【感想・ネタバレ】光のとこにいてねのレビュー

あらすじ

あまりに美しく激しい愛の物語
〇本屋大賞3位、島清恋愛文学賞受賞の話題作がついに文庫化!

――切ないほど美しく、激しい愛の物語

うらぶれた団地の片隅で出会った
小学2年生の結珠と果遠。
正反対の境遇に育ちながら、
同じ孤独を抱えるふたりは強く惹かれ合うも、
幸せな時間は唐突い終わりを迎える。
8年後、名門女子校で思わぬ再会を
果たしたふたりは――。

人がひとを想う気持ちを最高純度で描く、
本屋大賞3位、キノベス2位、直木賞候補、
島清恋愛文学賞受賞と、
大きな話題を呼んだ傑作長編が文庫化!

単行本の初回特典だった掌編「青い雛」収録。
解説:村山由佳

単行本 2022年11月 文藝春秋刊
文庫版 2025年9月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ここ最近読んだ本の中でいちばん面白い。ハラハラドキドキの面白さではなくて、心理描写の細かさとか的確さとか、香りや質感まで伝わってくるような文章が、どうしようもなくワクワクした。ふたりの思いが愛でなければ何だというのか。時には歪んで、時にはすれ違って、それでも互いに縛られ続けるふたり。繰り返される「光のとこにいてね」という言葉は最初から最後まで印象的で、繰り返されるたびにその印象が代わるのが切なかった。余韻の残る終わり方も何もかも素敵だった。この作品に出会えてよかったと心から思う。

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2026年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全体的に読みやすく面白かった!

ただ唯一、水人にだけは共感ができなかった‥被害者のようにしている感じがどうもモヤモヤした。自分で好きになったのに振り回されてるような振る舞いも、結局は家族と不仲になりきれない弱さも、仕事ができなくなったことをうじうじ悩み続ける姿にも、全てに納得できなかった。

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2026年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025年11月から本格的に読書をはじめ、最も好きになった本です
文章がとても素晴らしいと思います。奇を衒ったような表現ではないのに、作者らしさも出ていて、そこが洗練されていると感じました

ずっと、かのんがゆずを追い求めているような描写が、最初から多かったが、最後はゆずがかのんを追い求める描写にかわり、かのんの思う「光」とは そういうことだったのだと かのんの家庭環境や性格も相まってなんだか切ない気持ちになりました

かのんちゃんには、絶対に幸せになって欲しいと思いました

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2026年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誰からもほんとうの意味で守られず、誰にもほんとうの意味で頼れない2人にとって、お互いだけが世界でたったひとつの希望だったんだろうな。
どんな言葉がこの2人の関係や2人の間にある感情を表すのに1番しっくりくるだろうと思って考えた。
愛とか、恋とか、どれもぴたっとはハマらなくて、ああ、光だったんだなと思った。希望で、灯台で、光だったんだ。

藤野と、サチさんの誠実さがとても好きだ。水人もそう。子供の近くに、誠実な大人が1人でもいることって本当に大切だと思う。かのんもゆずも、間違いなく彼らに救われている。
みんな何が正しいのか分からない人生を精一杯生きていた。
かのんとゆずが直くんとぜぜちゃんに対して人格を尊重して誠実に向き合ったことが嬉しかった。

これからがどうなるのか、ハッピーエンドが待っているのか、藤野やぜぜちゃんはどうなるのか、波乱の道が待っているのか。
何も分からない終わらせ方が、人生ってそうだよな、ある種忠実だなと感じた。
一度世界を光で満たして、去っていくのは残酷だ。
身を引こうとしたって引けないと思うから、2人の運命はどちらか片方が死ぬまで、なんなら死んだ後も絡まっていくのだと思う。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

水人がかのんちゃんのことを「鶴のよう」と言った時、離婚を告げた時と
藤野さんが「そばに居るのは俺じゃダメだったのか」と聞いた時しんどかった

初めは、かのんとゆずに対して、お互いが好きなら一緒にいれば良いのにと思っていたけど
中盤からの展開は心臓がバクバクしていた
水人と藤野さんの人の良さに感情移入しすぎてしまったんだと思う
2人は最後そのまま何もかもを投げ出して一緒にいたのかなーと想像した

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

帯の言葉に惹かれて、本屋さんで購入。
一穂ミチは他1作しか読んだことがないので楽しみだった。
女性同士のままならない関係を幼少期から成人してまで描いている。成人してから、互いに男性のパートナーがいるところが他百合作品であまり見ないパターンで印象的だった。
文章に光が宿っているように、ふたりの年代ごとの別れのシーンが映像的でとてもうつくしい。

家庭環境に振り回されて、別れざるを得なくなってしまうのは、凪良ゆうの「汝、星のごとく」に似ているところがあった。

光のとこにいてね、という相手の幸せを願う言葉が切なくも冴え渡って聞こえてくる。私も大切なひとと別れる際に使ってみたい言葉となった。

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

愛っていろんな形があるんだなって思ったけど、すてきだなとは思ったけど、最後2人で一緒に生きていくのかなって思ったらそれはそうならないで欲しかったなって自分が大きかった。

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

単に日が出てる場所を指して『光のとこにいてね』と言うワードが出てきて、タイトルにもなっているワードだがインパクトに欠けるなと思いなんとなく読み進めていくにつれてどんどん意味が変わってくる。光と影。主人公らが対象的と言うことを示す単語でもある。
ただひたすら切ない何故こうもうまくいかないんだと。子は親を選ぶことができないから主人公2人に同情してしまうシーンが多く、登場人物全てどこかしら読者が『可哀想』と思ってしまうようなポイントが感じられた。
今自分の周りにいる大切な人たちもいつどこで居なくなってしまうか、この幸せはいつまで続くのかわからないから今を大事に生きたいなと感じた。

長い作品ではあったがスラスラ読めた。

⭐️3.4

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2026年06月03日

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