【感想・ネタバレ】大河の一滴のレビュー

あらすじ

どんなに前向きに生きようとも、誰しもふとした折に、心が萎えることがある。だが本来、人間の一生とは、苦しみと絶望の連続である。そう“覚悟”するところからすべては開けるのだ――。究極のマイナス思考から出発したブッダや親鸞の教え、平壌で敗戦を迎えた自身の経験からたどりついた究極の人生論。不安と混迷の時代を予言した恐るべき名著が、今あざやかに蘇る。〈心の内戦〉に疲れたすべての現代人へ贈る、強く生き抜くためのメッセージ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「人間はただ生きているというだけですごいのだ」という言葉は、戦後の混乱の時代を生き抜いてきた著者だからこそ実感を持って語れる言葉だと思う。私のようにのほほんと生きている人間にはなかなかそのように考られない。

一番心惹かれたのは「私たちは死んで地獄へ堕ちるのではない。人はすべて地獄に生まれてくるのである」という言葉。これは究極のプラス思考ではないだろうか。自分がいま置かれたところが地獄だと考えれば、あとは上を目指すだけなのだから。

これに関連して、「極楽はあの世にあるのでもなく、天国や西方浄土にあるのでもない。この世の地獄のただなかにこそあるのだ。極楽とは地獄というこの世の闇のなかにキラキラと光りながら漂う小さな泡のようなものなのかもしれない。人が死んだのちに往く最後の場所では決してない。 」という言葉もこの世を生きていく希望となり得る。

深い言葉が数多く綴られた素敵なエッセイであった。

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2026年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

五木寛之さんの作品を読んだこともなく、生い立ちも知らなく、ただこの本はおススメと言われ読んでみたら、なかなかよかったです。中身は共感できる言葉ばかりで、弱者、ネガティブな気持ち、がんばれない人たち、気持ちの切り替えが不可能なひとたち、そういう人や感情を受け入れて良しとすることを伝えてくれるから、勇気をもらえる気がする。

初版は平成11年だけど、今にも通じる言葉がたくさん書かれている。全然古くない。

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2024年02月07日

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