【感想・ネタバレ】風立ちぬ・美しい村のレビュー

あらすじ

風のように去ってゆく時の流れの裡に、人間の実体を捉えた「風立ちぬ」は、生きることよりは死ぬことの意味を問い、同時に死を越えて生きることの意味をも問うている。バッハの遁走曲(フ-ガ)に思いついたという「美しい村」は、軽井沢でひとり暮しをしながら物語を構想中の若い小説家の見聞と、彼が出会った少女の面影を、音楽的に構成した傑作。ともに、堀辰雄の中期を代表する作品である。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

特に後半がよかった。文章が綺麗。
「自然なんぞが本当に美しいと思えるのは死んで行こうとする者の眼にだけだ」
というセリフ、なんだかよくわかる。言い得てるなと思った。

0
2023年10月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

軽井沢を初夏6月に訪れ執筆のために青年が滞在している。まだ人のいないヴィラや通る人のない小径、野薔薇やアカシアの花や水車を慈しむ。
絵を描く少女と出会い、嫉妬や焦りを覚え次第に少女の存在が心の中で大きくなっていくのだった。

0
2022年06月25日

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