【感想・ネタバレ】WORLD WAR Z(上)のレビュー

あらすじ

中国で発生した謎の疫病──それが発端だった。急死したのちに凶暴化して甦る患者たち。中央アジア、ブラジル、南ア……疫病は急速に拡がり、ついにアウトブレイクする。アメリカ、ロシア、日本……世界を覆いつくす死者の軍勢に、人類はいかに立ち向かうのか。未曾有のスケールのパニック・スペクタクル。大作映画化。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

世界的ソンビ禍を生き残った人々のインタビュー集。
宗教や人種対立、国家の対応、文化意識の違いなどが「歩く死体群」を通して描写され、現実でも聞く様な展開も出てくる。
「ウォーキングデッド」辺りの近年ゾンビ物にも大きく影響していると思われる。

0
2025年03月04日

Posted by ブクログ

ゾンビ戦争を生き残った人たちの証言を時系列に沿って集めたフィクションドキュメントルポ。ゾンビものの面白さの一つはゾンビという非人間性の塊に遭遇した時にみせる人々の人間性という物があると思うのだけど、この作品も時系列に沿って集められた証言で語られるその時々の様子からその人間性が滲み出ていて面白い。

0
2013年08月26日

Posted by ブクログ

 世界が「ゾンビ世界大戦」を経験した後、生き残った人達のインタビューを集めた疑似ドキュメンタリー風作品。
 非常に面白い。強烈な吸引力のある作品ですね。複数の人々のインタビューで、世界が遭遇した事態を浮かび上がらせる手法は想像力を刺激させられます。

0
2013年04月06日

Posted by ブクログ

全世界を巻き込んだ〈ゾンビ戦争〉の終結から10年、わずかに生き残った人々はそれぞれの場所で復興の途中である……
そんな各国の人々にインタビューして回り、集めた回顧録。インタビュー形式は久々です、「巨神計画」以来?

所属している読書会の「ゾンビ回」で紹介された作品のうちのひとつ。
映画はおすすめされなかったですし、「この内容ならディスカバリーチャンネルでドキュメンタリー風に作ったら面白かったんじゃないか?」でした。確かに…!

上巻はゾンビ発生から対処の途中。
地域性や国民性で、対応に違いがあったのがリアルでした。
大いなるパニック、各国で採用される「レデカー・プラン」的な選別戦法。そして無力感から起きる自然死。
少数を犠牲にして大多数を救う、ポール・レデカーが考えた「レデカー・プラン」はこういう戦法あると知っていても実際やれるかどうか…だし、犠牲にされる・犠牲にするのまさにその場にいると双方とも絶望しかない。やる方もいつやられる方に回るかわからんし。。。
そう思うと、シン将軍はすごいな。
戦争に勝つには、大量の物資、物資を製造するのに必要な天然資源、これらを工場や前線に運ぶ輸送手段の掌握が必須というのはわかります。
どこの国の人でもアメリカ人みたいな文体で喋るなぁというのは置いておいても、『架空戦記』(対ゾンビの…)として面白く読みました。下巻へ続く。

0
2025年11月27日

Posted by ブクログ

なんで読もうと思ったのか忘れたんだけど、全編インタビュー仕立てのゾンビものという異色な小説。色んな人物の視点を組み上げてだんだん全体像が見えてくるような、ボヤけてるような展開は「悪女について」みたいで面白いな。ちょうど「ゾン100」読んでたのもタイミング的に面白い。しかし訳書はなんでこんなにページ全体をびっしり字で埋めるかね読みづらいよな。

0
2023年07月10日

匿名

購入済み

映画から入った

レビュータイトル通り。映画版が面白く、WORLD WAR Zに原作があると知って、ずっと気になっていたので購入しました。

映画はかなり端折られていたんだな、つーか別物なんだなって感じ。でも映画版も原作もどっちも面白い。むしろ別物だから面白さを映画と原作で二回味わえる良作だと感じた。

#怖い #ドロドロ #ダーク

0
2022年10月29日

Posted by ブクログ

「ゾンビ襲来: 国際政治理論で、その日に備える」で出てきた「参考書籍」翻訳されてた!(映画化はどうでもイイ)完全にインタビューの積み重ねで状況を説明している主砲は、個々の人物の認識としてなので矛盾があってもOKというずるい手法だが、それはそれで有りだなと。むしろこのゾンビにより人類が滅亡寸前にまで追い込まれたというテーマには良く合致しているかも。下巻も買おう

0
2018年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マックス・ブルックスによるゾンビ小説。
世界ゾンビ大戦の終結から10年、その戦争を生き抜いた人々にインタビューした証言録という体裁で物語が進む。上巻は感染の発生から大規模な戦争へと移行し、人類がどんどん追い詰められていく様子がリアルに描かれている。
戦争を生き抜いたということで軍人中心で物語が進んでいくが、世界中の様々な立場の登場人物により、重層的に物語が紡がれていく。ある地域で重要な出来事や発見があり、それを受けて別の地域では、というかたちの展開はややもすれば単調になるきらいはあるが、設定が程よく練られ、飽きることなく読み進めることができる。
人類が戦争に勝ち、復興に向けて着実に歩んでいる時点でのインタビューということで、先の展開はある程度読めるが、それでもなかなかハラハラする展開が用意されていて、下巻での戦争終結に至る流れに興味をそそられる。

0
2015年08月22日

Posted by ブクログ

映画のCMを観てから読んだので、映画の雰囲気と全く違うインタビュー形式でビックリ。
でもそのおかげで、いつの間にか本当にあったことのように錯覚して、読んでてはっと我に返ることが何度か。
兵器の名前が複雑すぎてちょっと読んでて辛い部分もあったけど、引き込まれる内容でした。

0
2013年08月19日

Posted by ブクログ

予備知識も無く『このミステリーがすごい!』で20位にランクされていたので読み始めたのだが、かなりハードなゾンビ小説であることに驚いた。

ある組織に所属する『わたし』がゾンビ戦争を生き延びた人々にインタビューするという形式で物語が進む。

あり得ないストーリーなのだが、インタビューによりゾンビに関する詳細が語られると現実味が増して来る。

0
2013年03月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだ上巻、インタビュー形式で淡々と綴られる物語。
必然的に軍事、政治関係者の比率が高い。最終的な感想は下巻を読まないとダメですね。

0
2013年10月23日

シリーズ作品レビュー

「小説」ランキング