【感想・ネタバレ】空白の戦記のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年08月01日

3,4回目か。ちょうど、今頃に読むと、先人が悲惨な国情に伴い、命を捧げた時間に少しでも近づけ弔意の首を垂れることが出来たらと。

7編は長短あれど、重さはいずれ劣らぬ力作、熱く、するフド委痛みで突き刺さってくる。臨場感はとてつもなく、読み手の周囲の時間が停まったかのような想いを抱かせてくれる。

...続きを読む身をそらんじられるほどに熟読した「艦首切断」は圧巻。吉村氏のペンはいつもながら、その場に居ないのになぜにこうまでと息をのむ想い。

下手な戦争追悼番組や政府の域が掛った様な追従モノより、中学生に読んでほしい・・難しくてもこうして日本の軍は新た貴重な命を散らして行ったのだと。

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Posted by ブクログ 2013年08月31日

素晴らしかった!
泣きながら読みました。
特に、『艦首切断』と『顛覆』(本書どおりの漢字がでなかったけれどてんぷくです)は感極まって一気に読むことができませんでした。

シンプルながらも的を射た表現が想像力をかき立てます。
大変よい本でした。

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Posted by ブクログ 2020年10月11日

徹底した調査に基づく記録文学の短編。大自然との戦いを描いた「艦首切断」「顛覆」は圧巻! 「敵前逃亡」「太陽を見たい」でやるせない気持ちになり、「最後の特攻機」の不条理...。「軍艦と少年」は『戦艦武蔵』の後日譚。240頁ほどだが心にずんっとくるどれも素晴らしい作品。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年01月29日

人々が、戦争の、時代の影から逃れられずにいる。日の目を見ないままに消えていく。最終話がそれをすべて凝縮していた。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

タイトルのとおり、正史から抹殺、あるいは無視された人々の物語。
どうやら著者のノンフィクション系の作品が好きなようだと思うようになった。いくらでも読めるし、読みたい。純文学系の方の作品はちょっと取っ付きにくいが。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年09月22日

 戦争を題材にした、著者の短編集。
 友鶴事件や、第四艦隊事件など有名な題材を扱っているのもあれば、事実を元にしたフィクションの「敵前逃亡」などもある。
 それも臨場感や、情感に溢れ、戦争のいろいろな側面に触れる事が出来ると思う。
 武蔵に関わったある少年を描いた、「軍艦と少年」がなんとも物悲しい。

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