あらすじ
海辺の寒村に、女子師範学校出の大石先生が赴任してきた。担当する分教場の小学一年生は十二人。新米先生は、様々な家庭の事情を抱えた生徒たちを慈愛に満ちた眼差しで導き、時と場所を越えた師弟関係を築いていく。やがて戦争、そして敗戦。自らも苦渋の季節を経て、四十になった先生は、再び分教場の教壇に立ち、昔の教え子の子どもたちと出会う。真の師弟愛を描いた不朽の名作。
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Posted by ブクログ
読んでよかった…そう思える本でした。
なんだろうね、いつの時代にも優しい人はいる。
そして貧困だろうがなんだろうが、
子供を純粋な目で見てくれる大人がいる。
それが小石先生。
だけれども子供のとんだいたずらにより
ひっどい目に遭っちゃうけれどもね。
それでも彼女は教え子たちを案じてくれていました。
最後に込められた戦争を批判する言葉…
実は大石先生は娘さんを亡くしているのです。
歴史にifはないよ、もしそうでなければ
あんな行動なんかとらなかっただろうに!!