あらすじ
皇女にプロポーズを断られた小国の王子は、宮廷に豚飼いとして潜入。皇女の心を奪う不思議な品々で、皇女のキスを、ついには体を手に入れた……。 アンデルセン童話『豚飼い王子』を海野つなみが大人の童話へとアレンジした、恋と愛欲のファンタジー!!
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泣けたのが自分でも予想外だった
官能シーンでこんなに泣けてしまうとは思わなかった。
アンデルセンの童話は王子が別れを告げるところで終わってしまうので、深みが増してて好きです。
童話では酷いお姫様だと思ったけれど(どちらも大概だけども・・)ここではなぜ生きてるものだといけないのか理由づけも納得できて良かった。
魔法だと思ってた音楽も現代なら叶うと気づけるのも面白い。
匿名
アンデルセン童話に興味を持った
元ネタになったアンデルセン童話を知らないので、アンデルセンの『豚飼い王子』に興味を持ったし、アンデルセンのものを読んでからまた読みたいなと思いました。
外国が舞台で新鮮でした。
匿名
官能的で美しい
作者さんが、ポルノを描きたい、でも下品にしたくない、とあとがきで言われている通り、とても官能的なのに、取り上げた題材と場面設定も合わさって、美しい「絵本」になっていると私は思います。短いですが、二人が、お互いを理解していく過程も素敵です。なぜ王子はそこまで姫にこだわったのか、とか、姫が豚飼いにキスを許すなんて、信じがたいとか、つっこみどころはありますが、それを差し引いても、オススメです。
Posted by ブクログ
4.5点。恋愛にはエロはつきものだと思うし、こういう風に他の作品もエロも描いてくれたらいいのになーと思わされたくらい、恋愛とエロのバランスが自然で良かったです(^ー^) 楽しかった♪また海野先生のこういうアダルトなのも是非読みたい!
Posted by ブクログ
すごく すてきだった。。。。。
キスっていいね。
どんどん心が欲ばりになっていく様子に共感できました。
女だって欲ばりなんですよ。ふふふ。。。。。
Posted by ブクログ
自分にとってどれ程かかけがえのないものを贈ったところで、相手にそれが理解されなければ意味はない。
原典の「豚飼い王子」に対して抱いていた不公平感が解消された。王子にとってはでき得る限りの誠意であっても、姫にとってはその価値は解らない。会ったこともない他人だ、あたりまえのこと。
血の通う贈り物を厭う姫がなぜか責められる童話に違和感を持たれている方がいらしたら、是非。
Posted by ブクログ
作者買い。
感情を理性で語る海野つなみさんらしい作品。
元が童話である雰囲気は残っているが、その中にエロスをしっかり組み込んでいる。
絵柄的にエロくはないが、なんとなく煽情感溢れる。
登場人物が皆、人間臭くていいなと思う。
Posted by ブクログ
童話をモチーフに官能を描いた作品。タイトルと表紙絵に一目ぼれしてやっと入手できました。人間の愚かさや浅ましさ、欲望が描かれていますが、読み終わった後には温かさもある作品でした。官能でもシンプルでいやらしさもなく素敵な描写だなと思いました。
Posted by ブクログ
不思議な世界観。童話の中のようなストーリーに引き込まれ、すぐ読み終わりました。フワフワした感じで進むのに、海野先生らしい笑える場面で現実に引き戻され(笑)、アダルトなシーンでドキドキし‥。読み応え十分でした。