あらすじ
新庄流の指導法が大いに注目を集めています。今、企業の管理職にとってZ世代の育成と指導は悩みの種ですが、新庄はまさにZ世代の選手たちの力を引き出し、育てながら勝てるチームをつくり上げました。
低迷していた組織を若手主体で立て直し強化した手腕は、多くの人にとって参考になるのではないでしょうか。一体、新庄剛志とは何者で、なぜ誰もが難しいと考えていたことを可能にすることができたのでしょうか? 本書で紹介した言葉は、いずれも生きていくうえで示唆に富むものばかりです。
「前例がないとむしろやる気が出る」「いくつになっても挑戦した自分に悔いはなし」
誰もやった事がないから価値がある/トライすれば自然と成功が近づく/ポジティブに努力を続ければ運は訪れる/最も大切に思える事を全力でやる
「本当の勝負どころでは、お金やポジションを考えて決断してはいけない。自分が全力を出せる場所で、正面切ってチャレンジした方がいい」
「僕がプロ野球の世界で成功できたのは、『自分が得意なことは何か』『自分が他の人より優れているところは何か』を考えに考えて、そこに集中して、人一倍の努力を続けたから」
目次
●第1章:夢を描き、夢を実現する
夢は困難なほどおもしろい―。それは僕の信念だ/野球がうまくなりたいというより、スター選手になりたいという思いが強かった/やると決めたら発信する。誰がなんと言おうと 他
●第2章:圧倒的な努力と準備を怠らない
天才・新庄は、練習なんかしなくてもすごいプレーができる。そういうふうに思ってもらいたくて、練習嫌いのフリをしていた/5位指名は、僕にとって屈辱だった。めちゃくちゃ悔しかったので、プロに入ったらみんなを見返してやろうと思った/プロは結果がすべてと言われる。ぼくも、その通りだと思う。だからいつも、なにかやるときは周到に準備を進めて、成功の確信をつかんでからトライしていた 他
●第3章:一瞬のチャンスをつかむ
努力は一生、本番は一回、チャンスは一瞬/何度失敗したっていいけど、『これしかない』というときは絶対に結果を出さなきゃいけない/成功するためには、絶対に『運』が必要だ 他
●第4章:自分の強みに焦点を合わせる
僕がプロ野球の世界で成功できたのは、『自分が得意なことは何か』『自分が他の人より優れているところは何か』を考えに考えて、そこに集中して、人一倍の努力を続けたから/外野からストッパーとしてマウンドに上がる。誰もしたことがないでしょ?だからやってみたいんです/これからは顔を変えず、チームを変えていきます 他
●第5章:人の才能を引き出すために
全部真っすぐで本塁打を打たれてこい/優勝は目指しません/僕は、自分のなかの昭和を大事にしている。無理やり時代に合わせようとは思っていません 他
●第6章:失敗を恐れずいつだって前を向く
ミスをして、ドンマイで済ましてしまうと、また同じミスを繰り返すことになる/僕は、メジャー入りして成功すると信じていた。いや、信じていたんじゃなくて、決めていた/チャンスをもらいながら、レギュラーを奪う。楽を求めていません。レギュラーを奪う過程を楽しみたいんです 他
●第7章:信頼・礼儀・感謝を大切に
実際にぼくはグラブに声をかけていた。試合が終わると、いつも『サンキュー!』と感謝の気持ちを伝える/批判するときも、単なる悪口はやめてもらいたい。批判の先に希望が見えるなら、僕もしっかり受け止めます/明るくすることも大事だけど、真剣に約束を守ることも大事。人から信頼されるようになれば、何をやってもうまくいくようになる 他
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Posted by ブクログ
【学びたいこと】
伊達政宗に関する本を読み、漠然と新庄剛志と似ていると感じた。「ユーモアで人を惹きつける」「おしゃれ」「海外に興味を持つ」など共通点がある。
本書を通じて新庄剛志の人物像を深く理解し、伊達政宗との共通点を言語化することで、政宗の魅力をより現代的に伝えられるようにしたい。
【質問】
Q1新庄の人の惹きつけ方は?
Q2新庄の文化や新しいことの取り入れ方は?
Q3側近や人の動かし方は?
【本書の答え】
A1
・「やると決めたら発信する」→度胸。
・「天才新庄は練習しなくても凄いプレーができる、と思われたくて練習嫌いのフリをしていた」→自己プロデュース。
・「ファンに愛される選手じゃなくて、ファンを愛して行動する」
・「何歳であろうと、本気で必死になって挑戦するのはカッコいいし、その姿は誰かが見ていてくれる」
・「何が起こるかわからないけど、何が起きても楽しくしてみせる」→前向きな姿勢
A2
・「何かやるときは周到に準備を進めて、成功の確信を掴んでからトライしていた」→準備と根回し。
※敬遠球のヒットは事前練習と監督の許可を得る。
・昭和も大切にする。常識ではなく状況や状態を見ながらベストを考える。
・前例がないとやる気になる。
・トライしていれば自然と成功が近づく。
A3
・ダルビッシュやひちょりや齋藤友などに自分の信念に基づくアドバイスで選手を導く。
・「みんな知らないうちに可能性に蓋をしている。その蓋を取ってやる」
・「選手たちが僕の宝物になってくれそうな予感はあります」
【本の概要】
本書は、若手育成に悩む人に向けて、新庄剛志が監督としてどのように選手の力を引き出しているかを、名言を通して解説した一冊。
著者の桑原晃弥さんは、偉人やスポーツ選手の言動分析を研究している。
・楽しんでるやつに運は来る。
・自分の強みを考えに考えて、そこに集中して努力する。
【感想】
・特に印象的だったのは、自己プロデュース力の高さである。
「どう見られたいか」を明確に持ち、その上でユーモアを交えて表現している点は、伊達政宗とも共通していると感じた。
政宗もまた、派手な甲冑を用いて豊臣秀吉や群衆に強烈な印象を与えるなど、自らの存在感を際立たせていた。「魅せ方」を戦略として活用している点に、両者の共通性があると学んだ。
【実践すること】
・伊達政宗の魅力を、新庄剛志との共通点で整理し、現代的に伝えられる形にまとめる
・自己プロデュースの軸となる自分の強みを再定義する