あらすじ
【第1位『週刊文春』2008年傑作ミステリーベスト10/海外部門】カービィ少年の失踪は誘拐事件へと変貌を遂げた。身代金受け渡しの場に急行したジャック・フロスト警部だが、その鼻先で事態は思わぬ展開を見せる。果たして少年の安否は? 母子四人殺害事件や少女誘拐事件など、解決を要する案件はほかにも山積みで、フロスト警部の疲労とマレット署長の不機嫌は募るばかり。数年前に起きた愛娘轢き逃げ事件にいまだ固執するキャシディ警部代行との仲も悪化する一方で、状況は見事なまでに八方ふさがりだ。悪態をつきながら雨の中を駆けずりまわるフロスト警部に、光明は訪れるのか? 大人気シリーズ第4弾。/解説=荻原浩
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Posted by ブクログ
フロスト警部シリーズの4作目。
今回も同時並行で様々な事件が舞い込む。
ゴミ山に放置された死体に少女誘拐事件、老人ばかりを狙う強盗、腐乱死体などなど。
相変わらずデントン市って治安が悪い笑
起きてる事件は凄惨なものが多い中、フロスト警部の捜査が面白おかしく描かれる。ここまで笑いながら読める海外ミステリもそうそうない。
日本語訳の秀逸さではトップでなかろうか。
相変わらずのセクハラ親父でどうしようもないけど、魅力たっぷりなフロスト警部シリーズも残すところ2作。ゆっくりと楽しみたい。
Posted by ブクログ
マレット、キャシディ。こんな考え方をする人がいるのね、、と勉強になります。
フロストはだらしないかもしれないし、読みも外れ全然うまくいってないかもしれないけど、魅力的。
Posted by ブクログ
面白い!(◎_◎;)フロストシリーズの中で一番好きな作品です。一気読みでした。流れは、今までのフロストシリーズと同じ感じです。次々に事件が起こり、的外れな推理、我道を行くって感じですかね。人情味溢れるフロストに注目。自分の出世のことなんて考えないで、人の為に規則を曲げる。こんな人なかなかいないんじゃないかな?フロスト節に笑えます。フロストシリーズ読んでない方!この「フロスト気質」から読んでみても大丈夫です。一度読んで見てください。ソンはさせません。
Posted by ブクログ
(上巻より続く)
だらしないんだけど、きたならしいんだけど、下品なんだけど、
憎めないフロスト警部。
この作品でも、
何やかんや言っていても、女性に関して一線を画すところや、
子どもを亡くした父親に対して浪花節なところが、
憎めない。