あらすじ
唯一無二、推測不可の傑作ダークミステリー!
〈それがわたしの仕事。
わたしは孤独死の後始末人なのだ。〉
グラスゴーに暮らし、孤独死のあった部屋の特殊清掃を仕事としているグレイス・マクギルは、現場を忠実に再現したミニチュア模型を作ることで長い間気づかれなかった死者の心に寄り添いつつ、自身の心の均衡を保っていた。そんななか、担当したばかりのふたつの現場にある繋がりを見出した彼女は、独自の調査に乗り出す。やがて、半世紀以上前に起きた未解決事件に辿り着くが……。
唯一無二、予測不可能、とびきりシニカルで最高にスリリング。スコットランドを席巻するベストセラー作家による、傑作ダークミステリーが満を持して日本に上陸!
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Posted by ブクログ
2026年の7冊目は、C.S.ロバートソンの「特殊清掃人グレイス・マクギルと孤独な死者たち」です。主人公のグレイスは、長期間発見されなかった死者の部屋の清掃を行う特殊清掃人です。特定のパートナーはおらず、猫のジョージと暮らしています。母親は、既に亡くなり、近くに住む父親の面倒を時折、嫌々ながら見ています。
グレイスは、トミー・アグニューとボビー・ミーチャンの亡くなった部屋で萎れたデイジーの花を見つけます。
何かしらの関連が有ると考えたグレイスは、50年近く昔に失踪した女性ヴァレリー・ムーディの事件に辿り着きます。
ただ、そのまま、その失踪事件の謎を解決するのねと思っていたら大間違いです。中盤に衝撃の展開が待ち構えており、物語の様相が一変します。
孤独に亡くなった人たち同様に、人付き合いが苦手なグレイスも孤独です。一見不可解なグレイスの行動からは、彼女自身の孤独な叫び、誰かに分かって欲しいという思いが聞こえて来るようです。
☆4.6