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大正14年新世界。中学生の朔哉は母譲りの美貌でもてはやされているが、 “見世物”のようで不満を抱いていた。ある日、遊園地「ルナパーク」の跡地に行くとなぜか眩い光を発して蘇っている。 その日から奇妙なことが起こって―― 横溝正史ミステリ&ホラー大賞三冠作家による、新たな恐怖と悲哀
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Posted by ブクログ
北沢さんの新刊(と言ってもちょい前だけども)おもしろかった~ 耽美な世界観とミステリー調のホラーは大好きなので、嫌いなはずではなかった。主人公が大変オムファタル的な存在として描かれているのだが、てらいない描写で大変好みであった 「をんごく」と共通するバディもの、しかも片割れが怪異に飲み込まれて様子が...続きを読むおかしくなっちゃうやつ。こんなのもう大好きに決まっているんだから。一番おいしい部分なんだから。 もうこれにどう立ち向かえばいいんだよ…の絶望からのそういう方向!?への展開がわくわくしててよかった 時代物×耽美×ホラーに隠されたヤングケアラーとか加害が横たわっていた。花をちぎられるシーンは性加害のメタファーっぽい気がするんですけどどうなんだろう 北沢さんの作品、本になっているものは基本すべて目を通しているがいまのところどれも好きなおもしろさなので今後も楽しみ
姉を亡くした天性の美貌をもつ少年、不思議な光景を見せる廃遊園地、身体から生えてくる花、突然現れた金色の瞳の人ならざるものという怪奇幻想的な要素とグロテスクで耽美な雰囲気、大正時代の情景描写が合わさった作風が終始魅力的だった。
北沢作品3冊目。 あんまり作者を選んで読まないから、途中で作者紹介をみて納得。 妖しい感じは北沢作品ならではの感じ。 後半は一気に読んだ。
をんごくで一目惚れして以来ずっと追いかけている作家さんなんですが、前回の本と今回の本を読ませて頂いて、多分この作者さん、こういうある意味グロテスクな描写を耽美に書くのが凄く得意(そして凄く好きな)作家さんなんだろうなぁーと思い始めています。をんごくでも思えばその片鱗は合った気がするけど、前の本ではそ...続きを読むのあたりが過度に出ていて、今回は多少(本当にほんの少し)マイルドになった印象。いやでも、このグロさをエロティックに書くのいいもんな……。好き。
この雰囲気、世界観は唯一無二ではないでしょうか 北沢陶さんといえば、大正ゴシックホラーの書き手というイメージが定着しつつあります いや、もう定着したと言ってもいいでしょ デビュー作の『をんごく』、2作目の『骨を喰む真珠』、それに続く3作目の『花檻の園』もその雰囲気、世界観を十分に魅せてくれます...続きを読む 北沢さんが目指しているのは美しさとおぞましさが同居した作品とのこと 今後も恐怖と幻想に満ちた、北沢さんならではの大正ゴシックホラーから目が離せません! ちなみに毎度のことながら内容には一切触れていません なので、ひとつだけ 表紙を見てください 美少年と花が描かれています これが本作の内容です で、私にはこの表紙の美少年がyukimisakeさんに思えてならないのですw そして、本作では「カイボーッ」と叫んで行われる悪ふざけがあります yukimisakeさんならきっとこの「カイボウ」は大好物だと思います
大正時代の大阪新世界を舞台に、姉を喪った過去を持つ美少年が転校生と共に怪異に巻き込まれる話。 ある時を境に主人公の少年の体から花が咲き始め…。 最高でした。感情が花盛りでした…。 見返しページの後にも綺麗な薄紫色の紙に表紙絵が描かれていて、これの素晴らしいのなんの。ぜひハードカバーがある内に読んで...続きを読むほしい。
痛みを伴うホラー小説。大正13年新世界、ルナパークの跡地を訪れた学生は異形と出会って… #花檻の園 ■あらすじ 大正十三年の大阪新世界。容姿端麗な男子中学生の朔哉は、カフェを経営する母と暮らしていた。彼には美人で最愛の姉、早葉子がいたのだ少し前に死に別れていた。ある日朔哉が新世界の遊園地ルナパーク...続きを読むの跡地を訪れると、世にも奇妙な体験をすることになる… ■きっと読みたくなるレビュー 痛い、なんか痛い… デビュー作「をんごく」以来、新時代のホラー小説界を切り開く北沢陶先生の最新作。いやー、先生の作品は読んでると、いつも体に支障をきたしちゃうくらい影響を及ぼすんすよ。 いつもの通り世界観が華やかで美しい、読んでてうっとりしちゃう。今回は舞台はハイカラな大阪新世界。大正ロマン…からの終焉の風を感じるような、そんな雰囲気が作品全体から漂ってきます。こんなにも可憐なのに、縮みあがっちゃうほどゾワゾワするお話なんです。 本作はイケメン中学生が異形な者に出会い、とある惨劇に見舞われてしまう怪奇譚。亡くした姉との関係性と異形との因果が絡み合う、姉弟愛のドラマでもあります。 まず主人公の朔哉ですよ。男前で多くを語らない謎めいたたたずまい、こりゃモテそうですね。今の時代ならアイドルとしても生きていけそう。でも彼は亡くなってしまった早葉子への未練で支配されてしまっている。なんとも可哀想なんすよ。 そんな折、彼のもとに登場する異形、水坂透楼ですよ。姿かたちの怖さよりも「何が起こるか」ってのが怖すぎなんよ。なんか痛々しいし… つい自分の身体を見ちゃうのよね。さらに逃げられずに追い詰められていく感じがこえーのよ。 こやつはいったい何者なのか? なぜこんなことをするのか? なぜ名前が付けられているのか? 終盤のサスペンス展開には目が釘付け、あっという間に読み切ってしまいましたね。 200頁ほどの短めの小説ですが、気品あふれる高品質なエンタメでありながら強烈な不安感に包まれるホラー。そして気がついたら、涙が頬を伝う物語でもあるのです。 ■ぜっさん推しポイント 人間なんて大それたことなんてできないよなーって思わされましたね。そして人ひとりを愛することで精いっぱいなのが普通なんですよ。 誰かを愛することは信じることであり、受け止めることであり、自分を犠牲にすること。執着するのではなく、思いやることが本当の愛情なんすよね。
「カイボウ!!」 これか!これが噂のカイボウですか!!これは… 悪ふざけされる前に自らカイボウされに行きますね、私ならね!!ほーら、カイボウすれば良いさ!!減るもんじゃなし!!むしろうぇるかむ!!カモン!カイボウ!! おっと危ない、本作が変態御用達の遊び『カイボウ』を描いた作品だと勘違いされる所だ...続きを読むった。 (いやあながち間違っていない…のか?) ですが本作の主人公の朔哉にとってはカイボウも命懸けです…。 北沢さんと言えば大正ロマンホラーを描かせたら右に出るものは居ない、と呼ばれているとかいないとか(自信がないからぼかしとく) かわゆい異形の者エリマキ、イケメン人魚ときて次は花咲かりの美少年ですよ! それはもう花が咲くんだから! そう思うとこれ以上ない表紙です。北沢さんの描く耽美で少しアングラな雰囲気を見事に表しております。 これを最初に目に焼き付けてからの読書でしたので、朔哉君に起こったとんでもない怪異が鮮やかに脳内で再生されます。それはもう美しい事でしょう。 でもね、野郎共が自分の身体から生えてきた花を取り合うなんて、朔哉くんからしたらこの世の地獄ですよ!いや、女性に取り合われても地獄! だって引っこ抜かれたら自分の神経を抜かれているかの如く、激痛だから!!(男に云々よりそれが嫌だ) 女性ならまだソフトに抜いてくれそうだけど、本書に出てくるようなガサツな野郎共なんか無遠慮にぶち抜きそう。 はっ、いけません。また変態プレイの話だと思われてしまいます。(わざとだろ) 本作はホラーというよりは耽美な幻想譚です。 狂った美しい姉、その姉の面倒を甲斐甲斐しく見ていたやはり美しい弟。 母親は当時は夜のお仕事であるカフェを経営。 新世界、そこに佇む今となっては夢か現実か曖昧な存在感であるルナパーク。 刺さる人にはばっしばしと刺さるアングラな大正ロマン。 こういう世界観には確かに美少年やちょっとおかしげな美少女が非常に似合います。 そしてこの世の者とは思えない(まあ実際にあちら側の人なんだけど)水坂の存在は重要です。 北沢さんの描く独特な世界観と色気のある関西弁は相変わらず大好きなのですが、今回は世界観に物語が負けてしまっている気がするので星は3つです。 前作までは世界観と物語がうまく融合していたと言いますか…。 ですが、北沢さんワールドにどっぷり浸かるのは大好きなので是非ともこれからもこの路線を貫いて欲しいです。 爽やか青春ホラーとか書かないで欲しい(放っといて差し上げろ) 新世界のルナパーク、是非とも迷い込んでみたい。 そして万が一、身体が花だらけになったらブク友の皆さんで仲良く分け合って飾って下さいませ。 私の血肉と共にね…ふふふふふ。
水のような涼やかさの反面、ドロドロとした汚泥のような感じの対比を、感じさせる一冊。汚泥のほうが日常な分しんどい。恋とか愛とか美しいはずなのに行きすぎると狂気にもほどがある、勝手に恋して勝手に送りつけて勝手に花を奪う、この醜さが1番ホラー。
北沢陶の関西弁って本当に色っぽくて大好き。『美しさ』とは、改めて考えた。『カイボウ』の時と後、美少年の身体から生えてくる花を欲しがる同級生のシーン怖かった。
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