【感想・ネタバレ】ラーメン一杯いくらが正解なのかのレビュー

あらすじ

ついに「壁」が崩れる? 多くの人気店に取材した気鋭のラーメンライターが描く、ラーメンと日本経済の“これから”

ラーメン一杯1000円は高いと感じてしまう「1000円の壁」問題。そもそもラーメン一杯の原価はどれぐらいなのか。さらに、最近の原材料や水道光熱費の高騰、人気店に並ぶインバウンド客、職人の技術の再評価などを通じて、ラーメンそして日本経済の未来を読み解く

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Posted by ブクログ

ラーメンの価格の変遷。一杯1千円の壁を越える問題。物価の値上がりの中、原価を抑える工夫。コロナ禍で急速に普及した冷凍食品など。
庶民の食事だったラーメン。筆者はそばのように高級店と普通の店そしてチェーンみせの三極化が進むと予測している。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

かなり面白かったです。

これまでラーメンに1000円出すのは嫌ではありませんが、ちょっと勇気がいる行為だった理由がよくわかりました。

ラーメン屋がどれだけ材料やコストカットにこだわり、今のラーメンを提供しているのがよくわかりました。これからは感謝の気持ちをもって1000円以上出したいと思います。

個人的には日高屋の中華そばや冷凍食品などラーメン好きから邪道とされそうなところにもスポットがあたっており、久しぶりに食べてみたくなりました。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
第1章  「1000円の壁」とは何か
第2章  ラーメン1杯の原価~ラーメンを「お金」の観点から見てみよう
第3章  職人としてのラーメン店
第4章  横浜家系のブランド戦略~一気に全国的ブームになったのはなぜか
第5章  日高屋の意地~中華そばの安さにこだわるのはなぜか
第6章  二郎系の秘密~あんなに量が多いのに儲かるのはなぜか
第7章  カップ麺や市販品の逆襲~「いいものは安い」の時代へ
第8章  「予約制」で「1000円の壁」を突破したラーメン店の戦略
第9章  土地の特性や時代の流れで「1000円の壁」を突破したラーメン店の戦略
第10章  ラーメンの未来は日本経済の未来

<内容>
自分もラーメンが好きでけっこう食べ歩いているが、確かにラーメン1杯1000円は、「高い」と思っていた。しかし最近は素材の質や立地などで1000円越えもしょうがないか、と感じている(あまりトッピング追加はしないが、基本形で1000円アップでも狙った店なら食べますね)。それを綿密な取材で、経営学的に迫っている。近年の素材、光熱費、人件費(これの上昇が一番のネックらしい)、店の家賃と、みんな高騰している。さすがの日高屋も420円らしい。そして個人店で、こだわりの高い店ほど潰れやすいことも知った。こだわっても原材料費、人件費には負けてしまうらしい…。なんかよくわからない時代になったね。

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

「1000円の壁」をフックにラーメンの現在地を示した一冊。コロナ問題・チェーン店の動向・海外への進出など複数のポイントから価格のありさまについて考察されている。

それぞれのお店の事例紹介が多く、かつそれらが独立して語られており、表題に対するクリティカルな解答を求めている人にはミスマッチか。

合間合間の説明が丁寧なためラーメンオタクでなくても楽しめる印象。

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

価格の三極化に進み、ラーメンがひとくくりではなくなる時代が来る。という整理はしっくりきた。高級ラーメンと手頃なラーメンは別ジャンル。

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

値上げを許容してこなかった日本社会だが、世界的インフレによる影響で、その意識に変化が見られる。但し「人件費・原価の高騰」への観念であり「技術」に対する価格評価は道半ば、と感じる。ラーメンの近代史から見えてくる作り手の努力や美学に感銘を受けつつ、綺麗事だけでは残っていけないビジネス、継承していけない食文化について考えさせられた。

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2025年10月27日

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