あらすじ
「経営とは、こんなにも不格好なものか。だけどそのぶん、おもしろい。最高に」―。なにもそこまで全部やらかさなくてもという失敗のフルコース、悪戦苦闘の連続を、創業者が初めて明らかにする。
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Posted by ブクログ
DeNAの創業者、南場さんが2013年に書いた本。読み物としてポップで面白く、読んでて楽しかった。同時に、黎明期のDeNAの奔走を知ることが出来る。恥ずかしながら、これまで会社というものをオフィスのような建物としてイメージしていたが、これを読んでたくさんの人間が集まったひとつの大きな人間みたいなんだなと思った。
ポケポケが大成功したが、今後のDeNAはどういう存在になっていくのだろうか。追い続けたい。
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かっこいい自分なりに頑張ってるメガベンチャー女性社長の話。優秀なメンバーを構えるのはすごい事だが、変に背伸びせず、優秀だからこその失敗談や運ではなく計画的に成功した場面が見れて素晴らしかった。私も勇気をもらえた。ただ、同時に登場人物全員が天才なので、同じ夢を志している自分に自信がなくなる。生まれた運命の逆境を乗り越えて東京の大学に入り、マッキンゼーに入社する華麗なるキャリアはとても羨ましいです。別の次元の人間というのを凄く読んでて感じました。私も頑張ったら少しは南場さんやその周りの人たちみたいになれるかな?少し期待しちゃいました。
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記録用
南場さんの人柄の素晴らしさと、フットワークの軽さにとても感銘を受けた
ひとつひとつのエピソードがとても面白く、人間らしさが詰まっており、読みものとしても面白い
元々マッキンゼーで活躍されており、当然非常に賢い方なのだと思うが、それ以上に彼女の人間力や何かを成し遂げるためのエネルギーが人を惹きつけたのだなぁと感じた
何度も読み返したい本
特に印象に残ったエッセンス
・事業リーダーにとって「正しい選択肢を選ぶ」ことは重要だが、それ以上に「選んだ選択肢を正しくする」ということが重要
・優秀な存在への尊敬
・任せる勇気
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南場さんのパワーにひきつけられこういうリーダーでありたいなと思った1冊
以下私も心に留めておきたい言葉を引用
・管理職かメンバーかは上下関係ではなく役割の違い
・今日明日のあなたの仕事ぶり、仕事に向かう姿勢こそが人脈を引き寄せる
・事業リーダーにとって、「正しい選択肢を選ぶ」ことは当然重要だが、それと同等以上に「選んだ選択肢を正しくする」ということが重要
・自分が接している情報が断片的であるという自覚を失わない
・はじめからデキるスーパースターばかりに頼るのではなく、人の力を信じて引き出せる会社にしていきたい
毎日の仕事ぶり、姿勢が自分の将来につながり、
私のライフテーマでもある 人の可能性を信じてその人の力をいかに引き出すか
を改めて自分の中で再確認できた
Posted by ブクログ
読み物として大変面白く、どんどんページをめくり、あっという間に読み終えてしまった。
南場さんのユニークさ・胆力・情熱に魅了された1冊でした。経営者の心の内側をここまでリアルに曝けだした本も珍しいのでは。
個人的刺さったのは、経営者は選択肢が正しいかではなく、正しい選択にするための胆力が必要だという言葉。※文中では少し違った表現だったかもしれない
Posted by ブクログ
南場さんは、人を大事にする方だなと読んで思いました。上下関係なく、対等に接し、自分の気持ちを尊重し、他人を信用し、なかなか出来ないことだと思う。南場さんの凄みであり、魅力ですね。
また、知的好奇心の探究をやめないところも南場さんらしい。
Posted by ブクログ
新しい会社が立ち上がっていく様子は、読んでいる私までもハラハラドキドキで一気に読めた。この文書を読んでいるだけで、著者である南場氏は目の前にいる人を自分事として巻き込んでいくのが上手な人なのだろうと感じた。いいことも悪いことも、運がいい、仕方がなかったでは片付けられないほどの色々あっただろうけど、それを飲み込んで前向きでいる潔さに元気づけられる。
Posted by ブクログ
もう10年以上前に出版された本ですが、いまだに書店に平積みされているところも多いです。巻末を見ると17刷と書かれており、多くの人に読まれていることが伺えます。
長いこと読まれている理由を考えてはいるのですが、おそらくそれは経営者として、もしくは組織を引っ張る人としての悩みや失敗が、本当に等身大で書かれているところにあると思います。
この本のタイトル通りではありますが、本書には『私すごい』『私えらい』という鼻につくような自慢話は一切ありません。それどころか、社員や周りの人への敬意や感謝に満ちています。読んでいて気持ちが良い本です。
また、単にストーリーの羅列のみに終始しているのではなく、大事にしているモットーや考え方など、経営者としての面もうかがえます。大なり小なり組織を率いるリーダーにとっても、きっと多くのヒントが得られます。
単なるエッセーでもなければ自己啓発書でももちろんなく、堅苦しい経営指南書やビジネス書でもありません。そいういう意味では不思議な本ですが、読後にこの本から得られるコトバやエッセンスは心に染み入ります。自分も取り込んで今後大事にしたい、そう思わせる本でした。
高校生や社会人まで、色々な人にお勧めします。
Posted by ブクログ
DeNAの生みの親南場さんの本。
マッキンゼーから独立して起業し成長させて…とさぞかし輝かしいストーリーが並ぶのかと思いきや、数々の失敗談がオープンに書かれていて良い意味で予想外。
素晴らしい経営者はどこまで行っても謙虚さを忘れずにいる印象だが、まさに南場さんのストレートで謙虚なお人柄がよく伝わってくる一冊だった。
失敗や難しい局面で何を大切にし、どのように決断されたのか、驕らずに向き合うことの大事さを痛感した。
Posted by ブクログ
いやー、面白かった。
赤字から黒字で許される存在になったところはまさに涙がでました。
社長は一瞬で物事を破壊出来る。まさにそれ。
選んた選択肢を正しくする。ガツンと来ました。
ありがとうございました。
Posted by ブクログ
起業に関するノウハウ本を読むより本書を読む方がよっぽどタメになる。国内最高の起業のバイブルと言っていい。
DeNAを起業した南場さん。これまで思っていた人物像をひっくり返された。マッキンゼーのパートナーにまでなり、ハーバードビジネススクールMBAといった肩書から想像されるのは日本トップクラスの秀才だが、本書で書かれているエピソードはそうしたイメージを覆すような泥臭さ、そして胆力に富んだ優れた起業家という実像である。
書中、経営をアドバイスするコンサルタントと実際の経営の違いについて度々書かれているが、その両方を知る著者だからこそ書ける内容である。タイトルにもあるように、実際の起業と経営は決してスマートなものではなく予期せぬ事態に幾度となく直面する。賢いコンサル出身の著者ですら創業当初からそうした波乱続きであり、何度と無く訪れる危機を何とか乗り越えてきた事が描かれている。通常はこうした自伝は成功談が中心となり自慢話のような本になりがちだが、そうした要素は殆ど書かれておらず、冒頭の序文に書かれている「失敗のフルコース」という言葉がしっくりくるドタバタ劇が赤裸々に綴られている。こうした話は普通はなかなか世に出ることがないので、起業を志す人であれば絶対に読んだほうがいいだろう。
印象的だったのは、起業当初に外部に委託したプログラムが全く制作されていなかった事態に直面した話。著者も自身の経営者としての責任を早々に認めているが、このような詐欺のような業者にあたることはスタートアップでは珍しい話ではない事は評者も経験しているのでよく分かる。嘘やデマカセでスタートアップ企業をカモにする会社は沢山存在するものである。
また、起業当初からパートナーとなってくれたソニーからも手痛い仕打ちを受けている。資金繰りを何とかするために南場さんが個人で会社に融資をした事がデューデリジェンスに書かれている事と反するなどと先方の法務担当者に言いがかりをつけられたという。よくある話で、大枠の合意がなされたあとは大企業の社員があとからやってきて事務作業に取り掛かるが、面倒な言いがかりをつけてきて合意そのものを破たんに追いやろうとするような動きも出てくる。同じく評者にも身に覚えのある話である。世の中、ウソを付くやつや足を引っ張るやつで溢れているのが実情であり、資金力やリソース乏しいスタートアップはそうした勢力に対抗するには非力なのである。
また、南場さんから社長を引き継いだ守安氏が何かのパーティーのスピーチで上場準備をしていた時期の金融機関の連中は皆クソだと言っていた事が紹介されていたが、これも大いに分かるし共感する。
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DeNAの南場さんの立ち上げのころから
軌跡が学べる1冊。
女性の働き方としては先駆者として
ご活躍をされている南場さん。
経営者としてのご経歴も圧倒的ですが、
たくさんの紆余曲折がありながらも
キャリアを形成されていった道がとても
よく分かる1冊です。
ライフスタイルを考えるきっかけともなる内容です。
Posted by ブクログ
経営指南書ではなく、裏話集みたいな感じですね。最後の最後に、信条というか、どういう気持ちで経営にあたってきたかが書いてありますが、あくまで心意気であって、具体例ではないので、どちらかというと『エッセイ』的な1冊だと思ったほうが良いかな。
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経営とは縁のない仕事をしているが、それでも南場さんの人となりが読んでて非常にユーモア活力のある人で読みやすかった。
人生山あり谷ありとはこういうことなのかというくらい密な人生を送っていると感じた。
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もう純粋に面白かった!この本の第一版は2013年6月。本を読む隣で今、正に起きているような臨場感があり、ジェットコースターに乗ってビジネスのうねりに巻き込まれた感じがした。特に創業期のエピソードは面白く、現在の同社から想像できないほど。南場さんの仕事に対する熱量と魅力が詰まった本です。読後、DeNAの採用ページを見てしまった笑
Posted by ブクログ
ビジネスに分類されると思われる本なのに、南場さんのDeNAというか、周りの人への愛を感じるところで何度も泣きそうになった。
普段読む本とは違うジャンルだったけど、元気をもらえた一冊でした。
Posted by ブクログ
南場さんの魅力が詰まった一冊
当たり前のことではあるが、優秀な人達でもたくさんの失敗を重ねたうえで成功を引き寄せている
凡人なら尚更失敗を恐れてはいけないのだ
恥をかいて生きていくしかない
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熱い本だった。
信念、意地、プライド、それを貫けるかどうか。
小難しいことやロジックは補助輪でしかない。何があっても自分が漕ぎ続けることで見える景色があるのだろう。
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DeNAを立ち上げた南場智子氏とその仲間たちとの奮闘劇。元来優秀なのはモチロンだが優秀な仲間たちとの相乗効果や運もあったのだなと感じた。とても興味深い内容だった。自分もチャレンジ精神を失いたくないと感じた。
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南場智子さんに実際にお会いしたくなりました。スタートアップの実際が赤裸々に書かれていて楽しく読めました。内容はビジネスのハウツー本ではなく、自伝です。
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一目で読みいってしまいました。新しいタイプの本で、創業、自身の生い立ち、そして、実際に起こった会社の危機を赤裸々に語っている。そして、本人の飾らない正直な語り口も面白い。経営とは、実践と言われているがそれが良く分かる内容。個人的には、第七章の「人と組織」が興味深かった。
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昨年日本一になったDeNAベイスターズのオーナー南場さんの著書。
DeNAが野球界に進出した話を読みたいと思って手に取りましたが、ほとんどはDeNAの設立から現在までのことや南場さんの生い立ちからの話でした。
しかし、DeNAという会社のことはほとんど知らなかったので、オークションやゲームを手掛けた話を知れて良かったです。
今度は野球の話が中心の本を南場さんに書いてほしいな。
Posted by ブクログ
私はまだメンバーで、チームをマネジメントするような立場ではないが、私が向き合っている仕事には会社の代表・プロフェッショナルとして、オーナーシップを持って、「コト」に向かう。それをとことん大事にしていきたい。
Posted by ブクログ
すごい熱量だな。
こんな世界があるのか、というのが素直な感想。
南場さんは多分もっともっとすごいことたくさんしてるけど、専門の人じゃないから表現しきれないことが多くあったんだろうなと。
だから全てを知る、想像することは難しかったけど、
氷山の一角は見れた気分です。