あらすじ
小学校の理科の時間に誰もが習う「光合成」は、タンパク質やDNA・RNAといった分子レベルの生物学だけではなく、量子力学という物理学や、酸化還元といった化学など、実はたいへん広い学問分野の研究が必要な、一筋縄ではいかない植物の生き方です。光のエネルギーで生きるために、葉緑体の中ではどのようなことが行われているのでしょうか? それは、我々動物とはまったく異なっているのでしょうか?※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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Posted by ブクログ
研究で人工光合成を扱うようになったのでそもそもの「光合成」って何?という疑問から購入。後々から聞くとその世界ではなかなかの有名書らしい(?)
光合成は植物内供での働きを見れば生物的な観点としても見れるし視点をマクロにすれば化学的な働きがあることもわかる。また気候変動の観点まで視点をずらせば科学全般ないしCO2吸収の炭素固定のような政治的な要素のキーワードにもなりうる。(実際政治を動かす人間が光合成の詳細まで把握しているとは到底思えないし必要もないだろう)基本的な要素から少し専門なことなことまで広く学びたい人向けの作品という認識。