あらすじ
五十貫もの巨石を背負って白馬岳山頂に挑む山男を描いた処女作「強力伝」。富士山頂観測所の建設に生涯を捧げた一技師の物語「凍傷」。太平洋上の離島で孤独に耐えながら気象観測に励む人びとを描く「孤島」。明治35年1月、青森歩兵第五連隊の210名の兵が遭難した悲劇的雪中行軍を描く「八甲田山」。ほかに「おとし穴」「山犬物語」。“山”を知り“雪”を“風”を知っている著者の傑作短編集。
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Posted by ブクログ
R4.2.26~3.5
(きっかけ)
・新田次郎はすでに数冊読んでいて好み。
・以前何かのレビューで気になっていた。
・古本屋で100円で購入。
(感想)
とても面白かった。
どれもよいのですが、あえて好き嫌いをつけるとこのような感じでしょうか。(最高★5)
・強力伝(★4)
180kgの巨石を背負って白馬山に上った強力の物語。
・八甲田山(★3)
面白かったが、もともと「八甲田山死の彷徨」を読んでいたので物足りなかった。
・凍傷(★3)
面白かったけど少し淡々としていたように感じた。
・おとし穴(★3)
面白かったが…何か物足りない。
・山犬物語(★4)
山犬に娘を殺された恨みを果たす男の物語。
・孤島(★5)
所長の苦悩がとても良い。