あらすじ
幽霊を呼び寄せてしまう霊感体質のバスガイド・町田藍。その能力を売りにした〈怪異名所巡り〉は、幽霊を見たくてしょうがない変わり者のお客たちに大人気。今回も「私を探して」と告げる少女の幽霊が現れるコンビニを訪れるツアーや、災難を呼び寄せる女性をゲストに迎えた〈不幸の女神〉ツアーなど大充実のコースをご用意。全五篇を収録した、大好評“霊感バスガイド”シリーズ第4弾!
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Posted by ブクログ
町田藍のバスガイドの5つの物語。
「嘘つきは英雄の始まり」 は 「コンビニ幽霊」が題材だが、実は関係者が。
「疫病神も神のうち」 は 予知夢で 轢きそうになった男と、前に会っていた。
「哀しいほどに愛おしく」 は 通り抜け禁止の路地を通ったがために。
「誘惑の甘き香り」 は 終電に乗れなかって、車で送ってもらったら。
「メサイア来たりて」は 社長が町田になれば会社を救ってくれるという。
いずれも短編なので、やや説明が不足しているところが気にかかる。 本にするときに、もう少し手を加えられなかっただろうか。 出版社の意図がよくわかっていない。雑誌に掲載したものを単行本にする際に、どれくらい手を入れるといいのだろう。町田の愛好者ばかりだからいいのだろうか。