あらすじ
「SNSによる炎上」とよく言われるが、これは矛盾した言葉だ。なぜならSNSは本来“井の中の蛙”を作るサービスだからだ。閉じた世界で自分の触れたい情報にだけ触れて時間を過ごすサービスがSNSなので、むしろ喧嘩を回避する方向に機能する。だとしたら「SNS規制」は限定的な効果しかない。しかし現実に炎上は起きている。その理由は? それはX(エックス)などの「拡散系サービス」をSNSに含めているためである。
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Posted by ブクログ
炎上を起こす人も、マウンティングする人も、晒す人も、WinWinの皮を被ったビジネス垢を運営する人も
本質的に全て同じ行動原理に根差していることに気づきました。
それはつまり居場所が欲しい、何者かになりたい、味方がほしい。
という根源的欲求でした。
マズローの欲求階層説でいうところの第2,3層「安全欲求」と「社会的欲求」であり、生理的欲求の次に位置する欲求で、ほぼほぼ本能に近いです。
なので、話せば分かる、利用者側もモラルを身に着けるべきだ、情報リテラシを付けるべきだ、ネットでイキって何になるんだ?とか、
そういう次元の話じゃないんですね。
でもなぜ炎上は流行るのか?
それは、プラットフォーマーによってデザインされているからに他なりません。
つまり、僕たちは誰かによって意図的に争わさせられているといっても過言じゃないです。
レイジベイティングという言葉があります。
Xのビジネスモデルとして、ポストがどれだけ閲覧されるか=アテンションを得られるか、に掛かっていて、それがマネタイズポイントです。
そのアテンションを得られる最も効率的なジャンルが「人の怒り(レイジ)」なんですね。
人は正義の棒を振りかざすのが大好きですから、それをプラットフォーマーはよく理解しているのです。
僕たちがXを見てイラっとするのも、傷付くのも、全部どこかの誰かが意図した通りなんです。
馬鹿らしく思いませんか?
今Xで起きていることは、魔女狩りの時代の再来です。
要するに、炎上文化に加担している人(当該ポストをリポストやいいねをする人)は、リンチを正当化しているということです。
ちょっと言い過ぎたかもしれません。けど、本質的にはそういうことです。