【感想・ネタバレ】さまざまな迷路のレビュー

あらすじ

ある日とつぜん、おとぎ話の主人公になりたいと、とんでもないことを言い出した〈王女〉、なぜか、鬼が見えるという患者で繁盛する〈神経科の医師〉、街頭で通行人相手にキャンディーを売る〈ロボット〉etc.未来・現代・過去を一つの次元にとらえ、迷路のように入り組んだ人間生活のさまざまな世界を32のチャンネルに写し出し、文明社会を痛撃する傑作ショート・ショート。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

40年以上前に書かれた本なのに、まったく古さを感じさせないアイディアの作品が含まれている。SFっぽいもの、ミステリーっぽいもの、ブラックユーモアっぽいものなど多様。
「ことのおこり」はヒトラー台頭前夜の裏話でもちろんフィクションだけど、こんなのネタにしてしまっていいのか、ちょっとひやっとした。
「ホンを求めて」は本が消滅して久しい未来を描いているが、今のところこうなる心配はなさそうな感じ。
「三段式」は映画「インセプション」の元ネタみたい。
「骨」は意志の力で不死になった男の話だが、肉体は滅びるのでめちゃくちゃ怖い。

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2019年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「そろそろご用意ください。わたしは死神です。お迎えにまいりました」
こういわれて飛びあがる。ぞっとする感じ。夜中に音もなく不意にあらわれたこいつ。どうやら本物の死神らしい。

「買収に応じます」の冒頭。相手が死神だと納得するまでの早さがいかにも星新一的。

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2022年04月21日

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