【感想・ネタバレ】二十四の瞳のレビュー

あらすじ

海辺の寒村に、女子師範学校出の大石先生が赴任してきた。担当する分教場の小学一年生は十二人。新米先生は、様々な家庭の事情を抱えた生徒たちを慈愛に満ちた眼差しで導き、時と場所を越えた師弟関係を築いていく。やがて戦争、そして敗戦。自らも苦渋の季節を経て、四十になった先生は、再び分教場の教壇に立ち、昔の教え子の子どもたちと出会う。真の師弟愛を描いた不朽の名作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでよかった…そう思える本でした。
なんだろうね、いつの時代にも優しい人はいる。
そして貧困だろうがなんだろうが、
子供を純粋な目で見てくれる大人がいる。
それが小石先生。

だけれども子供のとんだいたずらにより
ひっどい目に遭っちゃうけれどもね。
それでも彼女は教え子たちを案じてくれていました。

最後に込められた戦争を批判する言葉…
実は大石先生は娘さんを亡くしているのです。
歴史にifはないよ、もしそうでなければ
あんな行動なんかとらなかっただろうに!!

0
2023年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

プロレタリア文学の反戦小説だそうだが珍しく難なく読み終わる。
反戦がテーマとは言え田舎へ赴任した女先生を取り巻く一個の物語として完結してるからかな、やたら大局的な見方をすることないところも好印象

週末の同窓会のシーン。写真に写ってるみんなの配置は覚えてるよと失明した教え子が自慢するところ。徐々にずれていくところ。それを伝えない優しさ。泣きそうになった。

0
2022年07月12日

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