【感想・ネタバレ】誓いの証言のレビュー

あらすじ

東京・中野に弁護士事務所を構える佐方貞人のもとに、警察から一本の電話が入った。さきほど逮捕した男が、佐方を弁護人に指名しているという。男は大学時代の同期・久保利典で、行きつけのクラブの女性から不同意性交等罪で訴えられたらしい。無実を主張する久保を信じ、事件の経緯を調べはじめた佐方だったが、女性が久保を嵌める動機が見当たらない。隠された接点があるはずだと二人の過去を探るうち、約20年前に香川で起きた、ある石職人の死亡事故が浮かび上がる。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

好きな作家の1人ではあるが、その作家の中でも久しぶりに良かった。
よく練られている。一筋縄ではいかない内容結果。後半一気に読み進めたくなった。

0
2026年08月09日

Posted by ブクログ

 「最後の証人」「検事の本懐」「検事の死命」「検事の信義」に続く「誓いの証言」は、佐方貞人シリーズ第5弾です。
 私が柚月裕子さんの作品をよく読むようになったきっかけは、今思えばこの佐方貞人シリーズのおかげだったかもしれません。
 検事から弁護士へ転身した佐方貞人は、「罪はまっとうに裁かれるべき」を信条とする、一本筋の通った人物です。
 佐方は、事実と真実は異なるものだと考えています。目に見える事実だけではなく、事件の背景や動機までを含めた真実を追い求めなければ、本当の意味で事件は解決したことにならない、そんな信念に基づいて行動します。
 そして、その真実が明らかになることで、加害者にも被害者にもわずかな希望の光が差し込むような展開に、ページをめくる手が止まらなくなります。これからも末永く続いてほしい、大好きなシリーズです。

0
2026年08月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

柚月さん作品のファンですが、佐方シリーズは別格。今回も痺れました。ストーリー展開は勿論のこと、最後、ちょっと締めで無理出るかなぁ、と思ってた点も、文子さんの事故で急展開。最後に何故久保だけ、他に許せないヤツいただろうと思ったところに勝也の真実。最後はまるで詰将棋でしたね。佐方シリーズは「贖罪」が根底のテーマにある気がします。小坂女史がいい味出してる。次の作品も多いに期待してます。

0
2026年07月26日

Posted by ブクログ

佐方貞人シリーズ第5弾にして、第一作以来の弁護士編。
被告は人が変わってしまったのか?原告の行動の意図は?・・・何となく釈然としないままに読み進めたが、明らかにされる真相と結末に、単なる法廷劇ではない、静かなハッピーエンドだなと満足して読み終えた。
佐方自身の語られていないストーリーも続編に期待する
26-12

0
2026年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

佐方さんはいい人だなぁ
被害者 加害者という見方でわなく
どっち側の見方もきちんとした考え方をできる人
最後の 「申し訳ありません」は この人もいろんなこと抱えていたのかぁと 苦しくなった

0
2026年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(4.0)
早い段階で「事実」は想像できたが、その想像以上のどんでん返しがあるのかと読み進めたが、そうでもなかったのはちょっと期待外れ。
でも、法廷シーンは手に汗握る展開でどんどん読み進めた。その後も出来過ぎ感はあるが、予想通り感動させてもらった。

0
2026年07月28日

Posted by ブクログ

シリーズ5作目。最新巻までたどり着いた!
このシリーズは、長編の方が面白い。
不同意性交等罪で訴えられた久保の無実を証明するために奔走する左方。20年前の香川での出来事と、どう結びついていくのかハラハラしながら読んだ。
流れから考えれば、必ず結びつくはずだとわかっているのに、二つの物語を並行して…という気分で読んでいた私。繋がりにやっと気づいた時は、一人で「あっ!」と声が出てしまった。気づくの遅いけど。
どんな時もぶれない左方は健在で、こちらも楽しく読めた。

0
2026年07月24日

Posted by ブクログ

久しぶりの佐方弁護士に夢中になって読んだ。
プロローグでの岩場で倒れた男と少女と不穏なやり取りがどこに繋がるのか、依頼を受けた佐方と蕃永町の丁場で働く大橋の目線で語られる。
昔ながらの職人と、事業を大きくしようと躍起になる2代目との軋轢って多そう。
原じいと晶の気持ちや苦労が踏みにじられた結果の不幸が堪らなくつらい。
不幸の連鎖過ぎてここまで追い詰められたら晶のしたことは責められない気もするし同じことをしたくなるかもとすら思える。
裁判での佐方の手腕が鮮やかだし晶へのフォローもさすがで後味もスッキリ。
面白かった!

0
2026年07月22日

Posted by ブクログ

佐方貞人シリーズ5作目。
無実を主張する大学時代の友人に指名され、その主張を信じ、真実を突き止めてゆくという内容だった。

学生時代の思い出の中の友人と現在の友人、年月は人を変えてしまうのかと考えるような記述があった。
「変わるよ」と思う自分がいた。

大雨のシーンが章をまたいで、視線を変えて何度か出てきた。その後のストーリーは心情に訴える内容になる、と思い構えて読み進めた。

不憫な境遇と苦境にたたされた者達の心情に息苦しく感じたところで、合間に入る佐方と小坂のやり取りはいいクッションになる。

少し上手く行き過ぎる感もあったがストーリーのスピード感は相変わらずで希望を感じる終わりかたなど、読後感がいい。

このシリーズは、最後はどんな風に着地するのだろう。
これが終わりではなく、次があるといいなと思う。

0
2026年07月21日

Posted by ブクログ

シリーズものですが、これ単体でも十分楽しめました。ここまでやってくれる弁護士さんは現実にいないでしょうね。。。

0
2026年07月05日

Posted by ブクログ

好きな佐方シリーズ。事件の伏線はそうそうにネタバレしてしまうため、いつもの面白さにはかけるが佐方の行動とセリフが響いた。4.0

0
2026年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さすが柚月さん、面白かったが、最後があまり納得できず。もう一展開あるのではと期待したが、藤本だけでなく勝也社長まで善人になるとは…。晶さんがかわいそすぎる気が。一点、疑問。札幌から小樽に向かって海が開けるのは銭函あたりからと思われるけど、水平線のかなたに本州、ロシアは望めないのでは。

0
2026年06月18日

Posted by ブクログ

お久しぶりっす柚月さん
お久しぶりっす佐方さん

お久しぶりの柚月作品は、お久しぶりの「佐方貞人シリーズ」です
このシリーズは全て読んでいます

が、覚えていません(*ノω・*)テヘ

ま、問題はなかったです
面白かったので

弁護士ものと言えば、ちょっと前にシチリー先生の「御子柴シリーズ」を読みあさりました
御子柴と洋子さんの関係性がすきです

それと同じぐらい佐方と小坂さんの関係性もすきです

洋子さんも小坂さんも仕事ができる優秀な事務員さん
で、雇い主である御子柴と佐方には強気な態度
でも、お節介やき
何かと共通点の多いふたり


( ゚д゚)ハッ!


弁護士もので面白い作品には優秀な事務員が必要だということか!

0
2026年06月14日

Posted by ブクログ

ホステスの女性に薬を飲ませて暴行したことで訴えられた弁護士の久保から、佐方のもとへ弁護の依頼が入る。久保は被害者と関係を持ったことは認めたものの、合意の上であったことを主張。かつての友人であった久保を信じることに決めた佐方は、被害者には久保に対する怨恨があるのではと考え調査を進めることにする。重厚な読み心地の法廷ミステリです。
世間からのバッシングがもっとも多い性加害問題。無実の立証がこれほどに難しいものはなかなかないので、被害者と加害者の繋がりをたどるしかありません。しかし被告人はもとよりその弁護士もまた風当たりが強い中で、地道な調査に邁進する佐方と、口うるさいながらも頼りになる小坂のコンビが頼もしいです。めちゃめちゃいいコンビなのでは。
その調査のパートと交互に織りなされるのは、香川での石職人たちの物語。この物語が事件とどうかかわってくるのかはある程度読むとわかるのですが、そこからの展開が圧巻。この悲劇の原因が誰にあったのかということよりも、どのようにすれば彼ら彼女らが救われるのか、を考えて動く佐方が素敵です。「困っている人を助けるために弁護士になった」という久保の思いは、絶対に佐方の中にもあるはずですもんね。

0
2026年05月28日

Posted by ブクログ

面白すぎてすぐに読んでしまった。
パラレルに現在と過去が行き来する。

読み進めているうちに、原じい、晶、大橋に暗い影が立ち込めてくるとともに現在と繋がってくる。
裁判のシーンは、緊張感ただようもので、検察官の職務への熱意も伝わってきてとても良かった。

ただ最後はあまりにもハッピーエンドすぎてちょっとマイナス。
失ったものがあまりにも多すぎる。
命や時間はお金では取り戻せるものではなく、お金や刑でしか、罪を償うものがなく、裁判や法の限界を感じるぐらい、過去の過ちが重いと感じた。

0
2026年05月28日

Posted by ブクログ

並行して描かれる2つの物語がクライマックスへ収斂していきます。最後怒涛のクライマックスも見事で、極上の読後感を味わいました。

0
2026年05月28日

Posted by ブクログ

不同意性交の背景にあった辛く厳しい人間ドラマ、大人気佐方貞人シリーズ 法廷ミステリー #誓いの証言

■あらすじ
弁護士である佐方貞人のもとに刑事弁護の依頼が入る。依頼人は久保利典、大学時代の友人で彼もまた現役弁護士であった。久保はクラブの女性から不同意性交等罪で訴えられて逮捕、しかし彼は無実を主張している。この事件にはどんな背景があったか、佐方は調査を始めるが接点が見つからず――

■きっと読みたくなるレビュー
柚月裕子先生の大人気シリーズ、ヤメ検弁護士の佐方貞人が活躍するリーガルミステリーです。

今回は「不同意性交」がテーマ。学生時代の同級生が逮捕されるも、本人は「同意していた」と主張。被害者と言い分がまったくあわない… 彼は罠にかけられてしまったのだろうか? 佐方は聞き込み調査を開始するも、二人の接点が見つからない。

並行して、かつて香川県のある石製品事業組合でのやりとりが描かれる。時代と共に事業が縮小しており、職人の腕だけでは生き残るのが難しい状況になっていて… という2つの構成で進行するストーリー。

面白いすねー。いつものとおり人間の魅せ方がとってもお上手な柚月先生、読み手の琴線をくすぐってくる。するするっと登場人物の感情移入しちゃいますね。ひとりひとりの顔が目に浮かんできます。

まず主人公佐方貞人の不器用だけど実直なところに惹かれますよね。年齢を重ねた男の渋みが溢れ出ていて、カッコいいのよ。

私がイチオシなのは補助職の小坂ですね、ロースクールの大学生。佐方にビシバシ意見を言う様子は頼りがいがあるんすよ。また彼女の視点は、こういった事件を女性がどう見ているのかストレートに読者に伝えてくれています。

また蕃永町のフェーズにおいても、大橋、原じい、晶の3名が強烈で、それぞれの覚悟が描かれてゆく。みんなそれぞれに守らなきゃいけないこと、大切にしたいことがあってさ、読んでると胸が苦しくなる。

特に彼らが島に渡り、灯台のもとで語った場面は、もし映画化されたら最も力強く美しいカットになに違いない。一生かけてこんなにも尊い人間関係ができたなら、死んでしまってもいいなって思えるんでしょうね。

そして終盤は法廷シーン、これまでの調査結果と証言をもとに、怒涛の人間ドラマが解き放たれるのです。被害者と加害者の関係性は? ハニートラップだったのか? 過去に何があったのか、動機は? そして有罪か無罪か… 裁判の結果はさておき、そして結局誰のせいなんだって思うけど、ただただその後の報道関係者とのやり取りが虚しい。

弁護士ってヒーローみたいな正義の味方のようなイメージが一般的ですよね、私も若い頃は憧れの職業でした。でもこの佐方貞人シリーズを読むたびに、甘い職業ではないことがわかる。気弱な私では、とてもじゃないけどこんなにも責任の重いお仕事はできませんよ。

他人の人生に対して、無責任にとやかく言うのは簡単。SNSで好き勝手に言うのも、批判するのも、中傷するのも簡単。しかし当事者にとっては、ものすごく難しい選択だったり、仕方のない判断だったりすることもあるですよね。

■ぜっさん推しポイント
本作の連載開始が2024年だそうで、不同意性交って聞くと有名芸能人のいろんな事件を思い出してしまいます。もちろん不同意性交は許されない、しかしそれを逆手に取った美人局や脅迫もあるらしい。こわっ

世も末だと世間を憂いでしまうけど、本作の物語の登場人物たちを見てると、なんでこんなにも必死に生きなきゃならんのだと辛くなるよ。子どもたちには明るい未来を望む。

0
2026年05月25日

Posted by ブクログ

面白かったです。
受けた案件を徹底的に調べて弁護する弁護士もの。
今回は弁護する人が、友人であり、同業の弁護士であり、弁護内容も厳しい。そんな案件に熱い弁護士が難問に挑む。出てくるキャラクター設定も個性があり、一気に読み進めました。

0
2026年08月07日

Posted by ブクログ

いいんだけど、先が読めてしまう。いい話に持っていこうとするあまり、筋がわかってしまい、驚きに欠ける。
文章自体は読みやすく、あっという間に読み終えるのだが、後にあまり残るものはない。

0
2026年08月06日

Posted by ブクログ

佐方シリーズ。読み始めた瞬間から嫌な予感がつきまとい、先を知りたいのに読み進めるのが苦しかった。
登場人物たちはそれぞれ揺るぎない信条を持って生きている。信念を持つことは簡単でも、最後まで貫き通すことは難しい。それでも自分の信条を曲げて生きることは、自分自身を少しずつ損なってしまうことなのだと、物語を通してひしひしと感じた。そして、シリーズを通して佐方が見せるぶれなさがいっそう際立ってみえた。

重く苦しい物語ではあったが、救いが待っていて、読後には静かな温かさが残った。

0
2026年08月04日

Posted by ブクログ

復讐の手段が安易。それにしておけば書きやすいからだろうとは思うが、それでも他のにして、練り上げて書いて欲しかった。

0
2026年07月28日

Posted by ブクログ

大好きな佐方貞人シリーズ♡
新作待ってました〜!!

強い信念を持つ 元検事の弁護士・佐方貞人



ある冤罪疑惑が浮かび上がる事件の
弁護を引き受けた佐方は
証言の食い違いや隠された矛盾に
違和感を抱きます

過去と現在が複雑に交錯するなか
真実と正義を求めて粘り強く
真相へ迫っていきます

とにかく佐方のブレない眼差しと
静かで愚直な正義感がカッコ良すぎます……!



華やかな弁護パフォーマンスはなくても
証言の「綻び」を見逃さず、感情に流されず
けれど人の弱さや痛みに誠実に
向き合う佐方の姿に
今回もシビれました〜!

ラストは少しキレイに
まとまりすぎな気もしますが…笑
大好きなシリーズを
読むことができて大満足です♪

0
2026年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりの佐方貞人シリーズで、読む方も気合が入った。
現在と過去の世界を章ごとに書き分けて、登場人物がどこで重なるのか楽しみにしていたら、そう来たかと膝を打った。やっぱりいつも悲しく泣けてくる話だけど、ちょっと動機やターゲットが大雑把かな。最後に入院しているおばさんの事故補償のやり方も、それは変じゃないかと思う。大団円に持っていく方向が若干安易な感じがして、星3個にしました。

0
2026年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

展開がわかりやすく、正直序盤の方でそうかなーと思った通りだった。最後は割とハッピーエンド寄り。

きれいにまとまっていたように見えて、登場人物の心情がよく分からないところがあった。
佐方に大橋が協力するところがいまいちピンと来なかった。見逃してしまったのかもしれないけど。大橋は原じいに負い目があるから、アキちゃんに不利なるような証言をすんなりと引き受けるだろうか。そこらへんの心情は重要ではないのかもしれないが、現実味に欠ける気がした。

また、佐方から見た久保と、夜の街での久保の評価の違いがなぜ起こったのかピンとこない。香川での出来事以降、変わってしまったようだが、あまりに評価が違いすぎて、もう少し丁寧に描いて欲しかった。

0
2026年07月10日

Posted by ブクログ

理不尽である。犯行の動機がイマイチ説得力に欠ける。
ツッコミどころも多いが、読みながら何度涙したことか。まぁそれは個人的な事情に起因するので、誰しもが泣くような作品ではない。念の為。

0
2026年07月09日

Posted by ブクログ

いわゆる復讐劇なのですが、復讐される相手が最後まで腑に落ちなかったし、被告人が主人公を弁護人に選んだ理由もはっきりしなかった印象ですけど、物語がよくできていて読みやすく一気読みしちゃいました。

0
2026年07月04日

Posted by ブクログ

先が気になってどんどん読み進られる本でしたが、判決が出たところで終わっていてくれてもよかったのにと思いました
佐方貞人シリーズになっているそうで、佐方さんが検事だったころのものが読みたくなりました

この本に出てくるばんえい石てどんな石か調べてみたら出てこず
香川県で採れる庵治石(あじいし)がモデルになってるらしい
男木島灯台は庵治石でできていて、ちゃんとあるそうだ
高松には石のアートがたくさん

0
2026年06月25日

Posted by ブクログ

柚月裕子先生の佐方貞人シリーズ第5弾
佐方貞人は弁護士になっていた
何故か読みながら涙が止まりませんでした
守りたいモノ、家族、仲間、それぞれの立場でそれぞれがある

0
2026年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

佐方シリーズが好きで期待して読んだけど、今作は普通でした。復讐するなら相手は社長だろうし、ペイペイの新米弁護士そんなに覚えているかな?
叔母の自転車事故とか、最後の大円団的に丸く抑えた感じとか、結局あまり悪い人はいなかった的なまとめはご都合主義過ぎて正直興醒かな〜

0
2026年06月05日

Posted by ブクログ

ヤメ検弁護士の佐方さんシリーズ。今回は佐方の同級生が被告、しかも、不同意性交という「藪の中」の問題。私としたら被害者を装う女性の、身体を張ってまでの復讐の相手が久保ではなんか違うかなぁと思ってしまった。

0
2026年05月28日

「小説」ランキング