あらすじ
直訳すれば「膨大な量の情報」といったことになるだろうが、量さえ集めても意味を為さないことは明白だ。シリコンバレーで開発される先端技術の一端は、すでに私たちの活用するところとなっている。ツイッターやフェイスブック、ECサイトのレコメンデーションなど、ビッグデータの恩恵に与っているケースが数多く存在する。欧米の企業や政府の取り組みをレポートしながら、日本の産業界が目指すべき立ち位置を模索する。(講談社現代新書)
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
ビッグデータ周辺のことをおおまかに知るには大変参考になった。中でも、データは石油という考え方は大変参考になった。もっともっと活用できるし、他のものを効率よく動かせるはずである。この本を通じてもっともっとデータ活用について知りたくなった。自分の周りでも活用できることを考えてみようと思う。
Posted by ブクログ
「データは新しい石油」という考えはなるほどと思った。もはや非エンジニアの目線で、技術論ではなく一種の産業論というレベルにまで来ているというのはその通りだと思う。扱いの難しいデータではあるが、安全で効果的に利用できる技術、手法の進化がこれからも楽しみでもある。
Posted by ブクログ
著者自身が最初に断っているように、ビッグデータの技術的な側面は全く触れられていない。挙げられている実例も有名なものばかりであまり新味はない。
ビッグテータの持つ意味についてやや間延びしたような印象の論考が書き連ねられており、やや退屈な内容ではあるが、プライベートな情報を差し出すかわりに「お勧め」などのサービスをうけるということ。そしてこれはコストと利益の兼ね合いで、どうするのか決めればよい、という割り切り方は参考になった。個人的にはこれまで、この手のものには極力データを渡さないようにしていたが、渡すことのメリットについても考えるべきなのだろう。