あらすじ
愛するその「手」に抱かれてわたしは天国を見る--エロスと魔法と音楽に溢れたファンタジック連作集。榎本正樹によるインタヴュー集大成「桜庭一樹クロニクル2006-2012」も同時収録!!
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Posted by ブクログ
『赤朽葉家の伝説』や、『青年のための読書クラブ』等、南米文学を思わせる作品が今までありましたが、これは、一際濃厚に南米の雰囲気を感じます。
物語の舞台も、明言されてはいないものの、どうやら、南米そのもののようです。
後半は、2006年から2012年にかけての、桜庭一樹さんへのインタヴューが掲載されています。
どの作品についてのインタヴューも興味深かったのですが、「山にいる死者は善き死者で、海にいる死者はおそろしい死者」というイメージが、すごくよくわかりました。
山陰のDNAなのかしら。
Posted by ブクログ
ページの半分弱を占める連作短編は背徳感たっぷりで私好み。淫乱な美女から生まれた4人の娘と1人の息子、近親相関、腕を失った息子と腕だけになった父親、両性有具のスター。桜庭さんの地に足が着いていない、グロテスクな絵本のような世界を堪能できました。残りの半分以上のページは桜庭さんへの今までの作品に対するインタビュー集。2作品ほど未読の作品のネタバレをくらいました。正直、このインタビューはいらなかったというか、長すぎて疲れました。タイトルにインタビュー集と書いてほしい。連作短編はおすすめです。
Posted by ブクログ
再読。前半は表題の連作短編集。後半はインタビュー集。不思議な短編を不思議なまま読むもよし。不思議なままだと納得がいかなければ、最後の榎本正樹氏の解説を読むとよい。深い分析に圧倒される。そのインタビュー集は、桜庭さんの思考や作品が生まれた経緯などが率直に語られている。時系列で読んでいくと作品同士の関わりがわかって面白い。