【感想・ネタバレ】私という運命についてのレビュー

あらすじ

大手メーカーに勤務する冬木亜紀が、かつて恋人からのプロポーズを断った際、相手の母親から貰った一通の手紙。女性にとって、恋愛、結婚、出産、家族、そして運命とは……。著者渾身の傑作長編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

確か30代後半に読んだ記憶がある。
主人公と同じ世代だったので、感情移入してしまい、悲しい出来事が起こる度に泣いてしまった。
運命ってなんだろう。どうして幸せはみんな平等じゃないの?悲しいことがあったとき、乗り越えた先に嬉しいことが待っているんだと信じてきたけど、それは死ぬまで繰り返されるのかな。自分で運命を選んで行って、宿命から逃れられるのかな。今までの人生と、これからのことを、色々考えさせられる一冊。
最後のシーンで号泣。
生まれ変わって会いに来てくれたと信じたい。

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2023年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公にどっぷりはまって感情移入してしまう私には、ものすごく感動した作品でした。「選ばなかった未来なんかどこにもない」という一説は、「あの時ああしとけば良かった」と思うことが多い自分には、痛かった。
それにしても最後の最後、本当に悲しかった。

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2021年01月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とにかく最初から惹き込まれた。
亜紀と自分が重なる部分もあったりして続きが気になってどんどん読み進めた。
最後の章を読んでいる時、ずーっとザワザワしてて、、やっぱりって思って、、涙が止まらなかった。
そうなる気はしてたけど、、そうならないで欲しかった。
でも好きです。
人に薦めたくなる本です。

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2020年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

冬木亜紀は佐藤康とプロポーズを一度は断ったが、10年後に自分からプロポーズをして康と結婚することになる。

この作品は「運命」がキーワードとなっている。
亜紀と康が一度は離れても再度繋がったみたいに、運命という糸で生まれてきた時点できまっているのでは?と考えさせられました。
運命に抗っても、あらかじめ決まっていることには立ち向かえない。
だから人生って流れに身を任せて生きていくもんだと思いました。
どこで誰といつ繋がるか分からない。
誰も未来は予想できない。
そこに人生の面白さや難しさが集約されていると思います。
大人の恋愛小説の方が淡々と読み進めることができるので、好きだと改めて感じました。

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2023年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

好きなタイプの小説。展開が予想できるけど、ある意味裏切りはないので安心感はある。予想外の所が繋がっていたりはしたけど。ある女性の一代記って感じで、朝ドラみたいだなぁと思った。前半は良かったんだけど、後半の展開は少々うーんというところもあったけどね。主人公の恋愛関係とか。主人公の主観からすれば色々考えての事なんだろうけど、夫になる人の元妻とか客観的に見て可哀想すぎる。。。多分、主人公が現実目の前にいたら、友達にはなりたくないタイプだなぁ。最後の方にあった、出産して人生観が変わるみたいな話は同感しました。

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2021年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

長かった。丸一日かかった。読んだこと誰かに言いたいけど、誰かに言うのは深読みされるからまたそのうちだ。

人生として色んな人の考えが会って参考になるところもあった。
運命とは大きな流れのようなものでなかなか抗えるものではない、だからといってただ流されているのも弱すぎる。
流れ方の舵を取る、自分のことは自分で選択したという自信が重要ではないか。

個人としては結婚破棄は絶対許されない、じっくり時間をかけて付き合ってきて
結婚しようという段階で「なんか違う」というのは許されるのか。
自分が恋愛は結婚とつながるという認識だからそう思うのだろうか、つながらないという認識なら問題はない出来事かもしれない
どちらにしろそこに大きな認識違いがあるような付き合いはするべきではない。→結婚を前提にお付き合いする。という共通認識の重要性

運命を見たと言うけど結局直感的にふと思っただけで、あたったのを思い出したに過ぎない。
福岡の人は両方共運命って言ったのに結婚しなかったし。
純平のだめなところは事故の後の考え方。法律を破ってまで自分に得をしようとして、それを相手にも共有しようとした。
極限でアドバイスを聞き入れないような姿からは、だめになったときに助けを受け取る人とは思えない。
結果オーライというのはありえない。

自分が死んだら相手には自由に生きて欲しい。あくまでも人はそれぞれの道を歩いている。
一緒に歩いている人は道が近いだけであって、決して同じ道ではない。
その中で限りなく近い道を、長い時間歩くのを結婚と呼ぶのではないか。
なのでずっと一緒に近くを歩けるのが理想だけど、道が別れたあとはまた自分なりの道を歩いて欲しい。

そこまで仕事に人生をかけないと考えるのは自由、それで仕事を回せるのなら。きっとそれだけではいけなくなる時が来るから。
人は仕事に力をかけている「ように見える」人にお願いしたくなるものだから。

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2018年12月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

32歳独身貴族女性の感想。
運命に思い馳せ過ぎ。人死に過ぎ。いい暮らししすぎ。
バリキャリという設定なのに残業してる風でもないし会社に固執してないしめちゃいい家住むし男への偏見もないし、どゆこと?
時代の違い?バブル?
結局全部読み切ったけど、、、なんとなく共感はできなかった。私もフィクションにしたらこんな感じの人生になるのかな。
とりあえず広い部屋に住みたくなったので不動産屋行ってくる。

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2024年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは独身の若い頃読んでいたら身につまされる本だったなぁ。回り道してやっと気づく幸せもあると今ならわかる。
スピリチュアル色濃いラストは泣ける教科書のような収め方で若干白け気味。経験した身としては、帝王切開後のリアリティのなさの違和感が尾を引いた。
共感半々、「私の選択こそが私の運命」はまさにそう思う。というか、そう信じでもしなければ曲がり角が次々と現れる人生やってこれないw
康一郎くんと息子の誕生日が偶然同じ月日で、そればかりはこの本との巡り合わせを感じてしまった。

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2017年01月16日

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