【感想・ネタバレ】大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

解散した男性アイドルグループの一員、南田蒼太が何者かに殺された。北海道Y市の廃ホテルで、めった刺しの遺体で発見されたのだった。メディアは騒ぎ立て、警察は地道な捜査を開始する。事件当夜に南田と会った同じ職場のパート女性、グループの元メンバーたち、十代で孤児となった南田を引き取った伯母とその娘……。誰もが昏い秘密を抱えるなか、驚愕のラストが待ち受ける傑作ミステリ。(解説・齋藤明里)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

蒼太は相手が求めているがわかってそれが演じられるのだから、人生いくらでも成功出来そうだけど、それもどうでもいい事だったのだろうか。春子も虚無感を抱えて生きて行くのだろうな〜
「こっちこっち」とかホラー味もあり
蒼太の死による関係者の心情等が語られるが、蒼太の本心が一番気になった。

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2026年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

解散した男性アイドルグループのメンバーが何者かに殺害されたことから物語が展開していく。

彼はグループ内では後列で、人気も下から数えた方が早い目立たない存在。
……と思いきや、語り手が変わるにつれて、彼の人の心に入り込む巧みさや底知れなさが徐々に見えてくる。

「この人には何かあるのでは?」と気になり、読み進める手が止まらなかった。

誰に、そしてなぜ殺されたのか。予想外の展開で最後まで楽しめた。

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2026年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お久しぶりです、まさきとしか先生。
今回もイヤミスをありがとう。

3月に発売されたばかりの作品
『大好きなひと、死んでくれてありがとう』。
誰の言葉なのでしょうか?
そこがミソ! ミステリ( ´▽`)じゃん!

これですよね、タイトルが秀逸!まさきさんの
名作『あの日きみは何をした』シリーズを
彿とさせます。表紙もやってますね!
芦沢央さんとまさきさんのタイトルは
それだけで買う力がみなぎってますよね。

ほぼ一気読みでした、私は。
6章あるのですが、すべて語り手が変わっていく
仕立てになっています。
あるアイドルグループの一員が解散して10年後
殺人事件の被害者に。
誰が殺したのか?なぜ殺されたのか?

6章読んでいっても、事件が解決に向かうというより、『死んでくれた』ことにより、周りのひとが
アレコレ語り始めるんですよ、あることないこと、都合よく!。

でも、殺された主人公?南田蒼太の本性は
どんなだったんでしょうか?
『なにもかもが、どうでもいい』だったのでしょうか? 
みんなわかったように語りますけど。
わからないですよね。
家族でも、夫婦でもわからないですよね。

いやぁこれぞ、イヤミス♪( ´θ`)
限りなく⭐︎5に近い4です!

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

元アイドルの南田蒼太が殺された。
犯人は一体誰?動機は?とマスコミが煽り世間も騒ぐ。
元グループのメンバー、親族、取材に行く記者、元マネージャーなど…生前の彼と関わったいろいろな人物の立場から、この事件についてや蒼太との思い出が語られていく。

それぞれの主観でしかストーリーを追えないためなかなか全貌が見えてこず、一人ひとりの狂気が際立つ。
事件の被害者と関わりがあったとなると、何かしらそこに執着したくなってしまうのだろうか。
蒼太を神聖化するファンも、貶めようとする立場も、どちらも不気味だった。
短めで読みやすかったが、真犯人も蒼太との関係も、知れば知るほどオエェーーという感じだった(語彙力…)。

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2026年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごい話だった…!
出てくる人みんなネジ外れてて最後の方は耐性ができて余程のことでなければ驚かなくなったものの、どの話も記憶に残って余韻がしっかり残る。
ーーーーーーーーーー
・プロローグ
蒼太にだけ聞こえた「こっちこっち」

・毒婦A子
丸木/週刊誌/紫崎あやめになりたかった?

・あの世のあいつ
中村由貴斗/足の裏くすぐる/芙美

・聖地の女
佐々森(週刊ランダム)/岡辺

・母の骨嚙み
喜久子/塔子/高1担任の女

・幸福の王子様
元マネージャー梶/樋山健(たつる)逮捕/矢神虎之介・星皇星・雪宮純・田中仁でお祓い/握手会に蒼太の子供を名乗る子連れの女(30歳くらい)/雪宮純が森そらりと結婚予定

・運命のあなた
新井明日香/イベントで森そらりと雪宮純が結婚・妊娠を発表

・エピローグ
山田春子(森そらり)/息子:陸人1歳半/夫:久義(経営者)/母の最期の言葉「こっちこっち」
ーーーーーーーー

⚫︎南田蒼太
周りを狂わせるのがすごい。死を以てさらにみんなが狂ってる。みんなそこまで人気がない蒼太に同情しているようで、気付かずに自分自身が取り込まれちゃってる。
解説の通り、蒼太視点の語りが一切ないのがいい。蒼太がみんなをどう思ってたのかだけ、そらだけが1番知りたいのにそれがわからない、推測しかない。だからこそ記憶にこびりつく。

⚫︎由貴斗
正統派嫌なやつで逆に霞んでしまってた。由貴斗は全然狂ってなかったから、ただの普通の嫌なやつだから死んじゃったのかも。

⚫︎岡辺
あちこちに根回ししてまで記者を追い詰めるこの人が1番無理だった。丸木は自分の妄想や理想のために動いてるだけだけど、岡辺は何のために手間をかけて根回ししてまでよそ者を追い詰める…?1番理解から遠い生命体だった。現実にこういう人がいなくもないのがまた。

⚫︎雪宮純
蒼太のこと見下してたのかと思ったけど、言いなり?ってくらい蒼太の言うこと参考にしてたり、蒼太の娘ってわかった途端そらりに興味持ったりして、蒼太の何がそこまで雪宮を狂わせていたのか…。

⚫︎梶(元マネージャー)
抑えきれずにキスて!
こういう風に、南田蒼太があらゆる人に性的に見られたり執着さされていたと思うと、なるほど大変な人生だったろうなぁと同情してしまう。

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2026年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでる最中は先が気になりページを捲る手が止まらなかったけれど、最後はふーん、そうか‥といった感じと、もやもやが少し。エピソードの一つ一つはそれぞれ面白かったんだけど。。
「大好きな人、死んでくれてありがとう」というのは、この作品に出てくる何人もの登場人物の南田蒼太への気持ちで、蒼太は八方美人が過ぎて殺されちゃったのかなって。
ところで、最後に春子と結婚した久義って、ファンカラの西皇星ってことであっているのかな?

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2026年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

だいぶ前に読んだ「あの日、君は何をした」のイメージが強かったので、ちゃんと帯には書かれていたものの、予想以上のイヤミス度合いにびっくりした。

斎藤あかりさんの解説の最後の文に深く頷けた。人間の裏表の裏を凝縮したような登場人物たちだったけど、普段気づかずに暮らしてるけど密かに自分も持ち合わせている部分があるのかなぁと思ったり。そういう意味でも怖く、反面教師的にも学びにもなる話だった。

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2026年05月16日

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