あらすじ
NHKドラマ化原作、火星と地球をめぐる壮大なヒューマンドラマ
地球外知的生命の探求のために人生をかけて火星にやってきた生物学者のリキ・カワナベは、とある重大な発見をする。いっぽう火星生まれの少女、リリ-E1102は、地球へに観光を夢みて遠心型人工重力施設に通っていた。様々な人の想いが交錯する人間ドラマ。
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Posted by ブクログ
久しぶりにSFを読んだ!
この作者の本が読みたくてとりあえず手に取ってみたが、久しぶりのSFで読み込みまで時間がかかってしまった。
でも細かいところはすっと飛ばしても納得感のある内容だったので初心者的には良かったかもしれない。描写も分かりやすく、美しさが伝わってきた。
謎解き、みたいな要素はないのでハラハラドキドキ感がなかったのがちょっと個人的には残念だったけど、きっと月と地球という舞台を使って人間同士の差別と調和を描きたかったのだろうなと思う。
Posted by ブクログ
アンディ・ウィアーの火星の人を大興奮で読んだ後に、火星つながりしちゃお!と思って読み始めた。
火星の話SFというよりは、政治の話かな…。
リリに付けられた「火星の女王」をタイトルにするのはいささかリリに対する責任が重くないかね…とう印象。
過去の因果から、人に、技術に支えられなければ生活できないリリが、その蓄えた知識や思想から完成した瞬間(リキのスピラミン構想に一石を投じたこと、応援団長としての活躍)のところは気持ちよかったな。
私はいまSFから物理科学あたりを学ぼうとしてるので、今回は「エントロピー増大の法則」を学びました。
Posted by ブクログ
大好きな小川さんの小説がサイン入りで売られていたのでつい手に取りました。
ドラマ化もしていますがドラマはまだ見ていません。SFも描けるのか、とマルチな才能に驚嘆の思いですが、『君のクイズ』がとても良すぎて。こちらは少し辛口とさせていただきます。
下記は気になった文の引用です。
「「恥をかくことが、どうしてデメリットなのかわからない」(略)「『恥』なんていう感情は、地球に置いてきたよ」」
「前へ進みたいなら、後ろに何かを捨てる。それだけ。」
「自分が送ったメッセージが、光の速さでゆっくりと火星へ飛んでいく様子を想像した。光は遅すぎるーー僕はそんなことを考える。」
「俺はそのことに反対しなかった。「認めた」と「諦めた」のちょうど中間の気分だった。」