【感想・ネタバレ】WORLD WAR Z(下)のレビュー

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Posted by ブクログ

下巻おもしろ!墜落した飛行機乗りと日本人のオタクのエピソード痺れたな。日本に対する描写もまあ正しくて面白く読めた。めちゃくちゃ面白い小説だったけど、まあ難点はインタビュー仕立てなので完全な全体像が掴めないとこかなあ。どうイスラエルが鎖国してレデカープランがいつ出てパキスタンとイランが核を打ち合って大パニック?反転構成?日本人の脱出?って整理して知りたい事が多過ぎるなあ。俺は全くゾンビファンではない。しかしめちゃくちゃ面白い小説だった。コロナ後の今読んだのも面白かった。

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2023年07月15日

Posted by ブクログ

日本パートの異質さに大爆笑してしまった。様々な証言を時系列に沿って集めることによってに大きな世界とその流れを提示する疑似ドキュメンタリーの形式はなかなか面白かった。何かざらついた感情を残すラストもゾンビ物らしくて良い。

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2013年08月27日

Posted by ブクログ

 下巻。
 世界各地の状況が語られるます。ちなみに下巻では日本の状況も書かれており、なかなか興味深いです。作者は結構日本の文化をよく知っているのかな?
 もし映画のような「ゾンビ発生」が実際に起こったら? その場合の、政治的、軍事的、地理的なことからいろいろと考え、シミュレーション。その結果から導かれる世界観、疑似歴史を一度作った上、それを多面的に書くために様々な人物のインタビューという形をとったのでしょう。かなり労力を感じさせます。
 そして、こうして作り上げられた故に、一つの歴史的事件を様々な視点から見る面白さ、群像劇としての面白さがありました。
 こうしたことから、読み終わった後に何とも言えない充実感が残る逸品でした。

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2013年04月06日

Posted by ブクログ

ほとんど予備知識無しで読んだので後書で著者があのメル・ブルックスさんの息子と知って仰天。書店でかけてもらったカバーもめくらず一気読みだったので。スティーブン・キングの息子といいやっぱり才能は遺伝するのかな?。環境かな?。
ゾンビ小説でここまで心動くとは思いませんでした。

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2013年04月03日

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上巻に引き続き、誰も彼もがアメリカンな喋り方をするのが鼻につく。

良かったところは、ゾンビ大戦の始まりから終わり、そして終戦後までを書ききったところ。特に終戦後、各人の価値観が経験や所属国家によって様々に変化した点が良かった。
上巻の後半から下巻の前半にかけては「ゾンビが発生してどうしたか?」が展開されるが、これは多くのフィクション作品でも見られるため、食傷気味に感じながら読んでいた。しかし、終戦後を描いた作品はとんと見ない。「CURE」か「学校ぐらし!」のエピローグくらいだろうか。それを、この作品はきちんと描いたのである。ツッコミどころはあれど、描いた点を評価したい。

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2023年04月20日

匿名

購入済み

面白かった

各国が抱える問題とか国ごとの性質とか、そういう部分がリアルに描写されててすごいと思ったけど、日本人視点の話が出てくるとやっぱり理解がしやすいので読むのがより楽しい。

#怖い #ドロドロ #ダーク

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2022年11月04日

Posted by ブクログ

上巻が良かったので、下巻も購入。ツッコミどころもあるけど、色々楽しめた。ゾンビが水中でも何年も朽ち果てずに活動し続けるってのは新しいな!あとインドとパキスタンではなく、イランとパキスタンの核戦争というのは初めて見たなあ。戦後、中国が民主化されてロシアが宗教専制体制にってのはアメリカ人だなあと。日本人だと逆の発想になりそうだw指揮管制飛行船がでてきたが、ヘリウムが採掘できるような情勢ではないように見受けられるので、ちと無理があるのでは?とか。最後に、盾の会はやめい(苦笑

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マックス・ブルックスによるゾンビ小説下巻。
いよいよ人類による反撃が始まる。よくあるゾンビものと同様、頭を潰すか吹き飛ばせば倒せるが、核は効かないとか、海の底でも問題なく動けるとか、でも寒いところでは動きが止まるとか、街が壊滅的な被害を受けているのに武器弾薬はどうやって製造しているのかとか、いろいろ微妙にツッコミどころは多々あるが、それでも非常によく考えられ、ある程度は納得のいく説明もなされている。下巻では日本人もようやくといった感じて登場するが、アメリカ人から見た日本人のイメージってこんな感じなのかなという、日本人から見るとやや違和感のある設定となっている。が、非常によく調べており、その点では評価できる。
最後まできちんとインタビュー形式を貫いている点もすごいと思うが、やはり細部は登場人物の主観にとらわれる結果、やや曖昧にならざるを得ない感があった。だからこそ、いわゆる通常の小説の体裁をとった物語としても読んでみたいと思った。

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2015年08月22日

Posted by ブクログ

ブラッド・ピット主演映画の原作。但し、映画とは瑞分趣は違います。主人公が国連の関係者という部分は同じだけど、こちらは既にゾンビと人類の長い戦争はほぼ終息しており、国連の調査活動の一環として、その発生から終焉までについて世界中の人々に取材して回った記録という体。
よって定まった主人公はおらず、世界中でのあらゆる人々のゾンビとの戦いが次々に語られる中で、ゾンビ大戦がどう遷移して行ったかがわかるという仕組み。
というわけで映画とこちらはある意味別物。映画の中でゾンビ戦攻略のポイントとされているネタも小説側には無い。(小説側はオーソドックスにゾンビの頭を破壊することが唯一の攻略法)
ただ映画にも言えたことだが、小説もーインタビュー形式ということもあるがーホラー映画としての怖さはない。小説は例えば第二次大戦のナチスと戦ったパルチザンの戦記や、南太平洋の孤島や硫黄島での日米の戦記に近い印象を受ける。抜群に面白いが、この形自体は映画向きではないから、映画化するにあたっては、小説はあくまでも世界観のベースであり、世界各地で戦いが繰り広げられるという部分だけを残して、ああいう話にしたのは良かったと思う。

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2013年09月22日

Posted by ブクログ

世界で大量発生したゾンビと人類の戦いを描いた本作。
戦後、生き延びた人達へのインタビューという体裁をとった擬似ドキュメンタリーで、戦後に変貌した世界を垣間見えるのが面白い。
ゾンビものとしてはおそらく最大規模の物語じゃないだろうか。

人類の尊厳と知恵、その土地土地の特性やらを踏まえ、陸海空に戦いが展開していくシミュレーションも物凄い。
もちろん日本もその中に含まれるわけですが、なかなか真に迫っていると思う部分もあり、その分ちょっとズレている部分もあったりでそれもまた面白かったり。

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2013年06月26日

Posted by ブクログ

上巻と合わせて一気に読んでしまった。
世界規模で起こったゾンビ禍を生き延びた人たちへのインタビュー集という体裁の小説。
この手の話はどこまで妄想を膨らませられるかがポイントだと思うけど、あらゆる国々のあらゆる階層の人々がゾンビに直面して、どう動いたか、国や集団がどう変わったかなんて、妄想のスケールが大きい。ゾンビ小説としても面白いが、世界変容の行き先が興味深かった。

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2013年04月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ゾンビとの闘いは、一体何のためなのか?
運よく生存したとしても、乾いた瞳に写りこむ光景に心を乱さずにいられるのか…
愛する人、見ず知らずの人にも等しく訪れる真実。
ゾンビの世界には欺瞞も差別も全くない。
幸せを感じることもないかも知れない。
でも、死にながら生きている存在なのには違いない。
違わなくても全く構わないのだけれど…

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2013年11月19日

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