【感想・ネタバレ】特殊清掃人グレイス・マクギルと孤独な死者たちのレビュー

あらすじ

唯一無二、推測不可の傑作ダークミステリー!

〈それがわたしの仕事。
わたしは孤独死の後始末人なのだ。〉

グラスゴーに暮らし、孤独死のあった部屋の特殊清掃を仕事としているグレイス・マクギルは、現場を忠実に再現したミニチュア模型を作ることで長い間気づかれなかった死者の心に寄り添いつつ、自身の心の均衡を保っていた。そんななか、担当したばかりのふたつの現場にある繋がりを見出した彼女は、独自の調査に乗り出す。やがて、半世紀以上前に起きた未解決事件に辿り着くが……。
唯一無二、予測不可能、とびきりシニカルで最高にスリリング。スコットランドを席巻するベストセラー作家による、傑作ダークミステリーが満を持して日本に上陸!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最高。素晴らしい。
最初は内向的なのに攻撃的な主人公が好きになれなかった。でも、途中からパタッと見える風景が変わる。よかった。
猫をフィルに預けてくれたのも嬉しい。そこが不安だったから。

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公のグレイスは、長時間遺体が発見されなかった部屋の清掃をする職に就いている。そしてその部屋のジオラマを作ることを心の拠り所としていた。あるとき、自分が担当した現場に共通してデイジーの花が落ちていることに気づき、それそわれの死の関連を調べることに。すると孤独死した老人たちは1964年にロスシーという場所で少女が行方不明になった事件と関係していることがわかる。
グレイスはその地に赴き、独自に捜査をすることに。だがそんな彼女に、謎の追跡者が迫る……。

中盤での急展開がとにかくすごい。これがあくまでオチではなく中盤というのが。
これほどまでに独善的で卑屈で哀しいヒロインはなかなかいない。それでも心のどこかではグレイスに共感してしまう。
誰もが秘密を抱え、固く口を閉ざしてしまったが故の悲劇。生きることも一つの苦しみ。
グレイスが父親に与えた道と、自身の選択が重く苦しい。

0
2026年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 この後味の悪さはなんだろう。読む手は止まらないのに、主人公にも物語にも、モヤモヤが次から次へと湧いてきて、嫌な気持ちにさせられる。
 その理由は、主人公の抱える鬱屈とした正義感にあるのだと思う。罪を犯した人を自らの判断で裁こうとする。その危うさを理解していながらやめようとせず、どこか正当化しているように見える。その在り方がどうしても受け入れられず、拒否感がより強く残った。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

グレイスが割とひょうひょうと語るので、重たさは感じずに読んでいけるのだけれど、最初予想していたのとはまるで違う着地。そうかー。

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2026年03月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2026年の7冊目は、C.S.ロバートソンの「特殊清掃人グレイス・マクギルと孤独な死者たち」です。主人公のグレイスは、長期間発見されなかった死者の部屋の清掃を行う特殊清掃人です。特定のパートナーはおらず、猫のジョージと暮らしています。母親は、既に亡くなり、近くに住む父親の面倒を時折、嫌々ながら見ています。
グレイスは、トミー・アグニューとボビー・ミーチャンの亡くなった部屋で萎れたデイジーの花を見つけます。
何かしらの関連が有ると考えたグレイスは、50年近く昔に失踪した女性ヴァレリー・ムーディの事件に辿り着きます。
ただ、そのまま、その失踪事件の謎を解決するのねと思っていたら大間違いです。中盤に衝撃の展開が待ち構えており、物語の様相が一変します。
孤独に亡くなった人たち同様に、人付き合いが苦手なグレイスも孤独です。一見不可解なグレイスの行動からは、彼女自身の孤独な叫び、誰かに分かって欲しいという思いが聞こえて来るようです。
☆4.6

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2026年02月24日

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