あらすじ
2010年、地球に“SH3・アールヴィル彗星”が接近した。時は流れ2038年、夏。宇宙大好き小学生、沢渡(さわたり)ゆうまは、謎にみちたモノと出会う。人工知能を搭載した家庭用オートボット・ナナコの体を乗っ取るように出現したそいつは、2010年に地球に降下したとき大気圏突入時のトラブルで故障し、団地に擬態して休眠していた人工知能なのだという。「私が宇宙に帰るのを手伝ってもらえないだろうか?」団地経由の宇宙行き、大スケールの極秘ミッションが始まった!
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Posted by ブクログ
この本に出会えてよかったとまで言える作品
いいなあオートボット欲しいなあ ナナコちゃんに朝起こしてもらいてえなあ
詳しい感想は2巻の方で
Posted by ブクログ
28年ぶりの彗星飛来。心躍る少年。舞台は2038年。ネットとガジェットが今よりほんの少し発達した近未来。起動しなくなった「宇宙船」をもう一度宇宙へと返すために少年たちが奔走。
と書くとジュブナイルものっぽいし、現にそうなのだけど、ディティールがよくできている。小学生特有の男子女子の軋轢とか、成長の度合いの違いとかが、ネットカルチャー・ガジェットカルチャーを絡めてよく書かれている。
のみならず、よくできた団地漫画でもある。あんまり書くと無駄にネタバレるが、2038年という未来にあって、団地は今や年寄りしか住まなくなっているという設定だ。その団地が、その年寄り世代の子供・孫世代を結びつけるプラットフォームとして選ばれている。表表紙の折り返しに、モデルであろう団地の実写があるのだけど、ここどこだろう?