【感想・ネタバレ】テミスの不確かな法廷 再審の証人のレビュー

あらすじ

「私は息子だから、あなたに人間らしくあってほしいと思うのです。それが、ほんとうに本心なのですか」

任官8年目の裁判官・安堂清春は、抜群の記憶力を持つものの、極度の偏食で、感覚過敏、落ち着きがなく、人の気持ちが分からない。そんな発達障害の特性に悩みながら、日々裁判に向き合っている。7千万円を盗み起訴された女性銀行員が囁いた一言、飼い犬殺害事件に潜むかすかな違和感。彼はわずかな手がかりから、事件の真相を明らかにしていく。そんな中に現れた、冤罪を訴える男。殺人罪で服役していた彼を誰も相手にしないが、安堂はなぜか気にかかり……。その再審裁判で証人として出廷したのは、検察ナンバー3の地位にいる、安堂の父だった。衝撃と感涙のラストが待ち受ける、逆転の法廷ミステリ!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】
アリンコは左の足から歩き出す
ABC、そしてD
法服のサンタクロース

発達障害の特性に悩みながら、折り合いを付けようとしている裁判官、安堂清春が事件を解決する。

「アリンコは…」 銀行の貸金庫内に保管されていた大金を盗んだとして起訴されたベテラン行員の黒江。安堂は彼女の表情が読めないことにこだわり、調査する。
「ABC、…」 隣人の飼い犬を毒殺したとして、器物損壊罪と動物愛護法違反の罪で起訴された男の裁判。被害者が匿名での審理を希望していることに安堂は違和感をもつ。
「法服の…」 殺人の濡れ衣を着せられたとして再審請求を繰り返す紅林が崖から転落。当初自殺と思われたが、彼から相談を受けていた安堂と小野田は不審に思う。

裁判官はこんなに自分で捜査するか? というところに目をつぶれば、面白い。見え隠れするというかほぼ気にされない紅林の娘が登場するところも小気味よい。

ドラマ化されているので、松山ケンイチのイメージで読むが違和感はない。うまく演じているのだろうなと思うのだが、ドラマを見ようとは思わない。よくできたミステリなので、ドラマ化によって余計な改変(主にキャラの性格)がされていたら嫌なので。

0
2026年03月06日

「小説」ランキング