【感想・ネタバレ】いつかどこかにあった場所のレビュー

あらすじ

どこかの記憶はあなたの記憶

彼女が噓のつもりで適当に言った不気味なローカル番組は実在し、しかも彼女自身も出演していた(「二つの真実と一つの嘘」)。飛び込んだ人間がたまに消える池で行方不明になった兄の思い出(「センチュリーはそのままにしておいた」)。バラッドの謎を解き明かそうとするネットユーザーたちは、その歌に秘められた恐ろしい意味に気づきはじめる(「オークの心臓集まるところ」)。6人のガールスカウトたちのわたしたちがキャンプで体験したこと(「科学的事実!」)。
迷っても、しっかりと着実に、奇想と現実の狭間を歩む。もっとも新しく、もっとも懐かしい、記憶を揺さぶる奇想短篇集。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

前作よりさらにバラエティ豊かになった短編集。
ディストピアSF、幻想的なホラー、ダークファンタジーにホラーモキュメンタリー調の掲示板風創作まで。
引用されてる音楽や映画を知らなくてちょっととっつきづらい作品もあったけど、それ以外はどれも面白かった。

「今日はすべてが休業してる」や「科学的事実!」で描かれた女の子たちの連帯、かっこよくて好きだなぁ。
「われらの旗はまだそこに」も好きなタイプのディストピアSFだった。

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2026年05月18日

Posted by ブクログ

幻想的な短編集。冒頭の一編は虚言癖の女性がついた嘘が真実となるが、自らの記憶に一切無いというざわざわとした恐怖の物語。ビデオに映る自分、そして身に覚えのない体験は本当の自分なのか、それとも幻想なのか… この作品が1番気に入りました。

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2025年12月17日

Posted by ブクログ

奇想幻想、不気味、SF、ファンタジー、モキュメンタリーなど、それぞれ毛色は違いながらも、その結末には登場人物たちの芯の通った意志や決意に触れられる。そんな短編集だった。
全体的に話は暗めかも。私は好きな雰囲気や設定だった。いくつかの話に見られる、強者や社会に対して、虐げられし者が抗い闘う展開には胸が打たれた。
どの話も素晴らしいが、冒頭に据えられた、不気味で魅力的な「二つの真実と一つの嘘」、「われらの旗はまだそこに」、「わたしのためにこれを覚えていて」、「オークの心臓集まるところ」が特に好き。

以下もくじ。

二つの真実と一つの嘘
われらの旗はまだそこに
ぼくにはよく、騒音の只中に音楽が聞こえる
宮廷魔術師
今日はすべてが休業してる
センチュリーはそのままにしておいた
ケアリング・シーズンズからの脱走
もっといい言い方
わたしのためにこれを覚えていて
山々が彼の冠
オークの心臓集まるところ
科学的事実!

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

読み慣れていない作家なので、少しとっつきにくさはあった。
「2つの真実と1つの嘘」
読みにくいわけでは無い。ただ何を読まされているのか不思議な感じが続いた。奇妙な物語。
「ケアリング シーズンズからの脱走」
管理された社会で、好みの話。

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2026年03月11日

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