あらすじ
城田家にハンガリーから留学生がやってきた。3世帯の家族、総勢13人と犬1匹。ただでさえ騒動続きの大家族に、あらたな波瀾が巻きおこる。異文化へのとまどい、世代のギャップ、肉親ゆえの愛憎。泣き、笑い、時に激しく衝突しながら、家族一人ひとりは、それぞれの生の新しい手がかりを得る。そして別れ──。人と人の絆とは何かを問う、家族の感動物語。
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Posted by ブクログ
義父と夫、長男、長女、次女に次男、夫の妹にその子供が二人、さらには犬が一匹。
そんな大所帯に今度はハンガリーからの留学生がやってきた。
ボラージュという名前の留学生は、城田家がすべてのお金を工面して大学に通わせるという。
決して裕福ではない城田家の中に、金銭、そして人種の違いというひずみができ問題を引き起こす。
人の考え方というのは本当に色々で難しいなとは思うけれど、ボラージュの考え方には時折腹が立つ。
日本人の気質とは違うからかなーと思いつつ、日本人の登場人物にも腹立たしいところはあるので、難しい話だ。
自分を犬だと思っていないフックがいい味を出しているのだが、どうしてラストはこうしたんだろう。
家族の終焉の形を表しているの?
ずっと一緒に過ごして来ただけにすごく悲しい。