【感想・ネタバレ】失敗を生かす仕事術のレビュー

あらすじ

個人にも組織にも必要なこれからの仕事術。めまぐるしく社会の状況が変わるいまの時代は、今日の成功は明日の失敗へとすぐ変わる。失敗と真正面から向き合い、よりよい仕事をするための考え方を明快に説く。(講談社現代新書)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本業と直結している失敗分析の畑村先生の本なので手に取りました。この本では「失敗の意味」「失敗を生かす仕事術」「失敗を生かす組織論」の3部構成でありますが、特に仕事術で述べられた「失敗から定式化/一般化(シナリオ化)」が肝だと思いました。失敗対策例などは良く作るのですが、日頃の業務に落とすまでもう一段下げる考え方を今後も気をつけていきたいなと。

・周囲の条件が変わっても旧式にしがみつくのは危険な生き方
・失敗する味わう痛みや悔しさのお陰で新しい知識を受け入れる素地を作ることができる
・MITの人は拙い英語でも話しの様子から頭の中で類推して正確に理解してくれる。
・事例集は使われない。失敗から得るべきものを整理されていないため(一般化)
・日本はとかく下からやることを大事にするが失敗対策はトップダウンにやらないと小手先の対策になる

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2012年04月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 本文より・・・本当の意味で未来への不安に打ち勝つためには、やはり自分をおびやかしているものの正体をしっかり見極めることから始めなければなりません。正体がわかれば、対処の方法も生まれてくるはずです。・・・
 私たちは、不安を感じながらも、不安の原因を直視することができない。試験の直前に部屋の片づけをはじめてしまうように、本当に対峙しなければならない問題を先送りし、些細な日常に埋没しようとする。そうすることで、不安の原因は積み重なって何処から手を付けたらよいか分からなくなってしまう。
 確かに失敗を真摯に受け止め、活かしていくことは苦しい、しかし失敗の種を撒き、刈り取れない程伸びてしまうほど放置するように、問題を先送りする方が、もっと苦しいことは言うまでもない。

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2020年05月11日

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