あらすじ
解散した男性アイドルグループの一員、南田蒼太が何者かに殺された。北海道Y市の廃ホテルで、めった刺しの遺体で発見されたのだった。メディアは騒ぎ立て、警察は地道な捜査を開始する。事件当夜に南田と会った同じ職場のパート女性、グループの元メンバーたち、十代で孤児となった南田を引き取った伯母とその娘……。誰もが昏い秘密を抱えるなか、驚愕のラストが待ち受ける傑作ミステリ。(解説・齋藤明里)
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Posted by ブクログ
誰もが持っていながらも、心の隅に抑えられている人間の嫌な部分を、これでもかというほどに感じられる作品。一人の人間が、こんなにも多くの人間の人生を狂わせることができるのだなと思うと怖い。誰が悪い、ということはできないが、結局人は、自分が見たいようにしか見ないし、自分のことも他人のことも完璧に理解することはできないのだろう。
人を過度に信用したり依存したりするのも、人に全く期待せずどうでもいいと思うのも、どちらが幸せとは言えない。ただ、自分のことだけは見失うことのないように生きなければいけないと思った。
Posted by ブクログ
タイトルから予想される通りで一気読みしました。
母の骨噛みには居たたまれなくなった。
女が社会にでるな男児を産めない女と姑に
いびられ旦那からは軽んじられ、血の繋がらない
男児を押し付けられ。ひきこもりだった娘が
成功した途端に疎まれ居場所がない。
そりゃ蒼太に執着しますよ。
義母にとってはいい子で唯一の救いですもの。
蒼太本人が人生を諦め周りに対しても
どっちつかずの態度で結局何がしたかったのか。
最後まで理解できなかった事だけが残念。
Posted by ブクログ
大好きなまさきとしかさんの新作文庫本なので迷わず手に取った。湊かなえさんのような後味の悪さをところどころで感じさせる内容。
今まで読んだものが傑作だっただけに
ちょっと肩透かしを食らったような気分。
南田蒼太自信が何があってあんなふうに抜け殻のような人格になったのか、彼目線のエピソードも入ってもう少し深掘りされてたらもっと良かったなと感じた。
少し浅いな〜と思ってしまえて残念。
それぞれの章が全てこのタイトルを物語っているのは面白かった。