あらすじ
美大の同級生だった陽向、瑠璃、未緒、乙羽。四人展を開催するくらい仲が良かったが、卒業後に現れた男の存在が関係を歪ませる。久しぶりの再会の場となった瑠璃の結婚式で明かされた、六年前に大学で起きた事件の真相とその罪とは。ギャラリーストーカー、セクハラ、アカハラなど、美術業界の闇とタブーを炙り出す衝撃作。
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Posted by ブクログ
タイトルから、もしかしてイヤミス?と覚悟して読みましたが違いました。世の中の正義と、自分の目から見た正義とはイコールではないのか、と考えさせられましたが、そんなに深くもなく。最後は、良い方へと転がっていったようなので、どちらかというとライトな読み心地でした。
Posted by ブクログ
タイトル通り、全てが「わたしのせいではありません」でした。
連作短編で視点がそれぞれ変わり、ストーリーの本筋は同じでも視点が変わる事によって見方が変わって見えなかった部分が徐々に明らかになっていくのが爽快でした。
日向の性別をぼかしてるのもミスリードでした。
ラストまで読んで、何故?が一気に解決でした。
Posted by ブクログ
連作短編なので短い内容でしたし、全体の分量も短く読みやすかったです。一話目はどんでん返しでしたが他はイヤミス感の強い作品かなと思いました
Posted by ブクログ
面白かった。
長い年月を超えて複数の事件が絡み合っていて、何人もが様々な形で関わっていて、リアルだと感じた。
こうやって個々の事情や思いが絡み合っていざこざや事件が起きてしまうのかなと新たな考えが生まれた!
Posted by ブクログ
初読みの作家さん。
連作短篇。陽向は美大の時の友達、瑠璃の結婚式の二次会に招かれて、仲間だった乙羽、未緒、千奈と会う。瑠璃は絵から離れて玉の輿に乗ったようだ。現在無職の陽向は学生の頃にあった赤い扉の謎を推理する…
第一話 六年前の赤い扉(陽向視点)
第二話 純白の誓いの後で(瑠璃視点)
第三話 瑠璃色のプレゼント(未緒視点)
第四話 瞳を緑色に染めて(叶恵視点)
第五話 暗い海に射す青は(陽向視点)
で構成される。第一話は陽向の性別をミスリードしているのかな、と感じた。第二話と第三話でギャラリーストーカーというものが出てくる。そんなものがいるのか、と驚いた。現在のイラストレーターの事情に詳しいわけではないので、パトロンが現在にもたくさんいるのかどうか、分からないが、Instagramには自分の作品を売り込む動画が溢れるほど流れているから、いるところにはいるのだろう。絵師と呼ばれる人がXで話題になっていたこともあったし。
個人的にはこのような女性グループのごちゃごちゃした感情の小説は好きな方だ。自分の立ち位置はどの人に似ているかな、なんて考えるのも好きだ。しかしこの小説の中には自分に似たと思えるものはなかったな。やはり業界が特殊だからだろうか。
叶恵よりも怖いと感じたのは乙羽だ。そう思ったのは私だけではないと思う。こんな友人いたら精神的疲労が酷そう。
陽向がのめり込んだ絵本と思われる(参考文献にも書かれていた)酒井駒子さん絵の「赤いろうそくと人魚」。私も大好きな絵だ。哀しい話だから子どもに何度も読み聞かせよう、とは思わないのだけれど、凄く印象に残る絵だった。