あらすじ
「変な配達員さんがいるんです……」運送会社・さくら配達に、奇妙な問い合わせが相次いだ。その配達員はインターフォンを三回、ノックを三回、そして「さくら配達です」と三回呼びかけるのだという。まるで嫌がらせのようなその行為を受けた人間に共通するのは、配達の指定時間に荷物を受け取れず、不在票を入れられていたという事実。実害はないが、どうにも気味が悪い……そんな中、時間指定をしておきながら、わざと不在にして配達員に荷物を持ち帰らせるというイタズラを繰り返す男のもとに、不気味な配達員が姿を現し――。不可解な怪異によって日常が歪んでいく、生活浸食系ホラー小説!!
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Posted by ブクログ
変な配達員が来るっていう話から広がるホラー。どっちかっていうと関わってくる人たちがおかしくてなんか配達員は最後の後始末、みたいな印象だった。考えたり調べたり、それだけで配達員がやってくる、理不尽ホラーって感じで失踪した人いすぎだろってちょっと笑ってしまった。身近なサービスを利用したホラーは面白いなぁと思いました。
Posted by ブクログ
まさに理不尽。めちゃくちゃ怖かった。不在しないでちゃんと荷物を受け取れば怪異を防げるならまだ希望はあったが。不可解なことを調べて納得できるなら納得したいってのが真理なのに。それをしたら引きずられて巻き込まれてアウトって。回避不可避すぎて怖い。
配達員さんの苦労とか労力とか頑張りとかには頭が下がります。時間指定したら絶対受け取るようにしますから!
Posted by ブクログ
初めてホラーもの?の本を読んでみた。得体の知れない事件とイカれた登場人物に恐怖を覚えたものの、よくわからず終わってしまったという印象。
「ホラーミステリー小説大賞」を受賞したと帯に書いてあったからどんな風に解決されるんだろうと思っていたが、よく見たら「ホラー・ミステリー小説大賞」じゃないか…ミステリーじゃないってことか…ある種1番のどんでん返し。自分の勘違いだけど。
Posted by ブクログ
大好きなモキュメンタリー
設定の着想が秀逸だった。
一般的な怪異のイメージは、現実への強い想いが具現化すると言うものだが、本作では、「人が創作した物語や噂が独り歩きして本物の怪異となる」というメタ構造で作られている。
再配達という日常の「不在」を起点に恐怖を連鎖させるアイデアは、まさに生活浸食系ホラー。
また、かなり読みやすく一気読みできてしまう。
ただ、ホラーとしての怖さは控えめ。
人間の悪意・狂気が主軸のため「人怖」寄り。純粋な怪異ホラーを求めると少し消化不良かなと。
Posted by ブクログ
再配達で時間指定をしても指定時間にいないというのはニュースでも問題として話題になっていたし、それをホラー詳細として扱うのはおもしろいと感じた。根本はあるマンションが超絶やばい場所で、かつやばいやつの実験から派生したもので、それはおそらく配達にまつわるものもあればそれに限らないのでは?と思うと残穢のような雰囲気を感じて良かった。怖さは微妙だった。
掴みは良かったと思います。最後まで一気に読んでしまいました。うーん、でもそもそも創作から生まれた怪異ということになるんでしょうか。
その創作をしたひともう少し掘り下げがあってもよかったのかなと感じました。