あらすじ
心配ご無用!面倒な作業や複雑な理論はいりません。たった2つの質問を覚えて使う、それだけです。シンプルでパワフル!それが、「タテの質問」と「ヨコの質問」です。「タテの質問」で掘り下げて本当の問題を見つけ出し、さらに「ヨコの質問」で問題の全体像を把握すれば、どんな問題も解決できてしまうのです!
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Posted by ブクログ
確かに、色々なロジカルシンキング系の本の中でも、群を抜いて読みやすい!そして、読みやすいだけでなく、実践的な考え方だと思った!これは、いい本だ。
問題を解決するには、正しく問題を把握することに尽きる。その正しい問題を簡単に掘り下げ、構造化するのが『縦の質問(その問題の原因を1つあげてください)』と『横の質問(その原因が解決できると、この問題はすべて解決しますか?)』を組み合わせること、これだけ。
Posted by ブクログ
この本の要点は帯に書いてある通り2つだけで、問題解決を図るときに聞くタテとヨコの質問だけです。
タテの質問
その原因を1つあげてください
ヨコの質問
その原因が解決できると、この問題はすべて解決できますか?
です。
★★★
タテの質問は、「なぜなぜ5回」とほぼ同じです。
違うところは、「1つ」と限定しているところです。「1つ」と限定することで無意識なうちに一番重要な答えを見つけようという気持ちになるそうです。
まずは、「その原因を1つあげてください」という質問で、深く深く問題を掘り下げ(深さは規定しません)、解決策に結びつく答えか、解決しようがない答え(景気が悪いといった自分では解決できない問題)にたどり着いた時点でタテ方向への掘り下げは終わります。
★★★
ヨコの質問は、問題の全体像を炙り出すためのものです。タテの質問で、「1→2→3→4→5(解決可能な問題)」にたどり着いたら、「5が解決できると、4の問題はすべて解決できますか?」と質問することで4の問題を解決するために必要なアクションは5だけで十分かどうかを確認することができます。
不十分なら、「4→6」、「4→7」といった新たなブランチが見つかります。
これを再帰的に繰り返すことによって、問題を掘り下げたツリーが得られます。
リーフ(最終的なノード)がすべて「解決可能な問題」あるいは「解決不可能な問題」であるところに注意しましょう。
このツリーが問題の全体像になっているというわけです。
★★★
確かに、なぜなぜ5回を行う時にこの方法(特にヨコの質問)を知っていると、より網羅的に問題の深掘りができると思いました。
しかし、岡田 斗司夫の『あなたを天才にするスマートノート』に書かれた論理的に問題を分析する時の残りの3方向がありません。
したがって、両者を組み合わせて、つまりは、スマートノートの1,2,3,4,5のステップの1の原因を掘り下げて論理の土台を作る過程で使うと良いのではないかと思います。
今度、どこかで使ってみよう!と思いました。
Posted by ブクログ
すらすら読めて、あっという間に完読できてしまうため、この値段でこの内容かと思ってしまった。
しかし、タテとヨコの質問を実践してみると、なるほどなんとなく漏れがない分析ができる気がする。
問題への考え方をシンプルに、しかし漏れがなくできる手法として取り入れたいと思う。身についてはじめて、価値が出るかなと…どんな本でもそうですが。
Posted by ブクログ
様々な問題解決を2つの質問で掘り下げていくという
すぐに誰にでもできる技法です。本当に使えると思いました。
簡単に紹介すると、
■2つの質問
○タテの質問
「この問題の原因を 1 つだけ挙げるとすると何になりますか?」
○ヨコの質問
「その原因が解決できると、この問題はすべて解決できますか?」
■職場の問題解決の落とし穴
様々な問題解決技法が存在し、また優れたファシリテーターがファシリテーションを実施しても問題を分析するまでに終わってしまい、
「解決策に取り組むべきなのに取り組めず、結果的に問題が解決されないまま放置されている」
ということになってしまう。
・ 問題の評価のポイント
1.重要度
2.緊急度
3.効果度
4.実現可能性
「これが重要だ」とみんなで選んだ項目は、一種の「タテマエ」になってしまいやすく、
実現可能性が考慮されないことが多い
したがって、重要なことは、
①全体像を描ききる情報を持ったメンバー
②解決策を実行できるメンバー
が 上記 「評価のポイント」の3と4を優先させて、
解決へ向かうプロセスを進めていくことだそうです。
Posted by ブクログ
世界一...と合わせて読むと良いですね。かなり実例で、これでもかという感じでHow toが説明されています。「その原因を一つあげましょう」「そんでその原因が解決すれば、問題は解決しますか?他に原因は?」の繰り返しですが、まー読んでてすっきりします。本分野においてカタストロフィある方は、運動がてらに読むといいでしょう。
Posted by ブクログ
内容はシンプルにして明快、当たり前のようでいて手応えがあった。が、最近のこの手の本に多いんだけど、ページ数1/5ぐらいで伝わる内容だよなと…やっぱり本にするとなるとある程度のページ数が欲しくなっちゃうんですかね。
Posted by ブクログ
『まずは広げて考えなさい』
とはよく仕事で言われる言葉。
ついつい縦に頼り切ってしまって
横の質問に欠けてしまう。
『それで本当に課題は解決出来るのか?』
この質問を常に仕事上でも自分に問い掛けたい。