あらすじ
東京の靴工房・IPPOの若店主・一条歩は23歳。12歳から靴職人として暮らしたフィレンツェに久しぶりに帰ってきた。古巣の仲間が盛り上がる中、昔なじみの客もやってきて──? 腕は確か、されど若造。靴職人青年・歩の本格手仕事ストーリー!!
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Posted by ブクログ
靴擦れして疲れていて、テレビでふと見たのが靴職人で
というのがわかる感じ。
陽子さんが仕事に点数つけて欲しがるのも
良くないことだろうけれど気持ちはわかる。
100点の靴と言っても、人によって違うから答えはひとつではない。
”完璧な靴”ならマシンメイドでいいというのも納得した。
ほかほかの履き心地という形容が好き。
ハンドソーンマッケイ製法というのを知らなかったが
手が小さい方が有利で、だから男性で手が小さい方で
欠点に数えられがちかもしれないところが利点になる
というのが良い。
技術はいい靴のための手段で
技術のための靴であってはいけない。
技術を残すのは職人だけではできない、
靴を愛する人がいてこそ
というエピソードがとても素敵だった。