【感想・ネタバレ】光合成とはなにか 生命システムを支える力のレビュー

あらすじ

小学校の理科の時間に誰もが習う「光合成」は、タンパク質やDNA・RNAといった分子レベルの生物学だけではなく、量子力学という物理学や、酸化還元といった化学など、実はたいへん広い学問分野の研究が必要な、一筋縄ではいかない植物の生き方です。光のエネルギーで生きるために、葉緑体の中ではどのようなことが行われているのでしょうか? それは、我々動物とはまったく異なっているのでしょうか?※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

小さいけれど中味がぎっしり詰まって密度が非常に濃い。前書きに植物生理学の大学レベルの知識が得られるとあるが、満更嘘でもなさそう。とにかくものすごい情報量。すべて身に着けたらかなりものと思われる。

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2018年01月11日

Posted by ブクログ

自分のような全く専門外の人向けに、光合成に関わる基礎的なことや光合成の精巧な仕組みを理解させてくれる光合成の入門書。単に光合成についてだけに留まらず、光合成の役割を地球視点から見ることにより、地球環境問題に思いを馳せることができる。光合成の範囲内での人間の活動の必要性を実感。光合成の知識が増えたことによって、植物の見方、世界の見方が変わると思う。

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2020年12月23日

Posted by ブクログ

光合成に関する本だが、共生説やアピコンプレクサ、呼吸の話など幅広く扱っている。ひとつの読みどころとしてはp.140あたりのルビスコと光呼吸のあたりではないだろうか。ルビスコは、二酸化炭素だけではなく酸素とも反応するらしい。残念ながらp.241から地球温暖化に触れられている。CO2温暖化論を擁護している内容ではないが、このようなインチキに触れるのはいかがなものかと思う。

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2014年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

研究で人工光合成を扱うようになったのでそもそもの「光合成」って何?という疑問から購入。後々から聞くとその世界ではなかなかの有名書らしい(?)
光合成は植物内供での働きを見れば生物的な観点としても見れるし視点をマクロにすれば化学的な働きがあることもわかる。また気候変動の観点まで視点をずらせば科学全般ないしCO2吸収の炭素固定のような政治的な要素のキーワードにもなりうる。(実際政治を動かす人間が光合成の詳細まで把握しているとは到底思えないし必要もないだろう)基本的な要素から少し専門なことなことまで広く学びたい人向けの作品という認識。

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2013年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

柵状組織が表、海綿状組織が裏にある理由とか、人間みたいに心臓ないのになぜ道管や師管が流れるかとか科学的なお話が、日常的・物語的世界観での切り口も与えられていて入っていきやすい

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2012年03月18日

Posted by ブクログ

 語り口は軽いんだけど、言ってることが難解でした。。。
 でも、専門のことをわかりやすく話すにはこれが限界のような気もします。

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2009年12月04日

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