あらすじ
植物の「声」を聞く機械を発明した男が耳にしたものは? 小説自動作製機は何を成し遂げるのか?教養ある男が企んだ甘美な復讐のお味は?……短篇の名手が、人生という道路に、時にぽっかりと口を開ける非日常という落とし穴を描いて見せる非情でブラックな短篇の数々。従来未収録だった短篇2作を新たに加えた新訳決定版 【収録作品】 サウンドマシン/満たされた人生に最後の別れを/偉大なる自動文章製造機/クロードの犬/ 〔特別収録〕ああ生命の妙なる神秘よ/廃墟にて
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Posted by ブクログ
短編集。個人的に外れがなく面白かったです。
Ⅰより好きです。性格の良い登場人物がいないので
彼(彼女)が失敗しても遠慮せずに笑えます。
サウンドマシン…植物の声を聴いてしまったら。
満たされた人生に最後の別れを…ロマンチックなタイトル
だけど内容は切なくもおバカな男性の末路を描いている。
偉大なる自動文章製造機…将来的にはできそうな機械。
クロードの犬…私とクロードの短編集(「ネズミ捕り
の男」「ラミンズ」「ミスター・ホディ」
「ミスター・フィージー」)。
ああ生命の妙なる神秘よ…ラミンズとクロードの話。
クロードは憎めないけど、実行力はある切れ者ではないっていう人は実際にいるし、だいたいめんどくさい。
廃墟にて…2Pの短編。ピシッと収まっていて素晴らしい。食べちゃうのかなぁ。