【感想・ネタバレ】企業不祥事の真相 「普通の人」を悪者に仕立てる歪んだ構造のレビュー

あらすじ

悪人はいない、ただ不正は起こる。
そこに加担したのか、させられたのか?
仕事の重圧は、明日、あなたを襲うかもしれない!
オルツ、小林製薬、宝塚、フジテレビ……
ニュースでは報道されない「普通の組織」に潜む罠を、
コンプライアンス問題のプロが解説。

企業不祥事が発覚すると、「ガバナンス」「コンプライアンス」が問われ、トップが詫び、お決まりの「再発防止策」を発表して事件は収束する。しかしその陰では、真面目に業務に取り組んでいた人が不正や不法行為の“犯人”として糾弾されるケースが少なくない。コンプライアンスの方向性も個別特定の問題にフォーカスされ、背景にある業界や組織の抱える根本的な課題を見えなくしてしまう。そして“同じような”不祥事が繰り返される。
暗黙の圧力、業界“村”の慣行・しがらみやローカルルール、現場を軽視した経営判断、曖昧な指示と報告体系、取引関係……日本の組織は問題の温床に溢れているのだ。

宝塚歌劇団、オルツ、小林製薬、三菱自動車、フジテレビ、リクナビ、セブンペイ……本書は、第三者委員会報告などをもとに話題になった企業不祥事を多方面から分析。すべてのビジネス人が、業務の実態とコンプライアンスとの板挟みで眠れぬ夜を過ごすことなく、同時に不条理な犠牲者を出さずにすむように、不祥事が起こる組織にありがちな「本当の問題点」を浮き彫りにしていく。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「正義だと信じていたのに、組織は『お前が悪い』と言う」—その悲劇的矛盾に光を当てた著作は稀。
秋山進先生の人間観察の深さに脱帽でした。

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2026年01月15日

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