【感想・ネタバレ】東慶寺花だよりのレビュー

あらすじ

井上ひさしが十年をかけて紡いだ、感動の遺作! 江戸時代、女たちが不幸な結婚から逃れるための「駆け込み寺」であった鎌倉の東慶寺。その門前に建つ御用宿の居候で、戯作者志望の青年の目を通し、救いを求めて寺に身を寄せる女たちの物語が描かれる。ただ虐げられるばかりではない。怒り、抵抗し、許し、受け入れる。名もなき人々の弱さと強さを優しい視線で見つめた井上文学の到達点とも言うべき、静かな感動に満ちた連作短篇集。著者自身による特別講義を巻末収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2010年4月に亡くなられた井上ひさしさんの遺作
単行本は 2010年11月に出版

鎌倉の「かけこみ寺」東慶寺の御用宿の居候が語る話15編
女性の名と季節の花を織り込んで江戸時代を写し取っている

それぞれ興味深い話だけれど
どの人物も独り立ちしてるなあと

あとがきで作者が「江戸時代から女性は十分強かった」
そう書いているが
うーん、そうならざるを得なかった時代背景
妻から離婚を要求するのも命がけだった

東慶寺の院主様が痛快だった

≪ 境内の 花と季節が 巡り来て ≫

≪ 

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2022年01月06日

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