【感想・ネタバレ】漱石の妻のレビュー

あらすじ

悪妻として知られる夏目漱石の妻・鏡子。潔癖症の漱石と、おおらかだが大雑把な鏡子の夫婦生活は、船出から食い違い、英国留学を経て重度の神経症を得た漱石との暮らしは大波に揺れる。鏡子はなぜ悪妻と呼ばれたのか? 二人はどうして別れなかったのか? 余人には窺い知れない夫婦の絆を妻の視点で描く。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

お互いに気持ちがあっても
どこかのポイントでボタンをかけ違ってしまって
素直な気持ちが伝わらなくなるなら 本当に関係性は難しい。 漱石の妻は悪妻であったという通説も、こうして視点を変えて切り取ると、誰もが知る日本の誇る文豪としての伝記ではなく 不幸な生い立ちを乗り越えきれない男と、苦労知らずで育って夫を理解できない妻が、それでもなんとか夫を理解して包み込もうと奮闘する不器用な者同士の切ない夫婦関係として胸に迫った。

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2021年12月01日

Posted by ブクログ

ハセヒロさんの漱石と尾野真千子の妻、NHKのレベルの高い画、全部素晴らしい。大河ドラマのような濃厚なドラマでした。

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2016年12月24日

Posted by ブクログ

悪妻と謳われた夏目漱石の妻、夏目鏡子の物語。
読んで、初めに思ったことは、ふたりとも子供だったのだなと言うこと。
だが、時が経ちふたりとも徐々に寄り添うように成長していく。
漱石は、神経病や胃潰瘍などで妻や子供たちに手を上げたことも数知れずあるらしい。
だが、修善寺で倒れて無意識のうちに『妻は?』と、鏡子を探した所に妻への思いが表れていたのではないか。
互いにぶつかり合いながらも心の底では惹かれあっていたのだと思う。

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2018年05月16日

Posted by ブクログ

鏡子さんが可愛い。

お嬢さんとして育てられた、幸せになるべき子が、蹴倒され、引き摺られしている姿が辛すぎる。
初めて、寅彦に恨み言を覚えてしまった作品(笑)

しかし、漱石も壮絶だったなー。
修善寺の大患シーンは、きっと作者が想いを込めて書いたんだろう、外で読んでいたのに泣きそうになった。
凄まじい描写の中に、鏡子が救われるたった一言が漏れ出て、その一言をずっとずっと反芻している鏡子が、やっぱり可愛いと思うのだ。

自分が憎み慕う相手ばかりがどんどん脚光を浴び、その裏で肩身の狭い思いをし続けた彼女が、それでも終わらせてはなるまい、と堪えた。
そんな姿は、誰がなんと言おうと、妻なのだと思う。

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2017年09月27日

Posted by ブクログ

男の嫉妬はタチが悪いということか?女性の集団がどうなのか今一つ判然としませんが、野郎の集まりはともすれば濃厚な関係が成立しますからな。
どう見ても悪妻とは思えんのですけれど鏡子さんは、逆にちょっと可愛らしい感じを受けるからなおさらに。

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2017年08月27日

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