【感想・ネタバレ】古墳時代の歴史のレビュー

あらすじ

古墳時代の歴史は日本列島とその周辺だけで完結するものではなく、世界史ないしは人類史の一部であることを強く意識したい。古墳時代が始まって終わる紀元後一千年紀は、古墳時代の地球規模の気候環境の変動にも影響され、(中略)人びとを束ねる枠組みとシステムとが大きく組み替えられた段階である。ユーラシア大陸の東の端の沖合に浮かぶ日本の島々に巨大な古墳が現れて、王や有力者の政治組織が台頭したのは、この世界史的組み換えの一環とみなされる。歴史の動きをグローバルにとらえるこのような視点は、近年、国際的に盛んになってきた。また、グローバルな歴史の動きを導いた一因とみられる気候変動が、ここ十年来の高精度古気候復元の研究の進展により、一年ごとの乾湿や寒暖の変化として、具体的に把握されつつある。こうした視点や成果を取り込んで、世界史の一部としての古墳時代史を叙述することを、この本の第三の目標にかかげる。社会全体や世界の動きを視野に入れ、文献史学の成果も取り込んだ、考古学による古墳時代の編年史の総合的叙述。この本でしたいことは、それである。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
第1章  古墳が現れるまで(紀元後1~2世紀)
第2章  古墳はなぜ現れたか(紀元後3世紀)
第3章  古墳はどう拡がったか(紀元後4世紀)
第4章  古墳が巨大化した(紀元後5世紀)
第5章  古墳時代の地域・社会・暮らし
第6章  古墳時代はこうして終わった

<内容>
古墳時代を編年体で、最前線の知識を元にまとめたもの。著者の遺著となる。以前からわかりやすく、新しい視点で解説書を書く人と思っていたが、この本でも遺憾なく発揮されている。地域を旧国名を参考にした表記で現わし、朝鮮半島などとの関連も示唆し、俯瞰されたものである。

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2025年12月18日

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