あらすじ
同日の同時刻に苦悶と驚愕の表情を残して死亡した四人の少年少女。雑誌記者の浅川は姪の死に不審を抱き調査を始めた。――そしていま、浅川は一本のビデオテープを手にしている。少年たちは、これを見た一週間後に死亡している。浅川は、震える手でビデオをデッキに送り込む。期待と恐怖に顔を歪めながら。画面に光が入る。静かにビデオが始まった……。恐怖とともに、未知なる世界へと導くホラー小説の金字塔。
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Posted by ブクログ
朝宮運河さんの「現代ホラー小説を知るための100冊」を読んで、掲載本を全部読んでみたいなとなりまして。
そのトップを飾っていたのがこちら。
言わずもがなの本で。
やはり現代ホラーはここから始まったと言えるのですね。
日本中から始まって、世界中を震撼させ、
貞子のキャラが一人歩きして、
キャラものとすらなってしまいましたが、
35年ぶりに読み返してみると、
そのホラーとしての秀逸さもありますが、
ミステリーとしても極めて優秀。
掴みが怖い。
そして少しずつその深淵に迫りながら、
やはりヒトコワにしっかりと焦点を当てて、
キレイに謎を解いて、
で、やはり恐怖は終わらない、で閉じる。
探偵役のキャラも立ってる。この探偵がシリーズ化させない展開も見事。
いま読んで、ストーリーを知ってても、本に入り込める強さ。
そして、当時は全く分からなかった。
役小角。実在することは調べていたが、
まさか、いつも登ってる箕面天上ヶ岳のあの行者像だったとは。
リングは箕面から始まったともいえる。
それが僕が箕面に惹かれる根幹ですか?
やはりこれぞ名作。
Posted by ブクログ
まだ携帯もなかったビデオ時代の話だから古く感じたり、ビデオの巻き戻しとかツメ折るとか分からない人もいるかもしれない。
4人が同じ症状で亡くなってその共通点を探してからのその死から逃れるオマジナイがなんなのかホラーとしてだけじゃなくミステリー要素もあって面白かった。
映画ではテレビから貞子が出てきて死ぬけど小説では…
映画の呪いのビデオは今見ても怖い。
Posted by ブクログ
※映画とはまったくの別物です。
初めに犠牲者の視点、または犠牲者を客観的に見た人の視点で物語は始まります。冒頭、いきなり多人数視点構成という、今では流行りの書き方ですが、ホラー作品としてはかなり新進気鋭だったのではないかと思う。
VHSを駆使した呪いの拡散。死にたくなければ7日以内にビデオを観ていない新たな人に見せること。
というのが、リングの主な怪異なのであるが、当たり前になったこのシチュエーション。私は映画を観た時から疑問に思っていた。
『ルール、誰が作ったん?』
呪いのビデオの中で親切にそう説明した訳ではない。不気味な映像が流れるだけ。誰がルールを開拓した?
そうです。このビデオ、実験されています。
死者が念写したビデオを見せた人たちが何日でくたばるか。同時に見せた者たちが同時に死んだら、確定なのです。
また、ビデオは「ダビングしたもの」でないといけません。これも、実験されています。
原本を観せても意味がなく、呪われた人が観たビデオを別のテープに映すことで、呪いがチャージされ、それが7日以内に未視聴の人に観られることで、呪いの伝染が成功します。そして、その呪われたことを知らせるのが、無言電話です。この瞬間に、受話器を取った人のビデオが『原本』になります。
よくできている仕組みだよなぁと常々思っていましたが、文章で読むとカラクリがよくわかります。
ちなみに、呪いで死んだ人ってどうなるんでしょうね。あの世にいけるのでしょうか。本作ではそこだけが書かれていなかったんです。
Posted by ブクログ
ふと思い立って約30年ぶりくらいに再読。内容はすっかり忘れている。映画の影響で貞子のイメージしかないけれど、風の噂で聞いていた通り、テレビから貞子が出てこない。ホラーじゃなくて、謎を追っていく点でミステリって感じ。タイムリミットがあって、ページをめくる手が止まらない。サスペンスとも言えるのか? たまたま最近読んだ『クラインの壺』と印象にてるかも。「ジャパニーズホラー」って言葉で騒ぎすぎちゃってないだろうか。貞子は、たぶん世の中一般に思われているような「悪」ではなかったし、境遇も悲しいものだった。この先のリングシリーズも読んでいきたい。そうそう、昔はカセットテープとかビデオテープって、書き込みできないように爪を折って、もう一回書き込みたいときはセロテープで貼ったりしてたよなって思い出した。
Posted by ブクログ
クライマックスにかけての怒涛の展開で読むのに熱中してしまった。
ホラー映画特有のジャンプスケアは個人的に得意では無いのだが、小説のためそういったこともなく非常に楽しく読めた。
Posted by ブクログ
貞子が帰ってくるということで最初から読みたくなったので購入。貞子の過去や何故ビデオテープなのかという謎を知ることが出来た。1週間という期限があるから最後にかけて読むスピードは上がった
何年ぶりかで
再読しました。
初めて読んだのは高校生の頃で、その後映画が大ヒットし、貞子そのものがコンテンツのようになり···映画も怖かったですが、この作品はやっぱり小説の方が怖いな、と改めて思いました。
得体が知れないのが一番恐怖です。