あらすじ
何社にもエントリーシートを提出し,厳しい面接を繰り返し,ひたすら内定を追い求める.この就職戦線には学歴フィルターにオワハラ,学業の阻害といった様々な問題が山積みだ.財界も学者もその原因は「新卒一括採用」にあるという.しかし本当にそうなのか? 就活の現実を直視し,労働社会の根幹にメスを入れる.
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Posted by ブクログ
新卒採用は、在学中に選抜が行われる。外国にもあるが、割合は少ない。
1928年、採用は卒業後、という六社協定。破る企業が続出。1952年、就職協定。4年生の10月訪問開始、1月石膏開始。青田買いが横行して1997年廃止。2002年倫理憲章、2011改訂。3年生12月以降広報開始、4年生の4月以降選考開始、内定は10月。2016年から指針へ変更。3月広報開始、8月選考開始。
通年採用とは、実質的に早期選考とすり替わっている。
採用手段はメディア、エージェント、スカウト、リファラル。大学独自のスカウト型サイトもある。
エントリーが簡単になったため、絞り込みのためのハードルが高くなった。就職ナビがミスマッチを増大させている可能性もある。学歴フィルターの疑いがかかる。自分探しも迷路。選考プロセスの負荷が高い。
企業の求める人物像は、具体的な評価項目はない。
就職氷河期、リーマンショック、強い型コロナウィルスショックがあった。大学のキャリアセンターの整備も氷河期以降。就職氷河期は、構造的な問題。
リーマン・ショックでは、全体には落ち込んだが、企業規模、業種によって人気度に差があった。
コロナウイルスでは、影響は限定的だが、採用プロセスに大きな変化がおきた。
学校フィルターは表面上はないが、一部の学生には手厚い募集チャネルがある。
尊敬する人物は、思想信条に関する質問なのでできない。裏ワザで自ら話してもらう手段がある。「誰に相談していますか」など。
新卒では毎年45万人が就職している。一括採用がなくなると、これらが路頭に迷う。一時的に不安定になる。若年層の失業率の低下というメリット。なくすと負担が増える。
中途採用の強化で、新卒一括採用の欠点は是正されつつある。むしろ、就活に関係ない学習に専念できるメリットが有る。