【感想・ネタバレ】花檻の園のレビュー

あらすじ

大正14年新世界。中学生の朔哉は母譲りの美貌でもてはやされているが、
“見世物”のようで不満を抱いていた。ある日、遊園地「ルナパーク」の跡地に行くとなぜか眩い光を発して蘇っている。
その日から奇妙なことが起こって――

横溝正史ミステリ&ホラー大賞三冠作家による、新たな恐怖と悲哀

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Posted by ブクログ

北沢さんの新刊(と言ってもちょい前だけども)おもしろかった~
耽美な世界観とミステリー調のホラーは大好きなので、嫌いなはずではなかった。主人公が大変オムファタル的な存在として描かれているのだが、てらいない描写で大変好みであった
「をんごく」と共通するバディもの、しかも片割れが怪異に飲み込まれて様子がおかしくなっちゃうやつ。こんなのもう大好きに決まっているんだから。一番おいしい部分なんだから。
もうこれにどう立ち向かえばいいんだよ…の絶望からのそういう方向!?への展開がわくわくしててよかった
時代物×耽美×ホラーに隠されたヤングケアラーとか加害が横たわっていた。花をちぎられるシーンは性加害のメタファーっぽい気がするんですけどどうなんだろう
北沢さんの作品、本になっているものは基本すべて目を通しているがいまのところどれも好きなおもしろさなので今後も楽しみ

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2026年04月15日

Posted by ブクログ

 姉を亡くした天性の美貌をもつ少年、不思議な光景を見せる廃遊園地、身体から生えてくる花、突然現れた金色の瞳の人ならざるものという怪奇幻想的な要素とグロテスクで耽美な雰囲気、大正時代の情景描写が合わさった作風が終始魅力的だった。

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

北沢作品3冊目。
あんまり作者を選んで読まないから、途中で作者紹介をみて納得。
妖しい感じは北沢作品ならではの感じ。
後半は一気に読んだ。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

をんごくで一目惚れして以来ずっと追いかけている作家さんなんですが、前回の本と今回の本を読ませて頂いて、多分この作者さん、こういうある意味グロテスクな描写を耽美に書くのが凄く得意(そして凄く好きな)作家さんなんだろうなぁーと思い始めています。をんごくでも思えばその片鱗は合った気がするけど、前の本ではそのあたりが過度に出ていて、今回は多少(本当にほんの少し)マイルドになった印象。いやでも、このグロさをエロティックに書くのいいもんな……。好き。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

この雰囲気、世界観は唯一無二ではないでしょうか

北沢陶さんといえば、大正ゴシックホラーの書き手というイメージが定着しつつあります

いや、もう定着したと言ってもいいでしょ

デビュー作の『をんごく』、2作目の『骨を喰む真珠』、それに続く3作目の『花檻の園』もその雰囲気、世界観を十分に魅せてくれます


北沢さんが目指しているのは美しさとおぞましさが同居した作品とのこと
今後も恐怖と幻想に満ちた、北沢さんならではの大正ゴシックホラーから目が離せません!


ちなみに毎度のことながら内容には一切触れていません

なので、ひとつだけ

表紙を見てください

美少年と花が描かれています
これが本作の内容です


で、私にはこの表紙の美少年がyukimisakeさんに思えてならないのですw

そして、本作では「カイボーッ」と叫んで行われる悪ふざけがあります
yukimisakeさんならきっとこの「カイボウ」は大好物だと思います

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2026年03月24日

Posted by ブクログ

大正時代の大阪新世界を舞台に、姉を喪った過去を持つ美少年が転校生と共に怪異に巻き込まれる話。
ある時を境に主人公の少年の体から花が咲き始め…。

最高でした。感情が花盛りでした…。
見返しページの後にも綺麗な薄紫色の紙に表紙絵が描かれていて、これの素晴らしいのなんの。ぜひハードカバーがある内に読んでほしい。

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

痛みを伴うホラー小説。大正13年新世界、ルナパークの跡地を訪れた学生は異形と出会って… #花檻の園

■あらすじ
大正十三年の大阪新世界。容姿端麗な男子中学生の朔哉は、カフェを経営する母と暮らしていた。彼には美人で最愛の姉、早葉子がいたのだ少し前に死に別れていた。ある日朔哉が新世界の遊園地ルナパークの跡地を訪れると、世にも奇妙な体験をすることになる…

■きっと読みたくなるレビュー
痛い、なんか痛い…

デビュー作「をんごく」以来、新時代のホラー小説界を切り開く北沢陶先生の最新作。いやー、先生の作品は読んでると、いつも体に支障をきたしちゃうくらい影響を及ぼすんすよ。

いつもの通り世界観が華やかで美しい、読んでてうっとりしちゃう。今回は舞台はハイカラな大阪新世界。大正ロマン…からの終焉の風を感じるような、そんな雰囲気が作品全体から漂ってきます。こんなにも可憐なのに、縮みあがっちゃうほどゾワゾワするお話なんです。

本作はイケメン中学生が異形な者に出会い、とある惨劇に見舞われてしまう怪奇譚。亡くした姉との関係性と異形との因果が絡み合う、姉弟愛のドラマでもあります。

まず主人公の朔哉ですよ。男前で多くを語らない謎めいたたたずまい、こりゃモテそうですね。今の時代ならアイドルとしても生きていけそう。でも彼は亡くなってしまった早葉子への未練で支配されてしまっている。なんとも可哀想なんすよ。

そんな折、彼のもとに登場する異形、水坂透楼ですよ。姿かたちの怖さよりも「何が起こるか」ってのが怖すぎなんよ。なんか痛々しいし… つい自分の身体を見ちゃうのよね。さらに逃げられずに追い詰められていく感じがこえーのよ。

こやつはいったい何者なのか? なぜこんなことをするのか? なぜ名前が付けられているのか? 終盤のサスペンス展開には目が釘付け、あっという間に読み切ってしまいましたね。

200頁ほどの短めの小説ですが、気品あふれる高品質なエンタメでありながら強烈な不安感に包まれるホラー。そして気がついたら、涙が頬を伝う物語でもあるのです。

■ぜっさん推しポイント
人間なんて大それたことなんてできないよなーって思わされましたね。そして人ひとりを愛することで精いっぱいなのが普通なんですよ。

誰かを愛することは信じることであり、受け止めることであり、自分を犠牲にすること。執着するのではなく、思いやることが本当の愛情なんすよね。

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

新世界の「ルナパーク」
1912年の開業後、わずか数年(1914年頃)で閉鎖・解体された…

そんなルナパークの池で亡くなった姉

美しく白痴であった姉
姉の世話をする美しい弟
新世界を歩く二人はそこで暮らす人々の見せ物…

亡くなった姉の弟への執着
弟の姉への執着と懺悔
その思いが新世界にいる「神もどき」を呼び起こし
弟を不思議な世界へ引き摺り込む。


といったホラーファンタジー?でした〜( ̄▽ ̄)
表紙が美しいですね♪
美しい身体から美しい花が咲きます♡
その花を男子校の生徒が欲しがります笑
裸にして引きちぎります…
花の争奪戦です……

身体血だらけ…痛い(꒪⌓︎꒪)

淫靡にして倒錯のBL感ですが…
今作の北沢陶さんはちょっと期待はずれかな〜

しか〜し!
大正時代へのこだわりは今後も宜しくお願いしたい!!
だから今後も必ず読む:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。♡︎







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2026年04月09日

Posted by ブクログ

神の呪いによって
身体から花が生えるとか
独特な世界観にもかかわらず
無駄のない言葉で表現し
簡潔に小気味よく展開していくから
いつのまにか
どっぷりとはまり込んでいた。
つい、美しさに
惑わされてしまうけれど
血、痛み、怒り、憎しみ、嫉妬…
十分におぞましかった。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

待望の新刊。舞台が大阪の中でもこれまでの場所とは違うので大阪弁もまた少し違うように感じた。ホラーミステリーとしても楽しくあっという間に読み終わった。

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2026年03月28日

Posted by ブクログ

『見世物』と『人間』という2つが印象に残っている。
美麗な少年は人気があるが、本人は嬉しくもない。
愛でる人間ははたして、人として愛でているのだろうか?
昨今のアイドルやルッキズムについて考えてしまう。

また一方で怪奇が起こるストーリーも並行する。
これは人の願いは呪いである。

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2026年03月27日

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