出発を強いられていく。宗教二世、小説家、主婦等々、五人それぞれの生きることの迷いと歓びと傷、そして再生への切なる希望を深い声で語り、無常観の果てにある祈りの旋律が鳴り響く著者真骨頂の感動作!

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Posted by ブクログ

最終章「芍薬の星月夜」で心をもっていかれた。
それまでの群像劇ももちろん面白かったけど、彼女の視点で全体を見ることができて、さらに面白くなった。
達也が、自販機で買った温かいミルクティーを差し出して言ったことを、今悩んでいる人たちに伝えたい。
その感情を特別なものだと思わなくていい。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

何者かになりたい気持ちの時と、自分が生きていた痕跡など何も残さずに消えたい気持ちの時とを行き来し、今はそういうことをほとんど考えずに生きていられる。
他者のことを背負いすぎず、他者に期待をしすぎず、他者と自分を比較しすぎず、自分のあり方に期待しすぎずに生きることのなんと難しいこと。
これが死ぬまで続くなんて。

それにしても、生理前は本当によくない。
人の身体は今の社会を生きていくのにそんなに適していないと思うけれど、その中でも一二を争うくらい不都合な性質だと思う。

私にとっても、今読めてよかった一冊。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】

夜の底は、いつもあなたの香りがするから。
いくつもの悔恨と、ささやかな光を抱えて僕は。
高校の同級生五人、四十歳目前になった彼らの人生は、ひとりの自死をきっかけにして、さまざまな挫折や変貌や再出発を強いられていく——。
宗教二世、小説家、主婦等々、五人それぞれの生きることの迷いと歓びと傷、そして再生への切なる希望を深い声で語る。


『女性にとって、妊娠や出産や子育てがどんな重さを伴うのか、自分は知ろうともしなかった。それは漠然と喜ばしいことなのだ、と思いこんでいた。』

「この世に生まれてきたとしても苦しみしかない。そんな人生を負わせたくはない」

『日本の未来は暗いし、台風は必ず東京を直撃するし、大地震は間違いなく起こる、自分が子どもを産めばなんらかのトラブルが起こる・・・・・・。心がニュートラルな状態にある人間にとっては笑い話になってしまうほど、菜乃子の心は悲観的であらゆることに怯えていた。』

「・・・・死にたい気持ちがあっても別に死ななくてもいいんだよ。....死にたいって思うことは、お菓子が食べたいとか、水がのみたいとか、そういう気持ちのひとつでしかない。その気持ちを特別な感情だと思わなくていい。呼吸をして、それが過ぎ去るのをただじっと待つんだ。死にたい気持ちと闘わなくていい。死にたい気持ちを抱えて生きていくのは、ちっともおかしなことじゃないから」

【個人的な感想】
安定の窪さんの世界観。
好きだな〜と思いながら最後まで一気に読んだ。

菜乃子の子供を産むことに対する考え方が、すごく自分と近くで「わかる〜、、、」と思いながら読んだ。

でも、最後は別に特別なことを成し遂げなくてもそれなりに生きていけばいいんだと思わせてくれた作品。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

感想
外から見れば順調そうでも人はそれぞれ悩みを抱えている。

死んでも誰かが思い出してくれるのはいいな。


あらすじ
菜乃子が亡くなったと健太から連絡が来た。沙耶、菜乃子、健太、達也、倫子は高校の同級生だ。達也と結婚した菜乃子は、人生に倦んでいた。沙耶は健太がずっと好きだったが、蔑ろに扱われていた。そんな健太が菜乃子の死後、結婚したいと沙耶に言って来たが、沙耶は断る。沙耶は、達也に頼まれて菜乃子の格好をし、達也と関係を持つ。

健太は5歳で父親を亡くす。母親は宗教にハマり、それを隠すために健太は明るく振る舞い勉強に励む。高校で菜乃子と達也に出会い、達也のことが好きになる。その気持ちを押し隠しながら結婚するも妻から母親の宗教狂いがバレて離婚を突きつけられる。菜乃子を失った達也を支えたいが、達也は菜乃子のことしか見ていないのだった。

倫子は菜乃子のことが好きだった。菜乃子から勧められて、大学の時に書いた小説が準優秀賞になる。そのことを菜乃子に伝えて傷つけたことを後悔していた。仕事を辞めて実家に帰り、祖母の介護をしながら小説に応募するのだった。

達也は菜乃子の死から七年が経ち、町に戻って雇われ店長をやる。何をしても思い出すのは菜乃子のことだった。本屋の経営方針でバイトと揉めながらも一人の女子高生に出会い、菜乃子を重ねる。捨てられなかった菜乃子の原稿を燃やす決意をする。

菜乃子は成仏出来ずに自分のことを思い出す人たちのところに現れた時が経つに連れて皆も年老い、思い出されることが少なくなっていった。菜乃子は最後穏やかに過ごす達也と共に成仏する。

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2026年09月17日

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ネタバレ

窪美澄作品 6冊目
登場人物たちの 表面では知りえることのできない本当の姿や想いを綴っていく「視点交代ノベル」連作短編小説

埼玉の高校で出会い いつも一緒にいた男女5人の仲間
その中心にいた美しく聡明な菜乃子
〈菜乃子が死んだってよ〉
30を過ぎそれぞれの人生を歩んでいた頃に届いたメール
仲良く付き合ってきた 身近な仲間たちとの築いてきた関係。
だが 本当の想いは。そして 死にたがりだった菜乃子の想いは

身近な誰かの人生が終わったことで変化する 残された人たちの人生
それぞれが お互いに思いやり そして傷つけあう

窪作品は いつも人の知らない部分が複雑なんだよなぁ
それでも 何処かにいそうで そして 手を差し出したくなる危うさが
読み手の心をヒリヒリさせておもしろい

一気読みのお話しでした。
でも ちょっと重いから気を付けてね。

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2026年09月20日

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5人の仲が良かった元同級生。そのうちの1人が自死で亡くなった。残った同級生は何年経っても心に亡くなった彼女がいる。何故亡くなったのか本人しか分からないが残った者はそれを抱えて、人生を左右されながら生きていずれは年老いて人生を終わらせる。明るい話ではないが読まずにはいられなかった。

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2026年09月03日

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生き物は死んだらどうなるのか。無になる、と思う。
私個人としては死後の世界があるとは到底思えないけれど、亡くなった人が思い出される時(と空間)にだけ死後の世界が生じる、というアイデアに共感。

私たちはそれぞれ自分の物語を持っている。そして自分以外の人の物語を(勝手に)創り出している。
暫く前からずっとそのことを考えていたせいもあってか、面白く読んだ。

描かれていない登場人物の人生についても知りたい、と思わせるところに作者の技量を感じた。
特に健太の最期。どういう経緯でそうなったのかな。

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2026年08月30日

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ネタバレ

あまり好きな作家ではなかったけれど、これはよかった。
最初の章は、あーまた いつもの内省的な話かぁと思ったけれど。最後の2章はとてもよかった。
本人も確とした理由がなくて自死すると、周りは死ぬまでそれを考え続けていかないといけない。
タイトルそのもの。なぜ、君はいなくなったのだ…という思いから離れられない。辛いよね。

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2026年07月06日

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同級生男女5人の物語。よくある設定だが、窪美澄さんらしいとても湿度が高い世界観に引き込まれる。そして成仏したかのような穏やかな結末に安堵する。この低温度で湿度の高さは癖になる。

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2026年07月01日

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高校時代の5人の仲間。同性愛者2人、カップル2組で、宗教二世の子、祖母の介護をさせられる子など複雑。そして菜乃子が命を絶つ。彼女が命を絶った理由がわからないと4人は言っていたが、私はわかる気がした。端から見れば恵まれた人生でも満たされない淋しさのようなものはあるのだと思う。

「自分のことを嫌いな人がいてもいいの。その人は彩音ちゃんの人生とはなんの関係もない。人生で起こるすべてのことに、真面目に向き合う必要はないの。もっと不真面目でいいの。そこにいるだけでいいの。」

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2026年07月01日

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どうして自殺したのか分からない同級生の死を境に、それぞれ仲良しだった人々が自分を見つめ、日々を歩き出す。何故⁇どうして⁇な問いが人生には溢れているのかも。

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2026年06月28日

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ネタバレ

高校時代の5人グループの中心にいた菜乃子の30代後半での自死。憔悴する配偶者の達也だけでなく、生き方に迷いのあった残る3人にもそれぞれに影響を与えていく。
自責の念で生き続ける達也、宗教をめぐる健太の生き方など、苦しみを引き受けながら人生を進む姿に胸を打たれるが、最後は、菜乃子の成長物語に。
自分のことを思っている人と寄り添うことで、あるべき生き方に気づくこと。また、菜乃子の死が倫子の小説を生み、それで救われる命があったこと。
菜乃子からは安堵と感謝の言葉が語られる。一方で、後悔の気持ちは振り払われているかのよう。
これがいい話となってしまうと「自死は残された人の気持を考えればあってはならない」と考えてきた私の信念が揺さぶられてしまいそうだが、人の気持ちは「べき論」で語るほど浅薄なものではないし、揺さぶられるのも小説なのかな。
それでも、これは菜乃子なりの葛藤を乗り越えたうえでの結論なのだと思いたい。残された達也の気持ちを考えればこそ。

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2026年06月24日

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大切な人の死は悲しい。思い出の中には後悔もあり、感謝もある。どんな死でも生きていたこと出会ったことに意味を求めて生きている者に影響を与え続ける。ということなのかな。

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2026年06月23日

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人生の中盤だからこそ、同年代には響くものがあると思う。

高校時代の同級生5人が30代後半になり1一人の自死によって様々な葛藤に悩まされる。姿を各々で語られる短編集。

30代後半は僕の中では人生で色々なイベントが起きる時期だと考えていました。
また、自分自身ももうすぐ30代後半なので、この小説からたくさんの人ことが学べると思い読みました。

一人の死が周りに与える影響力に驚きました。
生きる気力を無くしたり、逆に糧にしたりとその物事で捉える形が違うのだと感じます。
また、当時では語られなかったことを心に秘めて生きていたり。
人はいろいろなことを抱えて生きているのかも知れませんね。

人は生きることが価値ではなく。その場にいるのに価値があるのだと感じることができた気もします。

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2026年06月21日

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窪美澄さんは、追い詰められた人間を描くのが上手いなといつも思う。
今回は、その先を描いている気がする。追い詰められた先の人間の姿。死んでしまった人、生きながらその死について考え続ける人、新しい道を進みはじめる人、壊れながら生きていく人。

死にたい人間が生きていくには、どうしたら良いのだろうか。どうせいつか死ぬのだから生きていたっていいだろうと思えたら、そのくらいの気持ちでいいのかもしれない。

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2026年09月20日

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菜乃子がとんでもない女だった、我儘なところとか嫉妬とか承認欲求とか嫌な女の詰合せみたいな感じに私は思えた。でも沙耶も結構やばいし面倒くさそう。健太が宗教家?になったのもうーんだった。
自殺はするなって話なので読む人によってはいい話なんだろうけど…
倫子だけ嫌じゃなかった。

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2026年08月30日

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ネタバレ

重たい空気で始まって、ずっと暗い空気のまま進んでいくんだけど何故だか最後は悪くない気分だった。
承認欲求って厄介なもんだなと改めて思う。承認欲求の高さとプライドって比例してて、っつーかプライド高いと承認欲求の高さはイコールだな。と思う。どっちも面倒くさいな。

倫子以外の登場人物とは友達になれそうもないな。とか思いながら読んだ。

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

高校の同級生5人。
一番の美人で頭の良い小説家希望の菜乃子が自殺したのをきっかけに5人のそれぞれの関係をあぶりだす?
5人5様の人生、みんな一筋縄ではいかない悩みを抱えてる。
それぞれの好きな相手が男が男だったり(健太が達也)、女が女だったり(倫子が菜乃子)を死んだ菜乃子が俯瞰して語る章が好きだった。
死んだ理由はホルモンのバランスかもなんて言ってたけど、案外そんなものなのかもしれないって思った。
あんなに毛嫌いしてた健太は宗教の幹部になっていてそこに到達するまでの話しが読みたかったかも。
老人になった達也、最期は穏やかに逝けて良かったね。
菜乃子はずっと見ていたんだね。

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2026年08月06日

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静かな、悲しい話だった
自死はいかんと思うのだけど
そうなってしまったらそれはもう運命なのかもしれない
生きていても死んでも、人はだれかの人生の底に
澱のようにある

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2026年08月01日

Posted by ブクログ

〈菜乃子が死んだってよ〉
そんなたった一言のLINEメッセージがきたのは五月の連休中のこと。

高校の元同級生の男女五人。
いつも五人の中心にいた菜乃子が自死した。
どうして死んだの-。
そして自分はどうして生きているんだろう-。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

読み始めは、大人の恋愛小説かと思ったんです。なんて狭い範囲で好きだ嫌いだ言っとるんだ、めんどくさいわーって笑 (おい!)

しかし、菜乃子の人生がプツリと終わりを迎えても 残された4人の人生は続いていく。

「なぜ死んだの。あなたが放り投げたかっこ悪い生を私はこれから何十年も過ごしていかなくちゃならない。」

これは、40代を目前にした男女が、親友の死をきっかけに それぞれが持つ傷や生きずらさと向き合う物語でした。


「菜乃子が本当は何に悩んでこの世を去ったのか知らないし、わからない。けれど、自分だって、もうこの世はうんざりだと思う瞬間は幾度もあるのだ。今だってそうだ。」

もう若くはないけれど、それなりに年齢を重ねてきた。
結婚や出産。介護。誰にも言えない恋。宗教二世。仕事に忙殺される日々。そんな中 大切な人が突然 この世から消えた。
何もかもが儘ならない世の中で自分が生きてる意味とは何なのか。各章は四人それぞれの視点から語られ、菜乃子の「不在」を想いながら自身の「存在意義」を問います。

いやー、そういう時期ってあるのよね。
なんだかいっぱいいっぱいの時。不幸なことや不運が重なって、ある日 突然ぷつんっと糸が切れちゃう時。私がパニック症になったのも、妹に同じことが起きたのも たしか36,7歳。登場人物たちと同じ歳。きっとそういう年齢なのよね。(どういう?)

いやしかし、窪美澄さんは「儘ならない」を書く小説家としてナンバーワンですな。そしてやっぱり読みやすぅい。すいすいーっとね。

最後の章はなんと死後の菜乃子目線。
残された四人は どんな人生を歩んで老いていったのか…。

「人間は ただそこにいるだけで 十分なのだ」

そうなのだ。結局そうなのだ。

窓から優しく朝陽が射し込む。そんな景色が浮かぶ読後感でした。

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もうひとつのテーマとして「小説を書くということは」っていうのが書かれているんじゃないなぁと感じたので その感想も。

小説家になれなかった者、小説家になった者。それを見守るひと。売る人。その小説を読む人。後半は そういった視点から人生を見つめ直す物語にもなっていきます。

小説とはその一文字一文字に作者の魂が宿っていて、読み手がしっかりとそれを受け止めた時に、作者が込めた怒りややるせなさは昇華され、喜びや希望は 次の創作意欲に繋がるんだなと改めて感じました。

生きていくことの厳しさも、生きていることの尊さも、どちらも等しく味わえる。それが「小説を読むこと」…かな (*´`*)ナンテナ



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2026年08月01日

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終始ヒタヒタとした雰囲気の本だった。今まで残された側のほうが辛いと思っていたけれど、もし死後の世界があるならば、死んだ側も辛い。

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2026年07月28日

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ネタバレ

暗くて重い。
読んでて気持ちが沈む話は読まないようにしているのですが
今回の話は、テンション下がるものでした。
宗教2世とか、話題になった内容も入っていて
考えさせられる部分もあったけど
とりあえず読んでて気持ちが沈むのは苦手。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

高校の同級生男女5人グループ。40歳を目前に1人が自死。5人それぞれの視点で物語が綴られています。
読んでいてずーっとしんどかった。
各々心の中で闇を抱えていて、そりゃ辛いんだろうけどね…やっぱり死んじゃダメ。

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2026年07月21日

Posted by ブクログ

 何者にもなれなかった自分を受け入れられない孤独、それを気づいてあげられなかった孤独、本当の自分をだせない孤独
いつも一緒にいたのに‥
小説って、死んでから気づいたってことを、死なないために伝える術になるんだと痛感した

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2026年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

しんどかった。
4つ目と5つ目がよかったかな。
でも、うーん。
なんとも言えない気持ちが残ってしまった。

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

亡くなった友人と関わった3人が彼女を回想する、心の描写で物語が進む。亡くなってからの彼女は、老いていく友人たちを俯瞰して見ていて…。亡くなった私の友人や祖父母も、私が思い出すたびにこうやって傍にいるのかもしれないと思った。生きていくって苦行だなーと思うことって誰でもある。人間はただそこにいるだけで十分なのだという言葉が心に残った。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

元同級生5人。菜乃子の自死が残った4人の人生を揺らす。それぞれが一人称の物語。最後に死んだ菜乃子の魂が見てきた4人の話があって、これが一番面白かった。「死にたい気持ちがあっても別に死ななくてもいいんだよ。‥‥死にたい気持ちと闘わなくてもいい。」これは達也の言葉だけど、誰も自死だけはしてほしくないなぁーと思う。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

わたしは、読んでいて頭に情景が浮かぶ小説が好きなんだけれど、好きな作家さんなのに最初の3編はずっとうっすらしていた。
気にいらない人とグループとはいえつながっている、というのもなかなか共感できなくて。離れられない理由はちゃんとわかるんだけれど。
そうしたら後半2篇、急激にしっかり情景や色が頭に浮かんでおもしろかった!うっすらだった3人も生き生きとしだして、あ、これは敢えて?敢えてのこと?!すごい!とわくわく読み進めました。

彼女が死んでしまう前と後、といことなのかな、わたしは身近な人の自死は未経験だけれど、たしかに「前と後」はあるだろうなと思う。それと重ねる時間。
84歳で自死ではなくても、親の死を経験する前と後で、わたしは感じ方が変わった。登場人物たちより20くらい長く生きていても。

亡くなった人のその後が、「芍薬の星月夜」みたいならいいなと思ってしまった。
霊感もないし、全然近くに感じられないんだけれど、自死でも自死でなくてもあんな風ならいいな。遺った者のワガママかもしれないけれど。

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2026年06月23日

Posted by ブクログ

高校の友人5人それぞれの連作短編。
感想を書くのが難しい…。
生きている 菜乃子自身は登場しないのに 菜乃子が5人の中心にいて 残った友人4人を苦しめ惑わせてる。 
それぞれすれ違いの恋愛感情も辛いね
もちろん菜乃子自身も苦しんでの決断だったんだろうけど 最後の章で その理由はわかったけど 想像していたのとはちょっと違ったかな。
みんな心に沼を抱えていて 足を取られる事もあるし生きてる方が辛い事もあるのかもしれないけど やっぱり生きて。
歳を取らない菜乃子 老人になった友人達 最後はちょっと悲しい

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

高校時代仲が良かった男女五人のグループのうち、もっとも聡明で美しかった菜乃子がODで自死したことから溢れ出す、残された者たちの続きの人生。
当時から五人のあいだであちこちに矢印が向き合っていたことが分かり、それが二十年後の今もなお一方通行である事実にもどかしさを感じながら読んだ。
話の主人公が入れ替わっていく連作短編で、まさか五番目となる最終章は亡くなった菜乃子の視点ではあるまいなと冷や冷やしていたらそのまさかで、はじめ若干白けたのだけれど、蓋を開けたら五つの中では一番良かった。
クールでわりと物静かな印象を他人に与えながらも、実は彼女が「小説家になりたい」という野心や、才能ある他者への嫉妬を煮え滾らせていたところは意外だった。

〈私はまだ若かったけれど、余生、という言葉が浮かんだ。負け犬、という意識は十分にあったし、そう思うことがメンタルの不調を引き起こしているのは確かだった。自分、という人間の幼さや愚かさを抱えながら、私は地味な仕事を続け、余生を生きた。〉

この感覚はなんか他人事と思えない。
彼女が生きた余生の先にあったのは、理想と現実の乖離に苦しんで、飽和した憂鬱のもとに起こった衝突事故のような死。
本を読みすぎた者の末路かもしれない。

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2026年08月26日

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