あらすじ
日践学院高校野球部の1年生達にとって初めての秋。三年生は引退し、あわただしく新チームが動き始める。野球部の紅一点・都澤理紗も、仲間とともに部の過渡期を彼女なりのペースで歩んでゆく…。さて、前集の最前巻の最終話にて、バスケ部男子から意外な告白を受けたザワさん…それで受けるの!? 断るの!?ドキドキの第7集には、ザワさんの入部当時の秘話や本編でも好評を博した「体育祭編」なども収録されており、ザワさんの魅力はもちろん、彼女を取り巻く野球部や学校といった世界がもっともっと身近になってゆきます--!
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Posted by ブクログ
低い音で不協和音が鳴り続けているような巻であった。
空気がどことなくピリピリしており、「高校生になった」という目新しさや新生活の勢いだけで楽しくやってこられた時期がはっきり終わってしまったことを暗示させる。徐々に人間関係の合う・合わないが明確化されてきたのを見ているとこれからさらに人間関係が複雑化していくんだろうなーとか、この人とこの人って仲良さそうに描かれてたけど実はそうでもないんだなーとか、どきどきしながら読んでしまい、フィクションだということを忘れそうになる。地味ながら緊張感のある語り口でした。
また別の視点として、身体能力の面で劣り、規定によって試合にも出られないザワさんが最終的な落とし所をどこに設定するのかという問題も浮上した。「頑張ったけどできませんでした、という顔」を越えて彼女がどこを落とし所に設定するのか気になるところ。
物語中の時間経過がしっかりしているタイプの漫画なので、このまま行けば彼らが高校三年生になったところも描かれることになるのだろうが、それまでにどのような変化があり、彼らが何を得ているのかを強く想像させられる巻であった。
あと長谷川さんが謎すぎ&うざすぎてウケる。
Posted by ブクログ
女子野球部員のいる高校生の日常の話。
さすがに日常には新鮮味がない。
その日常にイベントを加えるような全巻末の告白イベントはあまりこの巻に効いてきていない。
多感で馬鹿な高校生の日常はこんなもんだよなあ、とは思うが。