あらすじ
東京・中野に弁護士事務所を構える佐方貞人のもとに、警察から一本の電話が入った。さきほど逮捕した男が、佐方を弁護人に指名しているという。男は大学時代の同期・久保利典で、行きつけのクラブの女性から不同意性交等罪で訴えられたらしい。無実を主張する久保を信じ、事件の経緯を調べはじめた佐方だったが、女性が久保を嵌める動機が見当たらない。隠された接点があるはずだと二人の過去を探るうち、約20年前に香川で起きた、ある石職人の死亡事故が浮かび上がる。
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佐方貞人シリーズ第5弾にして、第一作以来の弁護士編。
被告は人が変わってしまったのか?原告の行動の意図は?・・・何となく釈然としないままに読み進めたが、明らかにされる真相と結末に、単なる法廷劇ではない、静かなハッピーエンドだなと満足して読み終えた。
佐方自身の語られていないストーリーも続編に期待する。
26-12
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佐方さんはいい人だなぁ
被害者 加害者という見方でわなく
どっち側の見方もきちんとした考え方をできる人
最後の 「申し訳ありません」は この人もいろんなこと抱えていたのかぁと 苦しくなった
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中盤くらいで誰もが動機と真相に気づくはず。それでもラストまでどんどん引き込まれる。最終的には誰も悪人ではないのではと思うほど色んな人に感情移入してしまった。
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ふたつの物語が並行して進んでゆく。
そして、重なり合った時に読者のひとりとして驚いた。だけど予定調和として受け止められる。さすが!左方弁護士。ずっと続けて読んでいて良かった。待ち遠しかった。
そして迎えた公判の応酬。息も止まるほどの緊張感とともに、そしてまだ?!と思う程。
いつまでも余韻に浸っていられる長編でした。
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久々の弁護士佐方シリーズ。
今回は誰もが加害者であり被害者でした。
過去と未来が交錯して真実に辿り着いた時、とてもやるせなかったです。
検事とは違い、捜査権のない弁護士。それでも弁護士を選んだ佐方のやり方に最後は救われました。
やるせない中に希望が見出せた事にほっとしました。
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さすが柚月さん、面白かったが、最後があまり納得できず。もう一展開あるのではと期待したが、藤本だけでなく勝也社長まで善人になるとは…。晶さんがかわいそすぎる気が。一点、疑問。札幌から小樽に向かって海が開けるのは銭函あたりからと思われるけど、水平線のかなたに本州、ロシアは望めないのでは。
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お久しぶりっす柚月さん
お久しぶりっす佐方さん
お久しぶりの柚月作品は、お久しぶりの「佐方貞人シリーズ」です
このシリーズは全て読んでいます
が、覚えていません(*ノω・*)テヘ
ま、問題はなかったです
面白かったので
弁護士ものと言えば、ちょっと前にシチリー先生の「御子柴シリーズ」を読みあさりました
御子柴と洋子さんの関係性がすきです
それと同じぐらい佐方と小坂さんの関係性もすきです
洋子さんも小坂さんも仕事ができる優秀な事務員さん
で、雇い主である御子柴と佐方には強気な態度
でも、お節介やき
何かと共通点の多いふたり
( ゚д゚)ハッ!
弁護士もので面白い作品には優秀な事務員が必要だということか!
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ホステスの女性に薬を飲ませて暴行したことで訴えられた弁護士の久保から、佐方のもとへ弁護の依頼が入る。久保は被害者と関係を持ったことは認めたものの、合意の上であったことを主張。かつての友人であった久保を信じることに決めた佐方は、被害者には久保に対する怨恨があるのではと考え調査を進めることにする。重厚な読み心地の法廷ミステリです。
世間からのバッシングがもっとも多い性加害問題。無実の立証がこれほどに難しいものはなかなかないので、被害者と加害者の繋がりをたどるしかありません。しかし被告人はもとよりその弁護士もまた風当たりが強い中で、地道な調査に邁進する佐方と、口うるさいながらも頼りになる小坂のコンビが頼もしいです。めちゃめちゃいいコンビなのでは。
その調査のパートと交互に織りなされるのは、香川での石職人たちの物語。この物語が事件とどうかかわってくるのかはある程度読むとわかるのですが、そこからの展開が圧巻。この悲劇の原因が誰にあったのかということよりも、どのようにすれば彼ら彼女らが救われるのか、を考えて動く佐方が素敵です。「困っている人を助けるために弁護士になった」という久保の思いは、絶対に佐方の中にもあるはずですもんね。
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面白すぎてすぐに読んでしまった。
パラレルに現在と過去が行き来する。
読み進めているうちに、原じい、晶、大橋に暗い影が立ち込めてくるとともに現在と繋がってくる。
裁判のシーンは、緊張感ただようもので、検察官の職務への熱意も伝わってきてとても良かった。
ただ最後はあまりにもハッピーエンドすぎてちょっとマイナス。
失ったものがあまりにも多すぎる。
命や時間はお金では取り戻せるものではなく、お金や刑でしか、罪を償うものがなく、裁判や法の限界を感じるぐらい、過去の過ちが重いと感じた。
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不同意性交の背景にあった辛く厳しい人間ドラマ、大人気佐方貞人シリーズ 法廷ミステリー #誓いの証言
■あらすじ
弁護士である佐方貞人のもとに刑事弁護の依頼が入る。依頼人は久保利典、大学時代の友人で彼もまた現役弁護士であった。久保はクラブの女性から不同意性交等罪で訴えられて逮捕、しかし彼は無実を主張している。この事件にはどんな背景があったか、佐方は調査を始めるが接点が見つからず――
■きっと読みたくなるレビュー
柚月裕子先生の大人気シリーズ、ヤメ検弁護士の佐方貞人が活躍するリーガルミステリーです。
今回は「不同意性交」がテーマ。学生時代の同級生が逮捕されるも、本人は「同意していた」と主張。被害者と言い分がまったくあわない… 彼は罠にかけられてしまったのだろうか? 佐方は聞き込み調査を開始するも、二人の接点が見つからない。
並行して、かつて香川県のある石製品事業組合でのやりとりが描かれる。時代と共に事業が縮小しており、職人の腕だけでは生き残るのが難しい状況になっていて… という2つの構成で進行するストーリー。
面白いすねー。いつものとおり人間の魅せ方がとってもお上手な柚月先生、読み手の琴線をくすぐってくる。するするっと登場人物の感情移入しちゃいますね。ひとりひとりの顔が目に浮かんできます。
まず主人公佐方貞人の不器用だけど実直なところに惹かれますよね。年齢を重ねた男の渋みが溢れ出ていて、カッコいいのよ。
私がイチオシなのは補助職の小坂ですね、ロースクールの大学生。佐方にビシバシ意見を言う様子は頼りがいがあるんすよ。また彼女の視点は、こういった事件を女性がどう見ているのかストレートに読者に伝えてくれています。
また蕃永町のフェーズにおいても、大橋、原じい、晶の3名が強烈で、それぞれの覚悟が描かれてゆく。みんなそれぞれに守らなきゃいけないこと、大切にしたいことがあってさ、読んでると胸が苦しくなる。
特に彼らが島に渡り、灯台のもとで語った場面は、もし映画化されたら最も力強く美しいカットになに違いない。一生かけてこんなにも尊い人間関係ができたなら、死んでしまってもいいなって思えるんでしょうね。
そして終盤は法廷シーン、これまでの調査結果と証言をもとに、怒涛の人間ドラマが解き放たれるのです。被害者と加害者の関係性は? ハニートラップだったのか? 過去に何があったのか、動機は? そして有罪か無罪か… 裁判の結果はさておき、そして結局誰のせいなんだって思うけど、ただただその後の報道関係者とのやり取りが虚しい。
弁護士ってヒーローみたいな正義の味方のようなイメージが一般的ですよね、私も若い頃は憧れの職業でした。でもこの佐方貞人シリーズを読むたびに、甘い職業ではないことがわかる。気弱な私では、とてもじゃないけどこんなにも責任の重いお仕事はできませんよ。
他人の人生に対して、無責任にとやかく言うのは簡単。SNSで好き勝手に言うのも、批判するのも、中傷するのも簡単。しかし当事者にとっては、ものすごく難しい選択だったり、仕方のない判断だったりすることもあるですよね。
■ぜっさん推しポイント
本作の連載開始が2024年だそうで、不同意性交って聞くと有名芸能人のいろんな事件を思い出してしまいます。もちろん不同意性交は許されない、しかしそれを逆手に取った美人局や脅迫もあるらしい。こわっ
世も末だと世間を憂いでしまうけど、本作の物語の登場人物たちを見てると、なんでこんなにも必死に生きなきゃならんのだと辛くなるよ。子どもたちには明るい未来を望む。
Posted by ブクログ
(とても良)佐方貞人シリーズが大好きです。プロローグからバラバラに見えてきたピース、どうやって繋がるんだろうと先が気になりました。銀座のクラブで働く晶の前に偶然現れた久保とか、復讐のためとはいえホテルに入った晶、復讐の相手は久保でよかったのか?など気になる点もありましたが、やっぱりぐいぐい読ませる。面白かったです。被告人の無罪を証明する有能さだけでなく、その後まで解決する佐方弁護士らしさを満喫できました。それまでみんな人生辛かった。最後はやっと希望が見えて良かった。
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佐方シリーズ。前作までの流れが思い出せないまま読んだけど面白かった!
小坂さんの厳しすぎる監視に苦笑いしながら読んだ。
こんな部下がいたらストレスだけどなんだか憎めない。話の内容は過去と現在が交互に語られていて理解しやすかった。切なすぎるなあ。
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左方の友人である久保が逮捕された
弁護士の犯罪でしかも、不同意性交容疑加えてネットに晒され勝ち目のない裁判に臨む為、原告との関係性を調べる
原告である晶の、辛い過去
その中で関わる久保の存在
何だか報われない晶だけど、とことん調べる左方
最後は少し報われた気がする
Posted by ブクログ
良い作品だった!!今まで柚月さんの作品は何冊か読んできていたけど、今作をもって柚月さんも「好きな作家さん」に加わった(何様)。というか、作風や魅力をしっかり理解できた気がする…。警察、検察、弁護士、公権力系の社会派エンタメや、真実を追うミステリ×人間ドラマみたいなことと、あと「伝統技術」とか「職人」みたいな世界観もお得意なのかも…。(今回は石細工職人の話が出てきたが、「風に立つ」という別作では南部鉄器の職人の話が出てきたりもしていた)。いずれにせよ、真相に迫るミステリ的な面白さと、人間ドラマと、法廷の臨場感みたいなバランスがものすごく上手く構成されていて、さらに章分けとかも緻密に考えられていて、唸らされた。途中まで、全く関係ない話が展開されているように思えるが、そらが少しずつリンクしていく様は秀逸。とにかくウェルメイドな作品だったし、終わり方も良かった。人に勧めたくなる一冊!
Posted by ブクログ
佐方弁護士に再会した気持ちになりページをめくる手が止まらず一気読み。不同意性交等罪の弁護を佐方に依頼した久保。20年前の香川県蕃永町で花崗岩職人が死んだ事故。ふたつがどこで重なるのか、細かなパーツがきちんとはまり結末へ。原晶の人生を思うと気の毒としか言えない。養女にしてくれた叔母まで…でも佐方弁護士はさすが、感情に流されず「事実と真実は違います」。佐方と事務員小坂のコンビが素敵すぎる!
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弁護士が起こした不同意性行為等罪事件。クラブのホステスに薬を飲ませ行為に及んだ。本人は性行為は認めるが合意はあったと言う。過去にあった香川での採石場での事件。
ラストに意外性のある真実が出て来る訳ではないのに肩すかしをくらうのもの、ストーリー全体は悪くない人間ドラマ
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シリーズものとは知らずに読んだけれど、とても面白くどんどん読めた。
佐方と小坂のコンビが気持ちよく、彼らの始まりが知りたいので遡って読んでみたい。
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先が気になってどんどん読み進られる本でしたが、判決が出たところで終わっていてくれてもよかったのにと思いました
佐方貞人シリーズになっているそうで、佐方さんが検事だったころのものが読みたくなりました
この本に出てくるばんえい石てどんな石か調べてみたら出てこず
香川県で採れる庵治石(あじいし)がモデルになってるらしい
男木島灯台は庵治石でできていて、ちゃんとあるそうだ
高松には石のアートがたくさん
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柚月裕子先生の佐方貞人シリーズ第5弾
佐方貞人は弁護士になっていた
何故か読みながら涙が止まりませんでした
守りたいモノ、家族、仲間、それぞれの立場でそれぞれがある
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佐方シリーズが好きで期待して読んだけど、今作は普通でした。復讐するなら相手は社長だろうし、ペイペイの新米弁護士そんなに覚えているかな?
叔母の自転車事故とか、最後の大円団的に丸く抑えた感じとか、結局あまり悪い人はいなかった的なまとめはご都合主義過ぎて正直興醒かな〜
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ヤメ検弁護士の佐方さんシリーズ。今回は佐方の同級生が被告、しかも、不同意性交という「藪の中」の問題。私としたら被害者を装う女性の、身体を張ってまでの復讐の相手が久保ではなんか違うかなぁと思ってしまった。
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待望の佐方シリーズ。
こんな不幸の連鎖が続くものかとちょっとどんより気味。
最後は救われるも、なんだかご都合主義のような展開かと。
期待しすぎてしまったか、佐方Loveが少しトーンダウン。
弁護士より検事のほうが似合ってる。
とはいえ、次作に期待!
Posted by ブクログ
待ってました佐方貞人シリーズ。一気読みしましたが重い話だったなあ。
祖父の復讐を果たそうとした晶の胸中は想像できるけど自分の体を犠牲にして…というところが捨て身すぎてしんどかった。
そしてそのターゲットになった久保。まったくの濡れ衣じゃなくて浮気してるじゃん!ここでもうスっと冷めちゃいました。香川の出来事を忘れるため人が変わった、みたいになってたけどそれにしたって自業自得としか思えなくて、今回は奔走する佐方に肩入れできなかったのが残念。
一方で原じいと晶を見捨ててしまった大橋。
自分の生活を守るためにどうしようもなかったのが分かるだけに、大橋と原じいの話もしんどかったです。
大橋が「あきちゃんは復讐なんてする子じゃない」ときっぱり言い切ったのと、晶がクラブで働ていた理由を話してくれないからと別れた婚約者が対照的だなあと思ってしまいました。婚約までしたのだから晶がどういう人間か分かってるはずなのに信じきれないのがねぇ。最後に戻ってきてたけど、晶ちゃんほんとにこの人で大丈夫なの?
一番許せなかったのは児玉グループの新社長・勝也。
ずっと原じいのお墓参りしていたことが判明するけどそれが何さ?
原じいを追い詰めたことを気に病んでいたのなら、晶の行方を捜して援助することだって出来たはず。
ということで勝也と婚約者と久保のせいで、読み終わってもムカムカしているのでした。
Posted by ブクログ
佐方シリーズ第5弾。
6年ぶりの新作にして、第一弾以来16年ぶりの弁護士編。
プロローグの話と繋がるような香川での過去の事件と佐方が弁護する事件の関係を捜索していく過程が丁寧でよかった。
大どんでん返しはなかったが、みんなが贖罪して心が洗われる感じがしました。
Posted by ブクログ
佐方は大学時代の友人で弁護士の久保が、不同意性交等罪で起訴されたことで弁護をすることになる。被害者ユウカは久保が通うクラブのホステスであり、忘れたい過去の中にいた。佐方はその過去を辿り、二人とその人生に係わる人達の心に貯まった積年の澱を裁判のなかで洗い流していく。
判決が出ても起きたことが元に戻ることはないし、人生が終わるわけでもない。残ったものを大切に前に進むしかないのだと感じる結末だった。
「最後の証人」の弁護士佐方貞人は少しばかり荒んでいる印象だったけれど、今回は検事の頃のようで信念に揺るぎなく、冷静で、アルバイトの小坂さんの強い主張にも堪えて抗わない。