【感想・ネタバレ】川のほとりに立つ者はのレビュー

あらすじ

カフェの店長として忙しく働く清瀬は、恋人の松木とすれ違いが続いている。関係がこじれた原因は彼の「隠し事」にあると思っていた。そんなある日、松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受ける。入院中の松木の家を訪れ、彼が隠していたノートを見つけた清瀬は、すれ違いの「本当の理由」を知ることになり――。‶当たり前〟に埋もれた声を丁寧に紡ぎ、他者と交わる痛みとその先の希望を描いた物語。
解説:瀧井朝世

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Posted by ブクログ

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あたたかいけれど、残酷な現実を改めて見つめ直させられる感じ。とても新しい、答えが出ないタイプの作品だった。物語だからといってなんでもかんでもうまくいくように作られる作品も多いけれど、現実はそうじゃない。自分自身も知らぬ間に偏見を抱きつつ、人に接していたのかもなと考えさせられた。私も、清瀬と同じように心のどこかでは、手を差し伸べられた人は素直に受け入れるべきだと決めつけてしまっていたと思う。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

男女のすれ違いの奥にある真実を丁寧に描く物語。

清瀬は松木のことを知ろうとしすぎてしまったが、松木は家族と不仲、いっちゃんは字の練習をしてることを誰にも知られたくなかったし、清瀬も相手に対してそういう背景があるかもしれないと、配慮する必要があった。

清瀬の考え方について、犯罪者のニュースを見てこんなことする人がいるなんて有り得ないだとか、こんな字の汚い人考えられないと言ってしまうのは、「自分はそうではないとして、切り離そうと考えている」という言葉にハッとした。

手を差し伸べて助けようとしても、真っ直ぐに喜んでくれる人だけがいるわけじゃない。天音の「助けられたら感謝しなきゃいけないんですか?」や、「優位に立とうとしている。」には考えさせられるものがあった。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私は小さい頃から、思いやりを大切にしなさいとよく言われて育ってきました。

なのに清瀬になったつもりでこの本の中で人生を生きていたら、ここは腹立つなぁとか障害を知った途端に、見る目が変わる部分があることを私も知ってしまいました。

寄り添うことは得意なはずだけど、実際しっかりただただその人と向き合ってちゃんと話して理解出来ているのだろうか?と思いました。

ただの薄っぺらい思いやりじゃなくて、その人自身をしっかり見ていこうと思いました。

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中まで天音さん好きになれないなと思って読んでいたけれど、環境が違えば、出会うタイミングが違えば変わっていたという言葉に気付かされた。
それに気づいて手を差し伸べようと理解したいと思った清瀬は偉いし見習いたいなと思った。

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2026年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「わたしは『ほんとうはいい人』とか、「ほんとうは嫌な奴』みたいな言いかた、嫌いや」「ほんとうの自分とか、そんな確固たるもん、誰も持ってないもん。いい部分と悪い部分がその時のコンディションによって濃くなったり薄くなったりするだけで」。

その通りで喰らった。

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2026年04月12日

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